Quantcast
Channel: Machinakaの映画夢日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 209

映画「オリエント急行殺人事件」ネタバレあり感想解説 豪華キャストによるブルジョワ感満載の映画

$
0
0

 

 

 

QPlDpkCPY4EOR3o_lPzgQ_86.png

 

 

 

 

 

はい!!! 皆さんこんにちは!!!!

 

Machinakaでございます!!!!!!

 

 

今回扱うのはミステリーということで、あまりこのブログでミステリー映画を扱うこともないので、どう書いていいか分からないところでありますが、、、

 

最近の映画館は大作がほとんど公開されず、スイーツ系の映画や「三丁目の朝日」的なクソCG映画ばかり流れる始末、、、、

デザインがダサい&ちゃっちい映画は見たくないって思ってたら、、、

 

出ましたよ、ハリウッドスターを惜しみげもなく使った、カッコ良い映画が来ましたよ!!

 

ていうか、まともな映画好きだったらこの映画しか選択肢ないと思うんだよなぁ、、どうした、洋画界! スターウォーズにびびってんじゃねぇぞ!!!

 

洋画の勢いが最近なくなってる気がする中、立派なルックをした映画が出るだけでもありがたい!

 

 

それでは、、、、「オリエント急行殺人事件」批評いってみよー!!!!

 

 

 

 

 

 

 

[あらすじ]

 

 

・1974年にも映画化されたアガサ・クリスティの名作ミステリーをケネス・ブラナーの製作・監督・主演、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファーら豪華キャストの共演で新たに映画化。

・トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、富豪ラチェットが刺殺された。教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人という目的地以外は共通点のない乗客たちと車掌をあわせた13人が、殺人事件の容疑者となってしまう。

・そして、この列車に乗り合わせていた世界一の探偵エルキュール・ポアロは、列車内という動く密室で起こった事件の解決に挑む。

・主人公の名探偵ポアロ役をブラナー、事件の被害者ラチェット役をデップ、未亡人役をファイファーが演じるほか、教授役にウィレム・デフォー、家庭教師役にデイジー・リドリー、公爵夫人役にジュディ・デンチ、宣教師役にペネロペ・クルスが配されている。

http://eiga.com/movie/84134/

 

 

 

 

 

 

アガサクリスティーの原作を踏まえ、1974年に映画化しているのにも関わらず、再度映画化をしている、、、

 

これは金の匂いがするぞぉぉ∩(´∀`)∩  

 

と思わざるを得ません。

 

原作も74年版も知ってる人は、この映画に何を期待すれば良いのだろう? と少々心配でもありますが、、、、

 

一方の私は、お恥ずかしい話ながら「オリエント急行」は読んだことがないのです。なので、結末も何も知らない!!! 何なら、探偵ポアロも知らない状態で鑑賞をしたのでっさ!v(。・ω・。)ィェィ♪

 

という事で、2017年に生きながらもオリエント急行の事を何も知らない状態で鑑賞を出来るという奇跡的状況、自分の無知っぷりに感謝ですww

 

 

 

はい、ではではキャスト・スタッフを紹介しますと、、、

 

監督はケネス・ブラナー!

「ハリーポッター」、「ダンケルク」の出演はもちろん、「シンデレラ」、「マイティ・ソー」の監督を務めるという、ハリウッド界でも稀代のヒットメーカーであり、、、

 

明白な勝ち組ですね!!! 月の源泉徴収いくらなのか教えてくれよって話ですよγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ

 

 

そして、監督も豪華ならキャストも超豪華、、、

 

 

キャストのギャラだけで日本映画が何本撮れるんだよ!

主演のポアロには監督のケネス・ブラナー、ラチェットにジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、そしてデイジー・リドリー、そしてデフォー!!!

 

何人主役級がいるんだ、と思ってしまうほどの超豪華キャスト。これは作品がどうであろうと、キャストだけで見に行ってしまう人は多いのではないでしょうか。

 

アクセス数が欲しいブロガーの私も、この映画は非常に魅力的でですね、正直ごちそうさまですとしか言えない。。

 

そんな豪華キャストが容疑者に仕立てられ、どう考えても熾烈な演技合戦が行われそうな予感がします。裏を返すと、それ以外に魅力はあるのか!?

 

原作が出来たのは1930年代。。。結末が80年前に分かっているような物語で、どうやって感動させてくれるのか? 何をプラスしてくれるのか、、、?

 

 

 

 

それでは映画の感想でっす!!!

 

 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

 

 

ミステリーの大古典が超豪華キャストで登場!!!

 

名優たちが大スクリーンにクローズドショットでドン!ドン!ドン!

まるで日本映画的なカメラ構図に驚き!!

 

繰り広げられる言質取り合戦とトリックの考察、そして名探偵ポアロの葛藤と苦悩が垣間見える、、、と思いきや、

 

ポアロが悩み、苦しむ姿ばかり移り心理描写がそのままセリフに投影されていてゲンナリ。。。 あんなにポアロの描写が必要だったのか!?

 

監督・主演のケネスのための貸切列車感が激しい、少しウザいミステリー映画だっ!!

 

 

 

 

[金の掛け方はオリエント級]

 

 

予想通りですけども、この映画を見てまず感じることは「非常に金が掛かっているということ。 

 

豪華キャストもそうですが、実際の電車を使い、雪山で大人数のロケ、もはや自然ではない超自然的な美麗背景、、、

 

 

 

 

 

映画のルックだけを見ても、製作陣のブルジョワ感が伝わってくる、平民の俺たちには決して出来ない体験や映像が観れると言った意味では、お得感はあると思います。

 

そして、この映画を見ることにより、ブルジョワ達にお金を支払いさらにブルジョワになるという金環構造に怒りを禁じえませんん

プギャーγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ!!!

 

現実にも超高級列車であるオリエント急行のような、超高級な映画製作を行っているのは間違いなしですっ(^O^)

 

ちょっとホームページを調べたんですが、パリからイスタンブールまで、一人当たり100万円ですってγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ

どこにお金使ってるんだよ(ノ゚ο゚)ノ

 

そりゃあねぇ、いくら休暇中のポアロ博士でも、知り合いから「タダで乗せてやるよ」みたいな事言われたら二つ返事で「乗る」って言うよ! 大感謝ですよ(/ω\)

 

 

さて、そんなブルジョワ感漂う映画なんですけど、内容はセリフ多めで動きが少なく、予想していた豪華キャストの静的な演技合戦を楽しむ映画なのです。

 

そりゃあね、あらすじを知っていたらどんな映画になるか想像はつきますよ。舞台がオリエント急行で、車内でしか映画が展開されず、動きがほとんどないことは折り込み済みだったのですが、あまりにもセリフが多く、動きが少なく、鈍重な印象を受けてしまいました。

 

しかも、後半からオリエント急行は雪崩でストップしてしまうので、止まった車内で全く動きがなくなるんですよね。

 

原作通りだから仕方ないけども、映画の最初に人が殺されて以降は何も殺人は起きないし、、、

 

犯人を追求するまで、会話と会話でひたすら物語が繋がっていく、まるで舞台劇のような映画にも感じました。

 

うん、やはりどう考えても舞台ですよw 舞台化するにはうってつけな映画でしょうね。

 

ラストは最後の晩餐よろしく、長机に一列になって並ぶ容疑者たちの映像は大好きなんですけどね。。ただ、ラストにたどり着くまでが非常に長かったです。

 

演技合戦もですね、主演のポアロと各容疑者の会話劇がひたすら流れるんですけど、同じ列車内で一つの事件についてああした、こうしたって話がひたすら流れているのも、ちょっと飽きる印象、、、

 

そしてジョニー・デップがまさかの即死ww

 

「ファンタスティックビースト」といい、チョイ役が多いなぁ、ジョニー・デップ(*´ω`*) 

 

密室ミステリーだから仕方ないけどさ、原作あるから仕方ないないけど、もっと車両と車両の間を移動するとかさ、アクションを入れるとかさ、もっと動きがある映画だったらよかったなぁ、、、 まぁこれは好みですけども

 

似ても似つかぬ内容だけど、同じく一本の電車を舞台にした映画だと「新感染」って韓国映画が、非常に上手い電車の使い方をしてるんですよ(/ω\)

 

現代になっていくらでも好きなように映画が撮れるのだから、もう少し頑張って欲しかったなぁ、、

 

ただ、異様に綺麗な背景映像や名優たちの演技には感服し、ラストのショットでは不覚にも涙が、、、

 

やっぱりオチが秀逸なんですよねぇ、今見ても。私は犯人探しばかり見ていたので、まさかあんなオチになるとは思ってもみませんでした。

 

今じゃあのオチは色んな映画・テレビで使われているけども、元はアガサ・クリスティーだったのかなぁと思うと、少し感動するのでした。。

 

 

それにしても、ブラナーばかり喋って、ブラナーの心理描写ばかり喋って、映画の随所にブラナーばかりで、正直ケネス・ブラナーファンにとっては最高なんでしょうけど、さすがに出過ぎじゃね? と戸惑うこともあり、、、

 

 

まとめるとですね、金を使った見た目はゴージャスな映画だけど、ブラナーや名優のドヤ顔を堪能するためのブルジョワが作った娯楽映画としか言いようがない、、

 

それにしても、デイジー・リドリーの存在感の薄さに驚いたなぁ、、

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

読者登録で私の映画レビューをすぐにお届け!

「気になる映画が公開されたけど、面白いか不安。。。」

そんな時は私のブログへGO!  

新規に公開された映画を後悔せず見よう!なんちゃって。。

 

 

 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 209

Trending Articles