ということで、「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」批評、いってみよーーーーーー!!!!
[あらすじ]
・「レオン」「LUCY ルーシー」のリュック・ベッソン監督が、「スター・ウォーズ」にも影響を与えたとされる名作SFコミック「バレリアンとローレリーヌ」を実写映画化。28世紀の宇宙を舞台に、銀河の平和を守るエージェントの男女が巨大な陰謀に立ち向かう姿を、壮大なスケールかつイマジネーション豊かに描き出す。・西暦2740年。銀河をパトロールする連邦捜査官のバレリアンとローレリーヌは、あらゆる種族が共存する「千の惑星の都市」として銀河にその名を知られるアルファ宇宙ステーションを訪れる。・しかしその深部には宇宙を揺るがす邪悪な陰謀や、歴史から抹殺されようとしていたある秘密が隠されていた。エージェントとしての腕は確かだが私生活ではいい加減なプレイボーイの主人公ヴァレリアン役を「アメイジング・スパイダーマン2」のデイン・デハーン、才色兼備の相棒ローレリーヌ役を「スーサイド・スクワッド」など女優としても活躍する人気モデルのカーラ・デルビーニュがそれぞれ演じる。共演にもクライブ・オーウェン、イーサン・ホーク、ルトガー・ハウアー、歌手のリアーナら豪華メンバーが顔をそろえる。
冒頭にこのセリフを言いたくないんですが、
不安しかありません。
もうポスターがヤバイ空気出してんすよ。わかります?
(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
「これは劇薬!」
こんなに短いキャッチフレーズありますかい? 左右の空白が大きすぎて寂しいじゃないか。。。
何が劇薬じゃいw 毒にも薬にもならない予感がビンビンでございます。
しかもね、「宇宙で、ブッ飛べ」というキャッチコピーもね、しょぼいんすよ
合わせると、「宇宙で劇薬キメてトリップしちゃってください!」的な話なんすかねw
何も話が伝わらないよw 一種のドラッグ・ムービーを目指してるのかな?
ポスターから映画を説明するボキャブラリーがあまりに貧弱すぎて、心配になってしまうのでした。。。。
ただ、今作に期待してないのはリュック・ベッソンの過去作に起因してるのが一番大きかったりします。
2014年「ルーシー LUCY」でSFを作ったことがあるんですけども、これがぐうの音も出ないほどの駄作で
スカヨハのおっぱいだけが取り柄なんですが、テーマが人間とは何か?神とは何か?的な深イイ話になってるので、哲学的グラドルイメージDVDみたいな感じなんですよ。もう目も当てられませんよ。 グラドルと哲学、スイカと天ぷらぐらい相性の悪い組み合わせだったんすよ。
とりあえずベッソンは話が雑なんですよ。ネイビーシールズといい、トランスポーターといい、96時間といい、、
あ、この話雑だなぁーって思ってると大体ベッソンが脚本・監督なんだよなぁ、、、
話なんてどうでもイイから、ドンパチして娯楽大作を作ってくれればそれでいいのか?
監督の作家性はなんなのか?
とにかく、映画ファンにはあまり好かれないけど大衆受けしやすい作品をマシンガンのように作るのが得意な人だなぁと思ってますw
ベッソンの映画で泣いてみたいもんだなぁ、、、笑
さて、ほとんど作品の紹介をしてませんけども、てか監督への悪口ばかり出てくるというね、非常に感じが悪い映画ブログで申し訳ないんですけどもww
それでは映画の感想でっす!!!
[映画の感想]
クソ、クソ、クソ!!
映画のどこを切り取ってもクソ!
ブレードランナーはSF映画の金字塔を打ち立てた。
しかし、この映画はクソSFの金字塔を打ち立ててしまった。
どうあがいても、クソSF
ポプテピピックから笑いを抜いたSFクソパロ映画であるっ!!!!
体感時間、4時間。時計を見た回数、5回。 到底許せないウンコ映画がやってきたっ!!
リュックよ、お前は映画界の「お荷物」だっ!!!
[映画はヴァレリアン、デザインはオヴァタリアン]
この映画、色々言いたいことはあります。
でもまずは、デザインの話をさせてください。
映画に出てくる武器、服などのガジェットのどれもがダサい。
映画に出てくる宇宙人全てがダサい。
デザインって人の好みでしょ? 好き嫌いがあってもいいじゃない?
そんな反論関係なしに、ハッキリ言いますけども、、、
造形、色ともに俺の好みじゃなかったんだよ!!! ダサいんだよ!!!
まずは映画を彩るはずの「色」
今作は特にテーマカラーやパーソナルカラーがなく、非常にカラフルな色使いなんですけども、あまりに色が多すぎる! そして、色の組み合わせがどれも相性が悪い。
全ての色を平等に目立たせようとしたのか、カラフルな色使いで「多様性」を表現んしようとしたのか分かりませんが、あまりにもパステル調の色が多すぎて中途半端なんすよ。
テレビみたいにね、原色を使えって言ってるわけじゃないんです。CMやMVみたいにセンセーショナルな色使いをしたりパッションカラーを入れろってわけでもない。
ただ多くの色を使ってるだけ。ただそれだけの印象しか残らない。
色が飛び散ってるというか、絵の具をぶちまけて水で薄めたような色というか、、、
今まで言ったことをまとめると、こんな感じの色なんですよ!!
http://deliver.commons.nicovideo.jp/thumbnail/nc111144?size=l
次に、どこかで見たことあるような宇宙船のデザイン。
ぶっちゃけスターウォーズのクソパロ祭りですわ。だからポプテピピックのキャッチコピー「どうあがいても、クソ」をタイトルに付けたんですけどね笑
まず主人公2人が乗る宇宙船。
どう考えてもミレニアムファルコンだから!!!!
堂々すぎるくらいパクってるおおおお!!!!!!!
百歩譲って、インスパイアならいいんですよ。ね。
外見が似るのは仕方ないんです。
でもね、宇宙船が高速移動する時のシークエンスさえもスターウォーズと同じなんですわwwww
スターウォーズでミレニアムファルコンが高速移動する時って、操縦席を後ろから撮ってる構図で、窓に光がパワーーーって吸い込まれていくシークエンスじゃないですか!?
あんな感じで移動してくんですよwww
それに、ミレニアムファルコンの機体の薄さを活かした狭い建物間でのアクションの振る舞いも同じでね。
加えて、まるでデススターのような巨大な宇宙船、アルファ宇宙ステーションのデザインが酷い。酷すぎる。
なんだろう、黒いゴミ袋を寄せ集めて電飾を付けた感じのルックなんですよw
今作はスターウォーズにも影響を与えたと言われているコミックが元になってるので、スターウォーズと似るのは仕方ありません。ていうか、スターウォーズがヴァレリアンに寄せたのかもしれませんね。
でも言わせてくれ!!! いくらスターウォーズと似てようがカッコイイ方が正義なんだよ!!!!! スターウォーズの原点となったのならば、原点となったにふさわしいカッコ良いデザインで決めて欲しかったよ。。。
他にもですね、今回の「マクガフィン」となる小さい子供ドラゴンがあんまり可愛くないんだよ。
サイズ感は可愛いよ、色もいいよ、鳴き声もいいよ、でも子供のくせにババァ顔なんだよ!!!!!!!
なぜ顔をもっと可愛くしないんだよ、そこで俺たちの心を掴んでくれよ!!!!
[主人公にノれない]
今作は宇宙における連邦捜査官が主人公なんですけど、主人公に全く乗れない。
キャラに全く魅力がないんですよ!!!!!!
今作の主人公は連邦捜査官の男と女で、男の方がどうやら女を好き。
男は好きすぎるあまり、「俺と結婚してくれよ」みたいなセリフを吐くんですけど、観客シーンでドンズベリ。
その後も主人公2人のつまらないトークが続くんですけど、全く笑えないし面白くない。
2人の活躍に全く興味がわかない。
主人公に魅力がないと、どうしようもないですよね。
ていうか、、ほとんど演技指導なかったんじゃない?
あまりにもぶっきらぼうで、言わされてる感満載のダサダサちんぽこ演技でした。。。
[ラスト30分の衝撃展開]
もう10,000歩くらい譲って、デザインも許せるし主人公の魅力のなさも許せるとしましょう。
ここまでは俺の好き嫌いだっていうことにしましょう。
でも、ラスト30分は絶対に誰でもクソだって思える驚きのラストが待ってるんですよ!!!
ラストって言っても30分間クソだったんですけどね笑
このラスト30分、どんな大爆発やアクションがあると思いきや、驚きの展開があると思いきや、、、
なんと30分ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと会話だけ、ずーーーーーーーーーと俳優のどアップばかり撮ってるだけ。
こんなもん見せられてどう盛り上がれと!?!?!?!!?!?!?
しかも会話劇がとてつもなくつまらない、だって演技が本当に下手くそなんだもの。CGの弊害だよ。
会話劇中心のラストなのに演技が下手ってどんだけ絶望的なんだよ!!! どこに楽しみを求めればいいんだよ!!!!!!!!!
どうあがいても、クソSF
[おまけ]
海外のヴァレリアンのポスター、どう考えてもフォースの覚醒をパクったとしか思えない(赤と青の左右を入れ替えただけ)
ポスターもクソパロかよ、、、、
(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION
http://blog-imgs-88.fc2.com/m/i/c/micchii/2015121818125815b.jpg
とにかく見てください! オススメです!!!