こんばんは!
Machinakaです!!
最初に自己紹介しておくと、普段は新作映画中心に感想・解説ブログを書いているアメーバ公式トップブロガーでございます。
今回批評するのは映画じゃなく、ドラマです。
題して
「#声だけ天使」
ついにAbemaTVで初めて制作したドラマが誕生っ!!!
最初はすっごく驚きました。
私もAmebaでブログ書いてるから分かるけども、女性向けのコンテンツが多いサイトだから、きっとドラマも女性向け、特に「子育てママの育児日記(はぁと)」的なドラマが作られるのかなぁと思ったんですけど、、、
なんと声優がテーマのドラマ!!!!
単発じゃなくて10話!!!!
しかも、、、CM抜きで1話!!!!
オイオイオイ!! 大丈夫か!?
しかもWikiによると、、、制作に3億円掛けたんだって!?!?
アメーバさん、一体どんなつもりでこのドラマ作ったんだ!?
3億円あればさ、俺たちアメーバ公式トップブロガーにさ、お年玉でもさ、、、
でも、もうドラマ作ったからさ、、、、
3億円はさ、、、、3億円はさ、、、、
はい、クヨクヨしないで執筆を続けますね∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
とまぁ、アメーバ制作で最初のうちは非常に戸惑っていた今作なんですが、、ようやく1話を見まして、、、
このドラマの感想について、下調べしたんですけど、
「豪華声優陣!」だとか、「3億円!!」とか、やたらとゴージャスな感想ばかりで、、、
もっと中身に突っ込んだ話がしたい、と思い、私なりの評論を書いていきたいと思います!
まずは率直な感想から行きまっす!
[率直な感想]
メインキャラにイケメン俳優がいるわけでもない(俳優さんすいません)、既存のアメーバユーザー(女性)に共感できるとも限らない、それなのに、、、、
なんなんだ問答無用の面白さ!!
これテレビ!? いや、テレビドラマを超えた面白さがやってきた!!
声優というニッチなテーマかと思いきや、ネット時代を生きる現代の全人類が共感する普遍的なメッセージ=「自分の声を届けたい、人と繋がっていたい」がビンビン伝わって来る超良作ドラマでございましたっ!!!
いきなりべた褒めですいません。
このブログ見てる人は、もしかして私がアメーバブログだから、このドラマを褒めてるんじゃないかって思ってるかもしれませんね。
でも、私Machinaka、今まで映画・ドラマの感想に嘘を付いたことはない!!
どれだけ本気で語ってるかは、私の過去の記事を見てくださいよ、、、かなり、攻めてますww 攻めちゃいけないところも、攻めてますww
ということで、信じてくれ! 本当に面白かったんだよ!!
[オープニングだけで100億点]
まずはオープニングシークエンスから
プロの声優さんがレコーディングしてる様子が映って、いきなり野沢雅子さんがどんっ!!!
もうね、声優好きだろうがそうじゃなかろうが、野沢雅子さんが出たらテンション上がるだろうが!!
次に、野沢さんの声で今作の舞台池袋の街と、声優が置かれている過酷な現状、物語のプロットをアニメーション付きでテンポよく紹介してくれる!!
アツい、アツいですよ!この映像!!
他の作品を紹介して申し訳ないのですが、このシーンを見て強烈に思い返したのは、映画「バクマン」における週刊少年ジャンプ紹介シーン!!
昔に比べて声優とかアニメへの世間の抵抗はなくなったけども、まだまだ一般的ではない。
実は私も、映画にハマる前はアニメ見ていて、リアルタイムで「涼宮ハルヒの憂鬱 エンドレスエイト」を見ていて、友達と「今週も同じだったおwww 今週も同じだったおwwww」
ってブヒブヒ言ってたんですよ。でも、そんな話は一般的ではなくて、、、声優が好き!アニメが好き!とか言いづらかったんですよ。
それは漫画も同じで、、、漫画読みすぎるとバカになるとか、親から言われてきた世代なんですよ、私、、、
漫画って大人からするとバカにされる対象じゃないですか、、
そんな億劫になっていた私が、この「バクマン」の少年ジャンプ紹介シーンを見て、「ずっとバカにされてきた漫画がここまで肯定されている!俺が大好きだった漫画がここまで褒め称えられている!」と自分が全肯定されたような気になって、、、
今作も同じで、今まで大人からバカにされてきたアニメが、ここまで全肯定されてるんですよ!!
あのシーンを見て、泣いた人もいらっしゃったのでは?
アニメ、そして声優がここまで全肯定されているドラマってないぜ!!
実はテレビでは、今まで多くの「オタク系」ドラマがたくさん公開されてきたんですよね。
まず真っ先に思いつくのはドラマでは伊藤淳史さん、映画では山田隆之さん主演の「電車男」だったり、秋葉原を舞台にした風間俊介さん、生田斗真さん主演の「アキハバラ@DEEP」だったり、、、
でもね皆さん!よくよく考えてくださいよ!
電車男もアキハバラ@DEEPも、面白いドラマではあったけど、、、
イケメンが主演じゃん!! 結局俺たち感情移入できないじゃん!!
そう思ってたんですけど、今作の主人公たち、特に男性陣、、、、
イケメンが一人もいねぇ!!! まるで俺たちの投影www
以上に長い前髪、無駄に柄の付いたTシャツ、、、お前ら、ルックスが大事な声優界なのに勉強してなかったのか!?
とまぁ、攻めてますよAbemaTVさん、、、普通ね、一人くらいはイケメン入れとくもんだよ、だってファンが付いていかないじゃないか!?!?
ただですね、俺たちブサメンからしたら共感できたぜ!!
やっと日本のドラマでも、非イケメンが主人公のドラマが出来たんだ!
最後に、、俳優さんすいません、、、
[ギッシリ詰まった本棚に感動]
最近のドラマって、本棚がスッカスカのこともよくある。もっと酷いところだと、本棚すら映さないことが非常に多い。
だから、イケメン俳優のズームばかり撮って背景の画を写そうとしないんですよ。。
でも今作はやたらとロングショット(引きの画)が多くて、美術を撮ろうとしている。
一つの画に対して圧倒的に多い情報量、、、こりゃあ3億円も使うわ、、、、
特にですねぇ、、壁に架けられているモーニング娘。のポスターだったり、1段でも十分だと思えるマスターグレードのガンプラが3段、4段と重なっていたり、、
とにかくやり過ぎな美術にビビるばかりで、、、
バブル期のテレビドラマかよ! と本気で思ってしまいました。
[小鳥のさえずりが世界に届く時代だからこそ]
今作のタイトルについている「#」
最初はツイッターとの連動企画なのかな? と思ってましたが、よくよく考えるとドラマと密接に結びついている特別な記号だなと感じました。
主人公たちは現代に生きて、現代の声優業界に悲観し、自分たちだけで声優として生きようとする。昔じゃできなかったけど、今はネットがあればやっていける話です。
少し頑張れば、指先ひとつで声が届く時代なんですよ。
だから主人公たちは声優を諦めきれない。なんとかして自分たちの声を届けようとする。それが、彼ら彼女らにとっての存在証明なんですよ。
前振りが長くなりましたが、タイトルに付いている「#」って、ツイッターのイメージが真っ先に浮かぶけども、ツイッターのように誰でも世界に声を届けられる時代を象徴してるんじゃないでしょうか?
そして何より、実力のないダメダメな声優見習いが頑張って声を届ける、まだ小鳥のさえずり(=ツイッター)かもしれないけど、世界には届くんだ!という意思表明のダブルメタファーがあるんじゃないでしょうか?
考えすぎですかね笑
[ブロガーとして共感しかできない]
主人公たちを見ていて、こう思いました。
顔は一切出さない、ユーザーと個人的に連絡を取らない、ネットだけで発信する、、、
これ、ブロガーの俺のことかよ!!!
私も主人公と同じくですね、顔出し無しでネットにブログ=コンテンツを挙げている、ある意味仲間みたいなもんなんですよ。
もっと言えば、声すら出していない俺は主人公たちより下かもしれないんだけど笑
本当に、今の時代はネットがあればどんな情報でも発信できる。それを受け取ってくれる人、反応してくれる人がいるんです。
自分が発信した情報に対して、誰かが反応してくれた瞬間は、本当に嬉しい気持ちになるんですよね。
だから、主人公たちが「イケてるボイスサービス(仮)」を運営していて、リクエストが来た時の反応って、ブロガーで言うところのコメントが返ってきた嬉しさと近いものがあるんですよ。
私も初めてコメントが来た時は、建造みたいにハシャいで喜んで、、、懐かしい気持ちになりました。。。
俺も#声だけ天使、にならい#ブログだけ天使になりたい!!
[AbemaTVよ、日本ドラマ界の攘夷志士となれ!]
最後に、まとめます。
AbemaTVでどんなドラマが出来るんだろうと思ったら、予想を遥かに超えるクオリティで驚きました。
何度も言うけど、これアメーバのブロガーとして言ってるわけじゃないよw
本当に面白かったんです。
ところで、話は変わりますけども、現在の日本映画・日本ドラマ回に「黒船」が襲来してるって、知ってますか?
皆さんご存知、アマゾンやネットフリックスの外資系企業のことです。
地上波のテレビが元気ないこの時代。クリエイター達は放送コードがあまり規制されない「黒船」に乗り込み、作品を作っていく。という状況があるんですよ。
ユーザーからしたら、人気クリエイターがテレビの放送コードに関係ない作品を作ってくれるのは、本当に嬉しいし見ちゃう。
でも、元締めは海外の企業なんです。
このままでは、黒船襲来ペリー来航。日本の映画・ドラマコンテンツは日本のものじゃなくなってしまう。。と心配してたのです。
どうせなら、日本発で日本のクリエイターが作った作品で楽しめたらもっと良いじゃないですか! そりゃ海外の企業と組むのも良いけどさ、日本のコンテンツを絶滅させちゃいけないよ!!
以上の文脈を踏まえると、今作を代表するように国産ネットドラマとしては堂々たる出来栄えの「#声だけ天使」にはですね、、、
「黒船」から日本のコンテンツを守る攘夷志士となってくれ!!!
#声だけ天使は日本ドラマ界の夜明けぜよ!!
読者登録で私の映画レビューをすぐにお届け!
「気になる映画が公開されたけど、面白いか不安。。。」
そんな時は私のブログへGO!
新規に公開された映画を後悔せず見よう!なんちゃって。。