おはようございます。
Machinakaです。
朝からキツい話題で申し訳ないですが、是非見て頂ければと思います。
目黒で5歳の女児が父親に殴られ死亡した、目黒虐待の事件です。最近ニュースでも多く取り上げられてます。
東京都目黒区で3月に船戸結愛(ゆあ)ちゃん(5)が父親から殴られた後に死亡した事件で、一家が香川県から都内に転居して来た1月以降、結愛ちゃんが外出した形跡は1回しかないことが6日、警視庁捜査1課への取材で明らかになった。同課は父親で無職の雄大(33)、母親の優里(25)の両容疑者(保護責任者遺棄致死容疑で逮捕)が虐待の発覚を恐れて外出させなかったとみている。
毎日新聞
くしくも、映画「万引き家族」の本公開と同じタイミングでこのニュースが流れたことに、何か運命めいたものを感じます。
そう、今回のテーマは、映画「万引き家族」とこの目黒虐待事件が非常に似ているため、是非とも映画を見てほしいという話です。
映画にはリリー・フランキーが連れてきた5歳児の女の子がいるんですが、その子は身体中に傷がある。リリーから渡されたコロッケを無言でひたすら食べ続ける。
つまり虐待を受けているんですね。
勝手に連れてきたリリーフランキーも悪いんですけど、私には虐待された女の子を救ったようにしか思えない。だって、あのまま家にいたら虐待されて、目黒事件のように死んでしまうかもしれない。
是枝監督は一貫して幼児虐待について取り上げていますけども、今回は非常にタイムリーな映画となりました。
親と同居してる子供を勝手に自分の家族として連れてくるのは確かにいけないこと。でも、明らかに虐待されていて、子供の身が危ぶまれてたら?
それが自分の隣の家で行われてたら?
何が悪くて何が正しいのか?
人のモラルを試す映画であり、いま見に行く映画だと思います。
最後に、ラストシーンを思い返すと目黒虐待に繋がってしまうシーンのように思えて。とても映画とは思えないほどリアルな描写になってると感じます。
子を持つ方も、そうでない方も、是非ご鑑賞ください。
映画の詳細な感想・解説も書きましたので、鑑賞の際に是非。