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Channel: Machinakaの映画夢日記
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99.9刑事専門弁護士シーズン2第1話ネタバレ感想 目指せ視聴率99.9!面白い事実は揺るがない

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く 

 

 

4811_2_1.jpg

 

 

全国の99.9ファンの皆様、、

 

 

なっ!!!

 

 

 

ドラマを見た人なら、分かるよね笑

 

いや、わかるよなっ!!!

 

改めましてどうもこんばんは!

 

Machinakaです!

 

 

なっ!!!

 

 

 

 

いい加減しつこくてすいませんねw

 

真面目にお話ししますーー笑

 

 

さて、今回もですねぇ、ドラマ99.9の感想・レビューを書いていきたいと思います。

 

シーズン1で私のブログを見てくださっていたファンの皆様、、

 

ただいまです!!!

 

シーズン1の記事はこちら

 

 

そして、今記事で初めて本ブログを知った方、、、

 

いらっしゃいませ!!

 

ということで、シーズン1では見事に優秀な美を飾った「99.9」ですけど、実はシーズン2の記事を書こうかどうか悩んでたんですよね。もうシーズン1の記事だけで、僕が伝えたいことは十分伝わったかなぁ、、と。

 

でもね、今日Googleさんで「99.9」と調べるとですね、トップニュースに非常に嫌な記事が出てきたんですよ。主演の松本潤さんの恋愛に関する根も葉もない噂とドラマを絡めた酷いゴシップ記事が、、このブログではどのメディアかは絶対に言わないですけど、、、

 

これを見た99.9ファンがどれだけ悲しむことか。松本潤さんのゴシップは、ドラマと一切関係ないじゃないですか。それなのに、ドラマの現場がおかしいとか、まだ視聴率取ってないのに視聴率が崩壊する!? みたいな酷い記事を書いていて、、、私、悔しくなったんです。

 

こんな事実無根な記事を、「99.9」と検索した時のトップニュースになんて上げて欲しくない。もっと客観的で事実に即したニュース記事が上がると良いなぁ、と思いました。

と言ってもGoogleさんに抗議してもお門違い。ゴシップ記事を掲載したメディアに言っても話を受け入れてもらえないでしょう。

 

どうすれば良いのか、と考えた結果、思いつきました。。

 

私のブログがトップニュースになって、ゴシップ記事を追い出してしまえばいいじゃん!!

 

それがブロガーの私が99.9に出来る最大限の好意の行為だと、思って筆を改めている次第であります。ただですね、私はお金持ちではありませんので、お金を払って検索上位にはなれません。。。

 

なので皆様、是非とも協力してください!! 私のブログが上位になって、トップニュースから最低なゴシップ記事を追い出しましょう!!!!

是非とも他の方にも広めていただきますよう、お願いいたします!

 

事実無根な記事がはびこるのは、深山先生も大嫌いですヽ( )`ε´( )ノ

 

今後とも本ブログをよろしくお願いいたします。

 

 

 

ということで、長くなりましたけども、、、

 

 

「99.9刑事専門弁護士シーズン2第1話」批評、、、、シーズン2もいってみよ〜〜〜〜!!!!!!

 

 

 

 

[前作のレガシーを引き継ぎ、新たな99.9へ、、、]

 

まずですね、非常に不安だった「シーズン2のジンクス」。

 

シーズン2になり、前作が高視聴率を獲得したとなると、やはり内容が下がってしまうのではないか、と心配しちゃうわけですよ。だって、人気作品だから正直な話、内容がアレでも視聴率は取れるわけじゃないですか、、、

 

 

だから、万が一面白くなかったらどうしよう、と心配してしまったんですけども、、、、

 

 

 

 

結論から言うと、、、、、、

 

 

 

シーズン2も、最高のスタートを切ったと思います!!

 

本当に面白かった!!!!

 

 

前作で定着したお馴染みのキャラクターや舞台であるにも関わらず、新しいキャラクターを加えて新たな物語へ進みましたね!

 

榮倉奈々ちゃんが留学してしまったことは辛いけども、ちゃっかりポスターには載っていたりして、、本当に芸が細かい! 細かすぎます!

 

 

[実にスムースな番組趣旨説明に感動]

 

 

んー、もう何から話していいか分からないくらい魅力が多いですけども、まずはオープニングが非常に良かった!

 

タイトルコールまでのオープニング、実に見事な出来栄えでございました。

 

深山先生が刑事弁護士を続ける理由と日本の刑事弁護の現状、「99.9%有罪でも、1%を信じる」という番組のコンセプトを、新キャラの木村文乃さんに説明するというとてもナチュラルな流れで改めて提示することができましたよね。

 

つまり、木村文乃さんは99.9を始めて見る人の象徴になっていて、シーズン2の初めに改めて番組の趣旨を説明しようと、ドラマの流れを邪魔せずに工夫しているのが本当に上手いんです!

 

普通のドラマならね、「前回のあらすじ〜〜」なんて字幕テロップが出てきて、ナレーションが入って説明するだけになっちゃうんですよ。でもね、今回は番組の趣旨をナレーションの人じゃなく深山先生が直接セリフとして、あくまで自然に説明してくれることに感動してるんですよ!!!! これ、簡単そうに見えて相当工夫しないと出来ないですから!!! 凄いですよ!!!

 

加えて、番組の趣旨をちゃんと初めに説明するという真面目さね、、、深山先生の真面目さが伝わったんでしょうか。。

 

 

 

[クオリティの高すぎる脚本]

 

今回も1話完結の刑事事件弁護の物語が進んでいくんですけども、事件のトリックが非常に上手い!! これがドラマの脚本なのか! 映画の脚本じゃないか! と非常に感銘を受けました。。。。

 

単なるインスタのリア充写真じゃないかと思っていたら、その写真に揺るぎない事実が隠されていて、事件の解決に導くという、現代の流行を押さえながらも誰もが納得し驚くトリック、、、、

 

これがテレビで、タダで見れるんですよ皆さん!!! 99.9を見ないと勿体ないですよ!!!

 

ちなみにですね、トリック監修は蒔田光治さんがやっているということで、推理物を得意としているため「日本のアガサクリスティー」と言われている、と!! こんなすごい方にトリック監修をやってもらっている、ちゃんとスタッフとして加わっていることに感謝ですよ!

 

松本潤さんが主演ということで、99.9って嵐のファンばかり見てるとか、そんなやっかみが来るかもしれませんけども、、、安心してください! 99.9は面白いから視聴率が高いし、ちゃんと面白いドラマなんですよ!! 嘘だと思ったそこのアナタ!! このドラマのトリックを見破ってみてくださいよ!! 絶対に最後まで分からないから!そして、トリックに驚いてファンになってくださいよ(-^□^-)

 

 

[相変わらずの美術魂]

 

もうねぇ、99.9の美術の人が心配になりますよ。

 

いつ寝てるんだって。。

 

普通ですね、最近のドラマって異常に「ぼかし」を効かせることが多いんですよ。被写体だけフォーカスして、背景をぼかすみたいな、、、下の写真みたいなね。

 

01.jpg

 

 

おしゃれな撮り方、といえば聞こえはいいんですけど、実はこの撮り方って「背景美術を映さない防衛策」にも使えるわけで、、、つまりですね、背景美術を凝った作りにしてないと、いくらカッコ良い俳優さんを使ってもテレビの画として弱くなるんですよね。だから、最近のドラマはやたらと俳優さんのズームばかり撮って、あとはぼかす手法を取ってるんですよ。つまり、最近のドラマは、非常に美術がおざなりになっている。

 

 

 

しかし、99.9はですね、絶対にぼかしたカメラワークをしないんですよ。カメラに写るもの全てを写そうとする、、つまり、松潤さんはじめ俳優以外にも移すべき綺麗な美術がある、ということなんですよ!!!

 

ドラマに限らずなんですけど、映画では美術が非常に重要になってきてですね、ちょっとした本棚だったり絵画だったりが、実は映画のストーリーを伝える重要なキーになってきて、、美術が大事なのですよ!!!

 

 

もう皆さん分かってると思うんですけど、99.9の美術、、、、

 

信じられないくらい、頑張ってます!! 凝ってます!!!

 

そんじょそこらの映画には負けないくらい、素晴らしい美術です!!!

 

まずですね、佐田弁護士の馬の命名主になった榮倉奈々ちゃんが留学へ行ったことを想って、ちゃんと榮倉奈々ちゃんと馬が写っているポスターを制作している!それがちゃんと佐田弁護士が喋る時の画に入ってるんですよ!!! 

 

つまり、シーズン2では榮倉奈々ちゃんはいないけども、ポスターでずっといるからね!大事にしてるよ!ってアピールなんですよ!!! 加えて、佐田弁護士が変なことしないように、ポスターから榮倉奈々ちゃんが監視しているようにも見えますし、、、笑

 

榮倉奈々ちゃんは今回登場せずにラインだけになりましたけど、ちゃんとポスターで代弁してくれてるんですよ!!!

 

次回からは皆さん、異様に凝った美術だけじゃなくて、美術の手前に写っている俳優さんは誰なのか、誰と美術がセットになっているのかを見ると、ドラマが面白くなりますよ!!

 

 

 

[最後にもう一度お願い]

 

これからも99.9の感想を書く予定でございます。記事を書く関係で「99.9」と検索することが多いのですが、その時に嫌なゴシップ記事がトップニュースになっているのを見ると、非常に不快になります。。

 

だから、「99.9」と検索した時くらいは、せめて好意的な記事が少しでもトップニュースになると良いと本気で思ってます!

 

冒頭にも書きましたが、皆さんの力で、嫌なゴシップ記事を追い出しトップニュースから引きずり下ろしましょう! そんな記事よりは私の解説記事の方が、トップニュースにはふさわしいはず!

 

有る事無い事、事実関係を調べずに嘘の記事を書くなんて、ありえないです!酷いです! 

 

そんな嘘だらけの記事、深山先生が見たらどう思いますか!?嫌でしょう!!

 

私Machinakaは、99.9を陥れるような不快なゴシップ記事と戦います!!!!!

 

深山先生に習って、ドラマに流れていたシーン=事実だけを追求し、真の面白さを伝えるよう努力しますので、是非ともこれからもお読みになってください!よろしくお願いします!!

 

 

 

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イベント「アメブロ公式ブロガー新年会」ネタバレあり感想解説 世界一のケータリングに舌鼓を打つ

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どうもこんばんは! Machinakaでございます!

 

 

今回は素敵なイベントのレポートをさせていただきます。

 

題して「アメーバ公式トップブロガー限定新年会兼セミナー」

 

 

パチパチ(*´艸`*)パチパチ(///∇//)!!

 

ただ、先に謝っておきます。書くの遅れて申し訳ありませんでした。。。

 

理由ですか? JI DA RA KU-自堕落な生活が原因でございます。気づけば誰得のブロマンス映画を見ちゃったりしてね、、、

 

だからすいませんってば!!

 

 

さて、では本題に入ります、、、

 

先週の土曜日1月13日、渋谷サイバーエージェントの某オフィスにて、新年会が開催されましたー(*⌒∇⌒*)

 

映画以外で渋谷に行くのは本当に久しぶりで、若干ソワソワしたのを覚えています、、、

 

 

 

 

会場のビルに着き、入ろうとしたら入り口が閉まってて盛大にドアにぶつかり、ビルをほぼ1周してもう一つのドアから入ることとなりました。あぁ〜、今日はなんだかツいてないなぁ、、、と思いながらも会場へ入りました。。。

 

 

 

会場には半分程度席が埋まっていて、皆さん既にお知り合いみたいで気軽に喋っている!! 

 

どうする俺!? 誰に喋りかける!? と思いながらも、とりあえず目があった人みんなに挨拶するだけに留まり、事務作業に没頭していたら開会の時間になってしまいました、、、

 

映画館なら!!映画館ならアセアセしなくてもいいのに(ノ゚ο゚)ノ

 

 

ここは本当に俺の知ってる渋谷なのか∑ヾ( ̄0 ̄;ノ!?

 

 

と、ブロガーさん、スタッフともに美人の女性ばかりの会場に、圧倒されていたのでした、、、

 

 

 

 

まずは新年会!! の前にセミナーの時間が、、、

 

まだ公式に未発表のものも含まれていたので、資料のアップは出来ません。どうかご容赦ください、、、

 

ですけど、アメブロはこれからもドンドン進化し続ける、チャンピオンにしてチャレンジャーな方針に感動するMachinakaなのでした、、!!

 

あぁ言いてぇ!!!!

 

 

アメブロさんの正式発表を待ちましょう。。

 

一時間ほどのセミナーの後、新年会へ!

 

メールにはケータリングが出るって書いてあったけども、、、

 

 

ケータリングと言えば、ばかうけとかハッピーターンとかをイメージしてたんですよ。ほら、ドゥニドゥニの新作「メッセージ」のばかうけ宇宙船とかが出ると思ってたんですよ。

 

 

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でも出てきた食事が、、、

 

 

 

 

ケータリングの域を超えてるよww

 

おそらく世界で一番豪華なケータリングだよww 

 

ハリウッド映画のロケで出るケータリングもビックリだよwww

 

これがケータリングなら、俺の食事はいつもケータリング以下だよwww

 

 

 

そして、ビールはなんと高級ビールのハートランド!!!

 

 

 

女性ばかりの会場で、シャンパンとかワインが多いんだろうなぁと思っていたら、、、

 

アラサーおじさんの俺の心をガッツリ掴むお気遣い、、、実にありがとうございます!!!!!

 

 

 

お酒を飲んで会話が弾み、様々な超有名ブロガーさんとお話させていただきました。

 

私の隣に座って気さくにお話をいただいた「わがしん坊」さん。

マツコの知らない世界に出た時の貴重なお話を聞かせていただきました。

 

 

そして、報知映画賞でも同席した「フードアナリストゆう」さん

 

相変わらずの美女☆おしゃれ☆ 物腰柔らかい話し方、、、☆

どれだけ人徳を積んでるのですか、、、 ゆうさんがいると安心します。

 

そして、グルメブロガー「ほねつきかるべ」さん、婚活ブロガー「さゆり」さんと同じテーブルを囲みお話しました☆

 

 

まだまだ交流した人はいるぜ!!!

 

夢中で世界一のケータリング料理を取っていたら、「報知映画賞の記事みましたよ!」とお話をしてくださった10000円コーデの「ちょし」さん、、、読者登録して頂きありがとうございます!

 

そして、「公式ブロガーになった時の記事、すごく参考になりました!」と私がアメブロに勧誘された時の長文駄文記事を褒めちぎって下さった「さるわたり」さん、、

 

さるわたりさんのおかげで、「アメブロ公式トップブロガー」と検索すると、検索上位にきますよ、、、

 

そしてそして、、、「うさぎのモキュ様」さん!! うさぎ愛が強すぎて、、、強すぎて、、、 こりゃお仕事殺到しますよw お声がけいただきありがとうございますー。

 

そしてそして、、漫画家の「とあるアラ子」さん!!

漫画家さんっておとなしい方が多い印象があったのですが、すごい熱量と楽しいお話に、あっという間に時間が過ぎて行きました、、、、

 

 

 

しばらくの歓談の後、自己紹介&今年の抱負の発表タイムがありました

 

私の今年も目標は、、、

 

 

 

 

 

200!!

 

って言われても意味わかんないし、異常にゼロがかすれているし、、、

 

 

説明するとですね、新作映画を映画館で200本見ようって豊富ですね、遠まわしですいませんねw

 

 

ただ、ザックスナイダー監督の映画「300スリーハンドレッド」にちなんで300本って言いたいところだったんですが、300本となると人生設計を見直す必要があるので、非常に現実的な数値目標を掲げたMachinakaなのでした、、、、

 

 

帰り際にはこんなおしゃれなお土産もたくさん!!

 

本当に、本当にいつもありがとうございます。

 

 

 

そして、サイバーエージェント様、これからもお世話になります!

 

 

 

 

 

 

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映画「勝手にふるえてろ」ネタバレあり感想解説 こじらせ女子の恋愛SF! この女、誇大妄想家につき

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く 

 

https://ameblo.jp/maromarocha/

 

 

 

 

 

こんばんは!

 

Machinakaです! 

 

今回ご紹介する映画はこちら!!

 

 

「勝手にふるえてろ」

 

http://eiga.com/movie/86705/

 

 

2018年はどうなってるんだ俺の映画運!!

 

またしても今年ベストが出てしまったぞ!!!!

 

今作は2017年12月23日に公開されたから、2017年はチャンピオン枠ですよ!!!

 

 

もうね、俺の感想なんて見る必要ないですよ! 見る価値ないっすよ!!

 

 

読んでる時間あれば映画館に走れ!!!

 

 

ただ、どうしても見たいっていうならやりますよ笑

 

 

ということで、「勝手にふるえてろ」批評、いってみよー!!!

 

 

 

 

 

 

[あらすじ]

 

 

・芥川賞作家・綿矢りさによる同名小説の映画化で、恋愛経験のない主人公のOLが2つの恋に悩み暴走する様を、松岡茉優の映画初主演で描くコメディ。

・OLのヨシカは同期の「ニ」からの突然の告白に「人生で初めて告られた!」とテンションがあがるが、「ニ」との関係にいまいち乗り切れず、中学時代から同級生の「イチ」への思いもいまだに引きずり続けていた。

・一方的な脳内の片思いとリアルな恋愛の同時進行に、恋愛ド素人のヨシカは「私には彼氏が2人いる」と彼女なりに頭を悩ませていた。そんな中で「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこう」という奇妙な動機から、ありえない嘘をついて同窓会を計画。

・やがてヨシカとイチの再会の日が訪れるが……。監督は「でーれーガールズ」の大九明子。2017年・第30回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、観客賞を受賞した。

http://eiga.com/movie/86705/

 

 

 

 

 

 

[ポスター&予告編の印象]

 

 

http://eiga.com/movie/86705/

 

 

 

ポスターはですね、どう見ても「F1層を狙ってるポスター」のように思ってしまいました。

 

だって二人の彼氏とか、ラブコメディとか、、、好きだけどさ、でもどこか女性狙いって感じで、不安だったんですよ。。

 

予告編を見るとですね、まるで「アズミハルコは行方不明」とか、「モラトリアムたまこ」みたいな印象があって、ちょっとこの手の映画はなぁ、お腹いっぱいだなぁ、、、って思って初日に見なかったんですよ。

 

 

なんて愚かな行為だったんだ、、、と今では反省しますけども、はい。

 

反省しても2017年12月23日は戻ってきませんけども、、はい。

 

 

ということで、そんな先入観満載の映画を見てまいりました。。。

 

それでは映画の感想でっす!!

 

 

 

[映画の感想]

 

今年ベスト級がまたしても来てしまった!!!

 

こじらせ女子!? いやこじらせというにはあまりにクレイジー!!!

 

テレビ局主導だから!お金がないから!スケジュールがキツイから!

 

そんなの言い訳だよ!日本映画でも面白いものは作れるんだよ!!

 

「500日のサマー」を彷彿とさせる妄想ドタバタシーンが印象的!!!

 

でも待て待て、、、好きって言われただけじゃんお前ww どんだけこじらせてるんですか!?

 

 

ざっくり一言で解説するならば、、、

 

「モテない女子が10年片思いの子と最近知り合った同僚と同時に付き合ったらどうなるか?」という設定に基づいた壮大な恋愛SFモノっ!!

 

 

 

 

 

 

[こじらせ女子の恋愛SFという新ジャンル]

 

今作の主人公の松岡茉優さんはですね、可愛い顔が台無しです。本当に。


こじらせ女子なんて可愛い言い方しちゃったけど、内情は本当にひどい。

 

24歳会社員で経理をしている。しかも制服で仕事。。。

 

ぶっちゃけOLといったほうが分かりやすい。

 

仕事中は真面目な印象ですが、昼休みになったら悪口ばかり言うw 上司に「フレディー(クイーン)」ってあだ名をつけるwww

 

同僚と仲良く喋っているけど、実は同僚を馬鹿にしている。自分が一番上だと思っている。

 

 

ぶっちゃけ性格は最悪、最悪ですよ。

 

実に自己中心的で天上天下唯我独尊。。。明らかに他人を下に見ている、プライドの高い女なんです。

 

でも、そんな主人公には欠点があって、「今まで誰とも付き合ってことがないし、告白したこともされたこともない」

 

恋愛経験が全くないんですよ。

 

ただし、片思いの男の子はいて、まさかの10年片思いっていうww

 

しかし、そんな松岡茉優ちゃんに転機が訪れて、、、

 

同窓会をきっかけに10年片思いしていた男の子と10年ぶりに会話すると同時に、職場の同僚(営業)に告白されるんですよねww

 

 

好きな子と久しぶりに会ったし、告白されたりで、もうどんだけ自分が愛されてるか分かったもんじゃない。有頂天になっちゃう松岡茉優さんw

 

 

でも、松岡茉優さんの恐ろしいところは、「片思いの子とも告白された同僚とも、同時に付き合っている」という妄想を本気でしているんですよwww

 

つまり、主人公の中では二人とも彼氏w

 

片思いの子なんて、ただ一言喋っただけなのにww

 

どう考えても狂気じみている松岡茉優さんの妄想が光る、恋愛SF映画です!!!

 

 

 

[今年ベスト級の笑い]

 

メッチャ笑えます。

 

笑いすぎて腹筋崩壊しそうになりました。

 

監督はおそらく、アメリカのコメディが好きだと思うんですよ。原作もそうかもしれませんけども、シンプソンズの下りが出てきたり、大声で松岡茉優に「ファック!」って言わせたり、会社辞める時に段ボールに荷物を詰めながら同僚と話し、当日に荷物ごと退勤するとか、、、あまりにアメリカ的社会を匂わせる要素が多すぎる。。。

 

私はアメリカのコメディが大好きなので、大好物なんですけど、、

 

キャラクターは本気で真面目にやってるけど、観客にはどう考えても笑ってしまうシーンが多くあって、映画的な笑いの王道を行っていると思いました。

 

映画の笑いって、あくまでもキャラクターはふざけず真面目にやる必要があって、絶対に「笑わせに行こう」って演技・演出をやると笑えなくなるんですよね。ただ、テレビだと笑わせる演出が多いから、今の邦画ってつまらないんですよね。

 

でも今作は違う。本人はいたって真面目なんです。

 

有吉さんもビビるほどの、劇中での松岡茉優があだ名をつける癖は、本人にとっては真面目だし。

劇中での片桐はいりさんは、一切笑わせようとしてないでしょ!

でも笑っちゃうんだけどねww

 

つまり、映画的な笑いを本当に知ってる人が脚本・演出を作ってるんだなぁと感嘆しました。ちなみに脚本も大九監督が兼任されてるってことで、監督の過去作がとても気になってしまいました。 監督、センスありすぎ、、、

 

一言で言うとですね、映画の笑いってのは、「シュールさ」「オフビート」が大事なんですよ。。

 

以上の文脈を踏まえると、今作で一番笑ったのは片桐はいりとその彼氏、、、

 

本人はいたって真面目なのに、ってか黙って松岡茉優を見つめてるだけなのに、、、映画館だと笑えて笑えて仕方がないwwwwwww

 

 

加えて、この片桐はいりカップルシーンに代表されるように、今作の笑いは、カットが切り替わった際にギャグのオチを用意しているのが特徴で。

 

なんだか、吉田恵輔監督の「ヒメアノ〜ル」での合コンに来る美人と噂された女の子がまさかの、、、、というシーンを思い出していただければと思うんですよねw 見てない人はごめんねw

 

 

 

 

 

[恋愛に憧れるすべての人へ]

 

今作の主人公はですね、恋愛をしたことがないから恋愛に憧れ、憧れ、憧れ、、、

 

恋愛憧れにこじらせている女なんですよ。

 

だから今作のように告白されたら有頂天になってしまうw

 

彼女は劇中にひたすら恋愛してる奴を馬鹿にして、特に同僚の恋愛を馬鹿にしてw しまってるけど、実は恋愛に憧れているから、悔しくて仕方がないんだなぁと思いました。とにかく彼女は、被害妄想が激しい、恨み嫉みがひどい。。。

 

 

 

[小ネタ解説 アンモナイトのメタファー]

 

 

劇中に出てくるアンモナイトの下りが非常に印象的でしたね。

 

アンモナイトは既に絶滅している生物ですが、地球の変化に耐えられなくて絶滅した、と言っていました。

 

映画では明らかに、絶滅したアンモナイトが片思いの男の子イチとの恋と重ねられてましたね。

 

男の子イチとは10年越しの片思いという、24歳の主人公の人生

史上では、極めて過去の出来事なんですよ。なので、同僚に告白された時期を比較すれば、アンモナイトが絶滅したのはイチを意識した時期に遡れるのです。

 

また、アンモナイトの形を見れば分かるんですけども、アンモナイトの甲羅?貝? ってねじまき型なんですが、必ず内向きなんですよね。

 

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これは明らかに「自閉」のメタファーでしょうね。松岡茉優が妄想でイチと恋愛していて、「自分の殻に閉じこもっている状態」であると思います。

 

 

 

 

 

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#声だけ天使第1話 ネタバレあり感想 日本ドラマ界の夜明けぜよ!小鳥のさえずり、届けよ世界に!

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こんばんは!

 

Machinakaです!!

 

最初に自己紹介しておくと、普段は新作映画中心に感想・解説ブログを書いているアメーバ公式トップブロガーでございます。

 

 

今回批評するのは映画じゃなく、ドラマです。

 

 

題して

 

 

「#声だけ天使」

 

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ついにAbemaTVで初めて制作したドラマが誕生っ!!!

 

最初はすっごく驚きました。

 

私もAmebaでブログ書いてるから分かるけども、女性向けのコンテンツが多いサイトだから、きっとドラマも女性向け、特に「子育てママの育児日記(はぁと)」的なドラマが作られるのかなぁと思ったんですけど、、、

 

なんと声優がテーマのドラマ!!!!

 

単発じゃなくて10話!!!!

 

しかも、、、CM抜きで1話!!!!

 

オイオイオイ!! 大丈夫か!?

 

しかもWikiによると、、、制作に3億円掛けたんだって!?!?

 

アメーバさん、一体どんなつもりでこのドラマ作ったんだ!?

 

3億円あればさ、俺たちアメーバ公式トップブロガーにさ、お年玉でもさ、、、

 

でも、もうドラマ作ったからさ、、、、

3億円はさ、、、、3億円はさ、、、、

 

 

はい、クヨクヨしないで執筆を続けますね∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 

 

とまぁ、アメーバ制作で最初のうちは非常に戸惑っていた今作なんですが、、ようやく1話を見まして、、、

 

このドラマの感想について、下調べしたんですけど、

 

「豪華声優陣!」だとか、「3億円!!」とか、やたらとゴージャスな感想ばかりで、、、

 

もっと中身に突っ込んだ話がしたい、と思い、私なりの評論を書いていきたいと思います!

 

 

まずは率直な感想から行きまっす!

 

 

 

 

 

[率直な感想]

 

メインキャラにイケメン俳優がいるわけでもない(俳優さんすいません)、既存のアメーバユーザー(女性)に共感できるとも限らない、それなのに、、、、

 

なんなんだ問答無用の面白さ!!

 

これテレビ!? いや、テレビドラマを超えた面白さがやってきた!!

 

声優というニッチなテーマかと思いきや、ネット時代を生きる現代の全人類が共感する普遍的なメッセージ=「自分の声を届けたい、人と繋がっていたい」がビンビン伝わって来る超良作ドラマでございましたっ!!!

 

 

いきなりべた褒めですいません。

 

このブログ見てる人は、もしかして私がアメーバブログだから、このドラマを褒めてるんじゃないかって思ってるかもしれませんね。

 

でも、私Machinaka、今まで映画・ドラマの感想に嘘を付いたことはない!!

 

どれだけ本気で語ってるかは、私の過去の記事を見てくださいよ、、、かなり、攻めてますww 攻めちゃいけないところも、攻めてますww

 

 

ということで、信じてくれ! 本当に面白かったんだよ!!

 

 

 

[オープニングだけで100億点]

 

まずはオープニングシークエンスから

 

プロの声優さんがレコーディングしてる様子が映って、いきなり野沢雅子さんがどんっ!!!

 

もうね、声優好きだろうがそうじゃなかろうが、野沢雅子さんが出たらテンション上がるだろうが!!

 

次に、野沢さんの声で今作の舞台池袋の街と、声優が置かれている過酷な現状、物語のプロットをアニメーション付きでテンポよく紹介してくれる!!

 

アツい、アツいですよ!この映像!!

 

他の作品を紹介して申し訳ないのですが、このシーンを見て強烈に思い返したのは、映画「バクマン」における週刊少年ジャンプ紹介シーン!!

 

 

バクマンの記事はこちら

 

昔に比べて声優とかアニメへの世間の抵抗はなくなったけども、まだまだ一般的ではない。

 

実は私も、映画にハマる前はアニメ見ていて、リアルタイムで「涼宮ハルヒの憂鬱 エンドレスエイト」を見ていて、友達と「今週も同じだったおwww 今週も同じだったおwwww」

 

ってブヒブヒ言ってたんですよ。でも、そんな話は一般的ではなくて、、、声優が好き!アニメが好き!とか言いづらかったんですよ。

 

それは漫画も同じで、、、漫画読みすぎるとバカになるとか、親から言われてきた世代なんですよ、私、、、

 

漫画って大人からするとバカにされる対象じゃないですか、、

 

そんな億劫になっていた私が、この「バクマン」の少年ジャンプ紹介シーンを見て、「ずっとバカにされてきた漫画がここまで肯定されている!俺が大好きだった漫画がここまで褒め称えられている!」と自分が全肯定されたような気になって、、、

 

 

今作も同じで、今まで大人からバカにされてきたアニメが、ここまで全肯定されてるんですよ!!

あのシーンを見て、泣いた人もいらっしゃったのでは?

 

アニメ、そして声優がここまで全肯定されているドラマってないぜ!!

 

 

実はテレビでは、今まで多くの「オタク系」ドラマがたくさん公開されてきたんですよね。

 

まず真っ先に思いつくのはドラマでは伊藤淳史さん、映画では山田隆之さん主演の「電車男」だったり、秋葉原を舞台にした風間俊介さん、生田斗真さん主演の「アキハバラ@DEEP」だったり、、、

 

 

でもね皆さん!よくよく考えてくださいよ! 

 

電車男もアキハバラ@DEEPも、面白いドラマではあったけど、、、

 

イケメンが主演じゃん!! 結局俺たち感情移入できないじゃん!!

 

そう思ってたんですけど、今作の主人公たち、特に男性陣、、、、

 

 

イケメンが一人もいねぇ!!! まるで俺たちの投影www

 

 

以上に長い前髪、無駄に柄の付いたTシャツ、、、お前ら、ルックスが大事な声優界なのに勉強してなかったのか!?

 

とまぁ、攻めてますよAbemaTVさん、、、普通ね、一人くらいはイケメン入れとくもんだよ、だってファンが付いていかないじゃないか!?!?

 

 

ただですね、俺たちブサメンからしたら共感できたぜ!! 

 

やっと日本のドラマでも、非イケメンが主人公のドラマが出来たんだ!

 

最後に、、俳優さんすいません、、、

 

 

 

[ギッシリ詰まった本棚に感動]

 

 

最近のドラマって、本棚がスッカスカのこともよくある。もっと酷いところだと、本棚すら映さないことが非常に多い。

 

だから、イケメン俳優のズームばかり撮って背景の画を写そうとしないんですよ。。

 

 

でも今作はやたらとロングショット(引きの画)が多くて、美術を撮ろうとしている。

 

一つの画に対して圧倒的に多い情報量、、、こりゃあ3億円も使うわ、、、、

 

特にですねぇ、、壁に架けられているモーニング娘。のポスターだったり、1段でも十分だと思えるマスターグレードのガンプラが3段、4段と重なっていたり、、

 

とにかくやり過ぎな美術にビビるばかりで、、、

 

バブル期のテレビドラマかよ! と本気で思ってしまいました。

 

 

 

 

 

[小鳥のさえずりが世界に届く時代だからこそ]

 

 

今作のタイトルについている「#」

 

最初はツイッターとの連動企画なのかな? と思ってましたが、よくよく考えるとドラマと密接に結びついている特別な記号だなと感じました。

 

 

主人公たちは現代に生きて、現代の声優業界に悲観し、自分たちだけで声優として生きようとする。昔じゃできなかったけど、今はネットがあればやっていける話です。

 

少し頑張れば、指先ひとつで声が届く時代なんですよ。

 

だから主人公たちは声優を諦めきれない。なんとかして自分たちの声を届けようとする。それが、彼ら彼女らにとっての存在証明なんですよ。

 

 

前振りが長くなりましたが、タイトルに付いている「#」って、ツイッターのイメージが真っ先に浮かぶけども、ツイッターのように誰でも世界に声を届けられる時代を象徴してるんじゃないでしょうか?

 

そして何より、実力のないダメダメな声優見習いが頑張って声を届ける、まだ小鳥のさえずり(=ツイッター)かもしれないけど、世界には届くんだ!という意思表明のダブルメタファーがあるんじゃないでしょうか?

 

 

 

考えすぎですかね笑

 

 

 

 

[ブロガーとして共感しかできない]

 

 

主人公たちを見ていて、こう思いました。

 

顔は一切出さない、ユーザーと個人的に連絡を取らない、ネットだけで発信する、、、

 

これ、ブロガーの俺のことかよ!!!

 

私も主人公と同じくですね、顔出し無しでネットにブログ=コンテンツを挙げている、ある意味仲間みたいなもんなんですよ。

 

もっと言えば、声すら出していない俺は主人公たちより下かもしれないんだけど笑

 

本当に、今の時代はネットがあればどんな情報でも発信できる。それを受け取ってくれる人、反応してくれる人がいるんです。

 

自分が発信した情報に対して、誰かが反応してくれた瞬間は、本当に嬉しい気持ちになるんですよね。

 

だから、主人公たちが「イケてるボイスサービス(仮)」を運営していて、リクエストが来た時の反応って、ブロガーで言うところのコメントが返ってきた嬉しさと近いものがあるんですよ。

 

私も初めてコメントが来た時は、建造みたいにハシャいで喜んで、、、懐かしい気持ちになりました。。。

 

俺も#声だけ天使、にならい#ブログだけ天使になりたい!!

 

 

 

 

 

[AbemaTVよ、日本ドラマ界の攘夷志士となれ!]

 

 

 

最後に、まとめます。

 

AbemaTVでどんなドラマが出来るんだろうと思ったら、予想を遥かに超えるクオリティで驚きました。

 

何度も言うけど、これアメーバのブロガーとして言ってるわけじゃないよw

 

本当に面白かったんです。

 

 

ところで、話は変わりますけども、現在の日本映画・日本ドラマ回に「黒船」が襲来してるって、知ってますか?

 

皆さんご存知、アマゾンやネットフリックスの外資系企業のことです。

 

地上波のテレビが元気ないこの時代。クリエイター達は放送コードがあまり規制されない「黒船」に乗り込み、作品を作っていく。という状況があるんですよ。

 

ユーザーからしたら、人気クリエイターがテレビの放送コードに関係ない作品を作ってくれるのは、本当に嬉しいし見ちゃう。

でも、元締めは海外の企業なんです。

 

このままでは、黒船襲来ペリー来航。日本の映画・ドラマコンテンツは日本のものじゃなくなってしまう。。と心配してたのです。

 

どうせなら、日本発で日本のクリエイターが作った作品で楽しめたらもっと良いじゃないですか! そりゃ海外の企業と組むのも良いけどさ、日本のコンテンツを絶滅させちゃいけないよ!!

 

以上の文脈を踏まえると、今作を代表するように国産ネットドラマとしては堂々たる出来栄えの「#声だけ天使」にはですね、、、

 

 

「黒船」から日本のコンテンツを守る攘夷志士となってくれ!!!

 

#声だけ天使は日本ドラマ界の夜明けぜよ!!

 

 

 

 

 

 

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映画「パディントン2」ネタバレあり感想解説 家族で見るべき映画No.1シンメトリー画面の理由は?

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こんばんは!

 

Machinakaです! 

 

今回ご紹介する映画はこちら!!

 

 

「パディントン2」

 

40cccc5927.jpg

 

 

 

 

2018年が始まってまだ一ヶ月も経ってないのに、

 

またまたまたまたまた、、、

 

またしても今年ベストが来てしまった!!!!

 

一体どうなってしまったんだ!? 俺にとって今年ベストとは何なんだ!?

 

間違いなく、映画人生の中で最高の1月を迎えている!! 

 

これほど幸せなことってないぜ!!!!

 

 

ということで、「パディントン2」批評、いってみよー!!

 

 

 

 

[あらすじ]

 

 

・1958年に第1作が出版されて以降、世界40カ国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げるイギリスの児童文学「パディントン」シリーズの実写映画化第2弾。

・ペルーのジャングルの奥地からはるばるイギリスのロンドンへやってきた、真っ赤な帽子をかぶった小さな熊のパディントン。親切なブラウンさん一家とウィンザーガーデンで幸せに暮らし、今ではコミュニティの人気者だ。

・大好きなルーシーおばさんの100歳の誕生日プレゼントを探していたパディントンは、グルーバーさんの骨董品屋でロンドンの街並みを再現した飛び出す絵本を見つけ、絵本を買うためパディントンは窓ふきなど人生初めてのアルバイトに精を出していた。

・しかしある日、その絵本が何者かに盗まれてしまう事件が発生し、警察の手違いでパディントンが逮捕されてしまい……。イギリスの人気俳優ヒュー・グラントが、新たな敵役フェリックス・ブキャナンを演じる。

http://eiga.com/movie/85858/

 

 

 

 

 

「パディントン1」の記事はこちら!

 

 

もうね、1から大好きだったこの映画。

 

1からどれだけ待ったことか、、、と言っても前作の公開からちょうど2年くらいなんですよね。

 

イギリスの児童文学=絵本が原作で映画化したこのパディントン。

 

俳優もスタッフも原作もイギリス。そして配給はStudio Canal、、、ってことで非常にヨーロッパ色が強い、イギリス色が強い映画となっております。

 

児童文学でクマさんが主人公ということで、子供向けに作られている気がするんですけど、、、

 

必ずしも子供むけじゃなく、大人にも老人にも、どんな人に見せてれも必ず「面白い!」って言ってくれる作品だと思います。

 

もうたまらない。。。いいよね大好き愛してる!!!!

 

 

児童文学の時は繊細な鉛筆のタッチと水彩画のような薄くて淡い色使いの画だったのに、可愛かったのに、、、

 

映画ではパディントンのリアクションが激しく、とにかく強調されたギャグ表現や食事の描写、、、

 

そして、歯磨きブラシで耳を洗うという、非常に清潔感のないパディントンを堂々と描くこの度胸、、、、

 

児童文学の時とは一線を画す、極めてポップでド派手なキャラクターになっているのがパディントン!

 

まるでユニバーサルのアニメのような激しいギャグ描写にずーと笑っぱなしなのが、パディントンの魅力なわけです。。。

清潔感がないって言っちゃいましたが、それが今作ではギャグになってるわけです。

 

画面の画作り的に似ている作品はですね、スピルバーグ監督の「BFGビッグフレンドリージャイアント」が似ていますかね、、、

 

 

 

 

 

予告を見る限り、今作もギャグが満載なようで、見る前から非常に楽しみにしておりました。。

 

ただ、最後は家族の絆を確かめてホロっとくる感動ものにもなっているのが、素晴らしい。。。イギリスにとって、いや全人類にとって異端者である喋るクマ=パディントンを巡って、人権とは何か?差別とは何か? について語っているのも、移民大国のイギリスの社会を反映しているようで深みがある内容にもなっております、、、、

 

って既に2の解説をしちゃってるじゃねぇかw

はい、お待たせしました!

 

 

それでは映画の感想でっす!!

 

 

 

[映画の感想]

 

 

今年ベスト超えて人生ベスト級!!!

 

テンポ良すぎて1秒たりとも無駄のない104分のワンダーランド!! 

 

今度はインチキ・ヒューグラントを相手に絵本を巡ったケイパーアクションムービーに!!!

 

ギャグも前回に比べてマシマシ!!

 

アクションもマシマシ!!

 

そして、前作にもあった美しい赤の描写、お母さんの赤を基調としたファッションセンスに感動!! ソファ、壁、郵便ポスト、建物、、、

 

周りを囲む赤の美しさ、、、非常に統一された色づかいに、2回泣いてしまった、、、、

 

そして、刑務所とピンクのコンビネーションはウェスアンダーソン監督「グランド・ブダペスト・ホテル」を彷彿とさせる素晴らしい画作り、、、製作陣絶対に、グランドブダペスト見てるよねww

 

ウェスと言えばシンメトリーな画面作り!今作もシンメトリー構図がバリバリにキマっていて、、、これでも感動して号泣。。。

 

ストーリーじゃなく映像で泣くって、俺、どういう神経してるんだww

 

 

いやぁ、、、この映画ね、本当に周りの評価も高くて、、、

 

アメリカの王手批評サイト「Rotten Tomatoes」では例題最高の得点をたたき出している、とのこと。

 

ちょっと待って!今までの歴代映画の中で最高得点なんだよ!?

 

スターウォーズも、タイタニックも、ロッキーも、、、色んな名作がある中で1位だよ!?

 

ただ、映画を見たから言えるけど、歴代最高得点を叩き出すのも納得です。

 

笑いがあって、驚きがあって、感動があって、1本の映画でどれだけの感情が動かされたか、、、、

 

今回の物語はですね、極めて単純なプロットで物語は進むんですよね。

 

それは「祖母へのプレゼントを巡る物語」。

 

今回は飛び出す絵本を巡ってパディントンチームとヒュー・グラントが対決するのです。いや、それだけなんですよw

 

 

でも、絵本を手に入れるまでの過程がきっちり描かれていて、意外と論理的である点も評価すべきです。

 

努力して手に入れた絵本を、ヒュー・グラントは奪ってしまう。パディントンは絵本を盗んだ濡れ衣を着させられて、裁判をするんですけど、、、、

 

この裁判のシーンがとても変でね、、裁判って中立公平なはずなのに、周りはヒューグラントに既に肩入れしていて、パディントンは何も立証できないまま、負けてしまうのですよね。

 

イギリスの裁判って原告側じゃなく被告側が真実を立証しなきゃいけないんですよね。イギリス映画の「否定と肯定」でもあったと思いますが

 

 

 

 

 

訴えられたパディントンが立証しなきゃいけないんですけど、裁判官はヒューグラントの言うことばかり聴いている。。。

 

これね、私の完全な妄想ですけど、パディントンを象徴として人種差別とかのメタファーを描いているんじゃないかと思いました。パディントンはまだまだイギリスでも異物中の異物で、彼を肯定している人は自宅の半径50メートルくらいですよ。

 

今作の特徴なんですけどね、パディントンが孤立し、差別される描写がすごく多いんですよね。楽しいだけの物語じゃないんですよ。パディントンは主役だけど、周りは全員イギリス人で、パディントンと身分を区別しようとするんですよね。

 

刑務所に入れられたパディントン。普通なら人生のどん底になってしまう、暗い画作りになってしまうはずが、、、ピンクを基調とした画作りになって、汚い刑務所が可愛くなる! 

 

どんな辛いことがあっても、終始底抜けに明るいパディントンにほっこりして、笑って、和んでしまうのでした。。

 

そして、刑務所に入れられ、色々苦労したパディントンは絵本を手に入れることが出来るのでしょうか?

 

うん、ラストはですね、言えませんけども笑

 

皆さんが期待している結末とは、少し違う内容になってますよ、多分。。。

 

やはりね、お婆ちゃんにとって最高のプレゼントは何か、を考えることですよ。お婆ちゃんが人生の中で、貰って一番嬉しかったプレゼント、ギフトは何なのか、、、、

 

うん、思い出しただけで泣けます!! とにかく、ラストは家族みんな見るのに向いている!!! ほっこり暖かい、そして切れ味鋭い素晴らしいラストになっておりましたっ!!!

 

 

また、今作の特徴は声を出して笑いたくなる圧倒的なギャグ!!

 

銀魂を彷彿とさせるようなあの理髪店での一連のギャグ、、お父さんのヨガネタ、、刑務所でパディントンが犯した重大犯罪?、、、どれもこれも映画的な笑いの撮り方で非常に非常に面白い!!!! パディントンはいたって真面目で、相手のためを思っての行為が全て裏目に出て失敗し、それが笑いになってしまう。

 

 

というわけで、もう説明不要でしょう。。

 

見るべき!!見るべき!!!

 

誰もが幸せになる映画でございます!!!! 

 

 

 

 

 

[美しい赤のファンタジー]

 

はい、あとは映画ファン向けの考察をしたいと思います。

 

テンポよし、ギャグよし、ストーリーよし、のパディントンですけど、一番評価すべきなのは色調なんですよ!!!

 

私が毎回言ってることなんですが、、映画を見るときは「色」を見ろ!と。

 

現実にはありえない画作りをする美しい映画。美しい映像には、必ず戦略的な「色」づかいがされている。色の統一感にノックアウトして欲しいんですよ。

 

ということで、久しぶりに書く「色で見る映画」の考察をしますね、、、

 

映画ブロガー界のパディントン(体型でなく、心)、ことモンキーさんにも考察が読みたいって言われてましたもんね。。お待たせしましたっ!久しぶりに読み解いてみますよ!!

 

 

パディントンには必ず「赤」の色が入るんですよね。パディントンの帽子もそうですが、特筆すべきは部屋の「赤」

 

階段が赤塗りになっていて、画面の大半を赤が占める素敵な絵作り。パディントンのコートが青で、赤と補色関係にあって、より赤と青が強調される作りになっている。。。

 

 

Paddington-movie-red-bedroom-headboard.jpg

 

 

もっと凄いのはパディントンのお母さん。服も赤、壁も赤、ベッドも赤、、この人は全て赤なんですよ。。

 

 

Paddington-movie-red-bedroom-headboard.jpg

 

 

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パディントンの家族も家もみんな赤色で塗られているんですyね。これが実に素晴らしい。。。

 

これですね、カラーピッカーで調べたんですけど、主に「赤べに」や「えんじ」という赤が使われてるんですよね。

 

 

http://pluscolorn.sub.jp/rgbseachtest.php

 

 

えんじ色とは、「黒みを帯びた深く艶やかな紅色」という色で、赤の割に目立ったり派手になったりしない、とても落ち着いて高級感がある色なわけですよ。

 

だから、画面いっぱいに出てきても目立たないし、まとまりがある絵作りができるんですよねぇ、、、

 

 

 

そして一方で、パディントンの宿敵、ヒュー・グラントの部屋を見てくださいよ!!

 

 

 

 

 

 

 

全部部屋が緑色でできている!!!

 

もうお判りかもしれませんが、パディントンの赤に対して敵は緑色をしている。色で敵か味方を判別できる作りにしているんですよね。

 

あと、パディントンの邪魔をする、パディントンの近所に住んでる元警官のおじいちゃんがいるじゃないですか!?

 

あいつも全身緑のパジャマ着てますからね!!!

 

つまり、この映画ではパディントンは赤、敵は緑と分かりやすい対峙を示しているのですよ!!

 

ね、わかったよねこの色使い、、たまらんですよ!!!!

 

 

 

[ウェスアンダーソン的描写]

 

さて、多くの方が気付いてるかもしれませんが、今作はウェスアンダーソン監督の作風と非常に近いと感じました。

 

予告編でこのシーンが映った時

 

 

paddington-2-header.jpg

 

 

画面に中心線を引くと左右対称になるシンメトリーな構図、ポップなピンクの色使い、、、、そして濡れ衣を着せられて刑務所に行く、、、

 

どう考えてもグランドブダペストホテル!!!

 

 

 

3042014-poster-p-1-behind-the-scenes-of-the-oscar-nominated-production-design-of-the-grand-budapest-hotel.jpg

 

 

 

 

「グランドブダペストホテル」のオマージュか?

と思うくらい共通点が多すぎる。

 

特に刑務所は似ているところが多かった!

 

 

paddington2_weinstein-1280x600.jpg

 

 

ほら!! 

 

看守服がピンクに変わったのとレイフ・ファインズがクマになったぐらいで、構図は全く同じ!! 

 

 

20140610232207.jpg

 

 

 

フォオオオオオ!!!!! 

 

この一致!この鼓動!この感動!!!!

美しいこの構図、、、感動してるのは私だけですか? 

 

 

 

ちなみにですね、こちらもカラーピッカーを使ってピンク色を調べてみたんですよ。

 

 

 

 

完全な一致とまではいきませんが、こちらも黒みと深みがあるピンク色で、落ち着いてるんですよ。。。違う映画なのに同じ色使ってるんですよ!!

 

もう、この映画の色使いはどうなってるんだ!!

 

ちなみに、この色は「コロニアルローズ」と言って、建物の壁面色に使われているらしいんですよ。壁面でも使われているほど落ち着いた色なんですよね。

 

 

 

 

 

 

[シンメトリー構図の理由は?]

 

グランド・ブダペストホテルとの共通点は分かった。シンメトリーも色も同じ、、、

 

でも、分からないのは「なぜシンメトリーにしたのか」

 

「キングスマン」といいですね、「キューブリック作品」といいですね、イギリス映画って非常にシンメトリーな構図が多いですよね。

 

この画像も、真ん中の通路に線を引いたら、左右対象の画になるの、分かりますか? 囚人の姿勢もシンメトリーですからね

 


で本題。なぜ今作では「シンメトリー」にしたのか。

 

ウェス・アンダーソン監督だと「作家性」ってまとめることができるんですけど、今作はシンメトリーにした理由が分からない。

 

 

が、一つ思いついたことがあります。

それは、今回の「マクガフィン」が大きく関係していると思います。

 

マクガフィンとは、ヒッチコックによる造語で「物語上で登場人物の動機付けや話を進めるもの」を指すんです。今回だと、パディントンがお婆ちゃんにプレゼントしたい「絵本」ですよね。この絵本は、ヒューグラントも欲しがっている。つまり、この絵本がなければ物語が進まないわけなんですよ。

 

 

 

で、この絵本がシンメトリーとどう関係してるかって言うと、、、、

 

 

 

 

この線を引くと分かると思うんですけど、、

そもそも本って両開きにして中心に線を引くとシンメトリーなんですよね。

特に、この飛び出す絵本は船、ロンドンブリッジがシンメトリーになっていて、、、

 

 

つまり、マクガフィンである絵本を巡る物語だからこそ、絵本のシンメトリー構図を再現してるんじゃないか、と思うわけです。まるで絵本を開いてるかのような映画にしたんじゃないでしょうか。。だから色使いもピンクで可愛く!

 

あくまで考察ですので!!

 

 

 

 

 

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映画?「ジオストーム」ネタバレあり感想解説 アホが作ったインターステラー 映画の犠牲者は35億人

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smile

 

 

 

こんばんは!

 

Machinakaです! 

 

今回ご紹介する映画はこちら!!

 

「ジオストーム」

 

 

 

 

poster.jpg

 

 

はい、もう見た目がB級映画プンプン! 地雷を踏みに行ってまいります。。。

 

今月はですね、「今年ベスト級」と「今年ワースト級」ばかりでですね、ちょうど良いのが本当にない、、、アップダウンが激しい山道を登っているような気分です。

 

もっと映画って平坦でいいのかもな、、、

 

ということで、何もオチてないつまらないツカミからスタートでございますっ!!

 

ということで、「ジオストーム」批評、いってみよー!!

 

 

 

 

[あらすじ]

 

 

・地球の気候をコントロールすることを可能にした人工衛星が暴走し、世界中が異常気象や大災害に見舞われるなかで、未曾有の危機に立ち向かう人々の姿を描いたディザスターパニックアクション大作。

・「インデペンデンス・デイ」の製作・脚本を手がけたディーン・デブリンが監督として初メガホンをとり、「エンド・オブ・キングダム」のジェラルド・バトラー、「クラウド アトラス」のジム・スタージェスをはじめ、アビー・コーニッシュ、エド・ハリス、アンディ・ガルシアといった豪華キャストが出演している。

・世界各国の最新テクノロジーを集結し、天候を完璧に制御することを可能にした気候コントロール衛星の運営開始から3年。突如として衛星が暴走を始め、世界中で異常気象を発生させる。衛星の生みの親でもある科学者のジェイクは、衛星の暴走原因を突き止めるため宇宙へ向かうが……。

 

http://eiga.com/movie/83998/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画.com調べて初めてわかったんですけど、今作の監督、、、

 

「インデペンデンス・デイ」の製作・脚本を手がけた

「インデペンデンス・デイ」の製作・脚本を手がけた

「インデペンデンス・デイ」の製作・脚本を手がけた

「インデペンデンス・デイ」の製作・脚本を手がけた

「インデペンデンス・デイ」の製作・脚本を手がけた

「インデペンデンス・デイ」の製作・脚本を手がけた

 

 

・・・はぁ、そういうことか。。。

 

「インディペンデンスデイ」の時と同じく、地球に迫り来る危機に人類が対抗しようとする、世紀末モノの映画ですね。。

 

もしくは聖飢魔IIの映画なのかも。「お前を蝋人形にしてやろうかぁぁぁぁ!?」

 

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そして、今回の特別声優は、、、、

 

 

38078196_126438.jpg

 

なんでブルゾンなんだよ!!!!!

 

まさかあれか!?

 

「ジオストームで地球上から何人消えると思ってるのっ?」

 

「35億人っ」

 

 

 

みたいな宣伝方法してんのかあぁ!? はぁ!?

 

そんな陳腐な宣伝してんじゃねぇぞwww

 

と思ったらただの働きウーマンってキャッチコピーじゃねぇか!ジオストーム全然関係ないじゃんか!!!!

 

もう映画を見る前から酷い予感がする、、だって配給が映画大事にする気ないんだもん、、、

 

 

それでは映画の感想でっす・・・

 

 

 

[映画の感想]

 

最初から最後までセリフで説明、説明、説明、、、まるで朗読劇。

 

ジオストームの派手なところは予告編で全て使われてるぞっ!その他は全て会話シーンだぞ。。

 

脚本家が映画作ったらこうなるのか? ド派手なアクション物と思いきやセリフばかりの超鈍重クソ映画!!!!

 

な、何も楽しめるところが、、ない。

 

インディペンデンス・デイ・リサージェンスが普通の映画に思えてくる。もう頭クラクラしてます。。

 

気候がおかしくなって娘を残して宇宙に旅立つ、という非常に「インターステラー」と同じプロット。。

 

だが、この映画はアホが作ったインターステラーなんだ。。

 

映像で何も楽しませてくれない、黒幕が途中でバレてしまう、ロジックをプログラミングに頼りすぎ問題、、、

 

これを映画と呼んで良いのだろうか?

 

とにかく、絶対に見ないでほしい。酷い、酷いよ。。。

 

ジオストームで破壊したのは、地球じゃなく映画! 

 

この世の終わりでございます、、、

 

 

 

 

 

 

 

[何でこうなった?]

 

もう筆舌に尽くしがたいですが、、いわゆる「クソ映画」の典型というか、どうしようもないっす、これww

 

予告編で見たド派手な爆発シーンはですね、実は最初と最後にしかなくて。

 

あとはひったすら!ひったすら!!ひったすら会話のシーンなんですよ。

 

今作の主人公の無精髭おじさんと、その弟がずっと地球と宇宙で会話していて、「地球に帰ってこい!」と願う弟と「俺は地球のために死ぬんだ!」と自殺願望を露わにする兄。

 

そんな兄弟喧嘩シーンがひたすら流れてくる。えっと、これでどうやって楽しんだらいいんですかね?

 

そんな長い会話シーンなんですが、一切笑えるところがなくて。主人公弟の同僚に黒人女性がいるんですけど、その人がまぁ本当に面白くなくて。。

 

出るセリフ出るセリフが、面白いこと言ってるでしょ?みたいに溜めて溜めて言うものだから、それが余計に面白くないっつーの!!!

 

肝心の爆発も最初と最後以外ない、映画の大部分を占める会話シーンもつまらない、、、、

 

上映時間80分くらいでよかったよ。

 

それにねぇ、無駄な感動ストーリーげな要素入れるのやめてくれ。まるでインターステラーのような父・娘関係を描く意味は一体あったのか? 特にこの娘が物語上重要ってわけじゃなくてね、ただ感動げなストーリーにするために娘が使われてるんですよね。。。

 

 

Bande-annonce-Geostorm.jpg

 

ね? 同じようなシーンなんですよ。でもインターステラーは最後娘大活躍すっから全然違うんですけどね。。他にも、インターステラーは磁気嵐、ジオストームは気象崩壊って凄く共通点が多い映画なんですけどね、プロットは似てるのにつまらないんだよなぁ、、、

 

maxresdefault.jpg

 

あとですねぇ、、ドバイ?かな?

 

少年と犬の非常に短い感動げなシーンもやめろ!!! あれで誰が感動すると思ってんだ!! どんだけ下品なんだよ!!!!

 

 

はい、まとめるとですね、何も良いところがない。外連味もない、ド派手な爆発シーンも、最初と最後だけ、、、、

 

 

そして、気づいた人いますかね? この映画って娘のナレーションで物語が始まってるんですよ。。

 

Machinakaの日記ではずっと訴えてきていますけども、、、、

 

「ナレーションから始まる映画は駄作」

 

ね、今回も証明してしまいましたね、、、

 

 

 

[プログラミングには実体がない]

 

今回の大失敗の元凶となったのは、気象衛星が壊れた原因が何者かによるハッキングで、主にシステムエラーという物語にしたのが、本当に最悪だったと思われます。

 

なぜなら、システムエラーとかハッキングって、映像化してもしょぼくないですか? プログラミングが擬人化するんですか? 見栄え良く敵として表現できるんですか?

 

もうネタバレしちゃいますけど、今回の黒幕は大統領の補佐を務める大臣で、実際に気象衛星を悪用していたのは、乗組員だったわけなんですよ。

 

 

最初は巨大な気象衛星という非常に大きな、得体の知れない奴が地球を襲っている、とワクワクしていたのに、最後は結局人間がやってましたって、、、、

 

話が急激にスケールダウンしてるんですよ!!!!

 

 

こんな話にノレるわけねぇだろ!!!! しかも、黒幕と繰り広げるバトルは、まぁぁ普通の銃撃戦だったりするわけで。。

 

こちらも、バトルが急激にスケールダウンしてるんですよ!!!! 

 

結局一番盛り上がったのは予告編だけ、ていうね、、、

 

 

全国の働きウーマンの方、見ないでください。。。

 

 

 

 

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「99.9刑事専門弁護士シーズン2第2話」ネタバレ感想 如実に虚実を示した事実、好日なり!

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く 

 

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ぎゅっと強く温かなその手で 時間を掴み取れ

消えそうな勇気を 今持ってる君へ

届けこの想いよ Zero to Goal Zero to Goal 〜♪♪

 
どうもすみませんw 
 
こんばんは、Machinakaでございます!!
 
さて、日曜日も終わりに差し掛かった日曜9時。週末最後のお楽しみが参りました。。
 
しかも、今回は拡大版!! しかもしかも、ついに深山弁護士が追いかけ続けていた父親の事件の真相が明らかになる、、、
 
 
やっと答えが見つかるかもしれない、、、
 
ドラマを見ながらブログを書く予定だったのですが、、面白くてブログどころじゃありませんでした。ながら視聴ってダメですね、ファンの方すいません。。。
 
それでは、、、
 
 

 

 

「99.9刑事専門弁護士シーズン2第2話」批評、、、、シーズン2もいってみよ〜〜〜〜!!!!!!

 

 

 

 

[ついに真相が明らかに、、、でもなんだこのモヤモヤ感]

 

まずはですね、シーズン1でもずーと議論になっていた深山弁護士の父親の無実が晴れましたね。。。。

 

 

超〜〜〜おめでとうございます!!!!!!

 

 

深山弁護士、本当にお疲れさまでした!!!!

 

 

 

と言いたいところなんですが、、、

 

 

あれ、なんだこのモヤモヤ感は、、、

 

 

今回も相変わらず素晴らしいトリックで、佐田弁護士の娘が偶然つけていたお守りが、見事に事件を解決に導けた、班目法律事務所のチーム全員(とその家族笑)での総力戦で会ったと思います。実にお疲れさまでした!!!

 

しかし、事実を明らかに出来ても、「パンパカパーン!」みたいな明るい音楽は流れず、ずーとシーンとした演出を貫いていましたね。そして何より、死んでしまった殺人犯の警察官を何故大友は調べているのか、その答えが分からないまま終わる結果となり、まだまだこの事件には闇が深そうです。。。

 

 

さて、これにはどんな意図があるんでしょうか?

 

今までは弁護士VS検察との勝負、、、

 

班目所長のセリフが伏線とするならば、次は裁判官とのバトル、、、

 

要はラスボスが鶴瓶さん

 

ってことになりますね。深山弁護士と鶴瓶さんとの裁判バトルが繰り広げられるのか、もしくはダジャレバトルが白熱してしまうのか、、、、

 

 

[今後の展開]

 

ただですね、私もいろんなドラマや映画を見ていますが、弁護士VS裁判官っていうのは、見たことも聞いたこともありません。

 

何故ならば、どの作品であっても裁判官というのは中立公平であり、清い存在であり、劇中では最も神に近づいている存在なわけです。

 

そして、そもそも深山弁護士の父親の事件は、既に時効を迎えていて、鶴瓶弁護士とのバトルを再現したくてもできないのですよ。

 

うん、本当に検討がつかない。。事実を明らかにした深山弁護士ですが、まだまだ納得がいってないようで。。。

今回も、真剣な時は抑えた演技をしていて、事実を淡々と話していく姿。むしろ激昂しない方が怒りは強いって思いますし、含みを持たせる言い方が、、、また来週以降の妄想を掻き立てる美味い演技だなぁと思いました。

 

 

 

大友は、殺人犯の警察官について、生存確認を異常に気にしてましたね。事件は時効になったのに、今更どうしようもないのに。

 

明白なのは、大友は殺人犯と深山と接触するのを非常に避けたい。これは、知られたくない事実がまだあるのでしょうね。

 

つまりですね、暴くべき事実は全て明らかになったわけじゃないってことです。

 

そして何より、班目所長、大友、そして深山弁護士の父親の関係。ラグビーボールは何を意味してるんだっ!!!!

 

 

まだまだ謎が深いため、夢中になって見てしまいますヽ( )`ε´( )ノ

 

 

とにかくですね、犯人を見つけお疲れ様でござましたっ!!!

 

犯人を見つけたこの日、日々是好日!!!!

 

 

 

 

 

 

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2018年アカデミー賞ノミネート発表! 意外な一作!オスカー最有力は「美女と野獣」の再解釈版!!

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く 

 

こんばんは! Machinakaです!!!

 

今回はこちらの映画賞について書きます!!

 

「第90回アカデミー賞ノミネート発表!!」

 

 

90-oscars.jpg

 

 

フォオオオオおおおおおおおおお!!!!!

 

 

ウォォォおおおおおおおおおお!!!!!

 

ついにやってきたぜ!!! とうとうやってきたぜ!!!

 

ついにアカデミー賞について記事を書くときが!!!!!!

 

一年って本当に早いねw 

 

俺の生活も劇的に変わって、どんだけこの一年で変わったかっていう話ですよ。。

 

とにかく! 本日付で発表されたこのノミネートについて書かざるをえないんですよ!!! ゴールデングローブは見事にスルーしてしまったので、アカデミー賞くらいちゃんとしようって意味もありますけどw

 

もうね、まずタイトルが美しいですよ。

 

 

「90回とOSCARS」をかけて、「90SCARS」って、、、シンプルだけどカッコ良いデザインでそれだけで大興奮でございます。。。日本のテレビのデザインも見習ってほしい!!!!

 

 

 

ということで、、、

 

2018年アカデミー賞ノミネート発表、批評いってみよ〜〜〜!!!!!!

 

 

 

[ノミネート作品一覧]

映画ドットコム様の記事からノミネート一覧をお借りしました!

 

http://eiga.com/news/20180123/19/

 

 

▽作品賞

「君の名前で僕を呼んで」

 

 

 

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」

 

 

 

「ダンケルク」

 

 

 

「ゲット・アウト」

 

 

 

「レディ・バード」

 

 

「ファントム・スレッド」

 

 

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」

 

 

「シェイプ・オブ・ウォーター」

 

 

 

「スリー・ビルボード」

 

 

 

 

 

 

▽監督賞

クリストファー・ノーラン「ダンケルク」

ジョーダン・ピール「ゲット・アウト」

グレタ・ガーウィグ「レディ・バード」

ポール・トーマス・アンダーソン「ファントム・スレッド」

ギレルモ・デル・トロ「シェイプ・オブ・ウォーター」

 

▽主演男優賞

ティモシー・シャラメ「君の名前で僕を呼んで」

ダニエル・デイ=ルイス「ファントム・スレッド」

ダニエル・カルーヤ「ゲット・アウト」

ゲイリー・オールドマン「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」

デンゼル・ワシントン「Roman J. Israel, Esq.」

 

▽主演女優賞

サリー・ホーキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」

フランシス・マクドーマンド「スリー・ビルボード」

マーゴット・ロビー「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」

シアーシャ・ローナン「レディ・バード」

メリル・ストリープ「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」

 

▽助演男優賞

ウィレム・デフォー「ザ・フロリダ・プロジェクト(原題)」

ウッディ・ハレルソン「スリー・ビルボード」

リチャード・ジェンキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」

クリストファー・プラマー「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」

サム・ロックウェル「スリー・ビルボード」

 

▽助演女優賞

メアリー・J・ブライジ「マッドバウンド 哀しき友情」

アリソン・ジャネイ「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」

レスリー・マンビル「ファントム・スレッド」

ローリー・メトカーフ「レディ・バード」

オクタビア・スペンサー「シェイプ・オブ・ウォーター」

 

▽脚本賞

エミリー・V・ゴードン、クメイル・ナンジアニ「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」

ジョーダン・ピール「ゲット・アウト」

グレタ・ガーウィグ「レディ・バード」

ギレルモ・デル・トロ、バネッサ・テイラー「シェイプ・オブ・ウォーター」

マーティン・マクドナー「スリー・ビルボード」

 

▽脚色賞

ジェームズ・アイボリー「君の名前で僕を呼んで」

スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー「The Disaster Artist」

ジェームズ・マンゴールド、スコット・フランク、マイケル・グリーン「LOGAN ローガン」

アーロン・ソーキン「モリーズ・ゲーム」

バージル・ウィリアムズ、ディー・リース「マッドバウンド 哀しき友情」

 

▽視覚効果賞

「ブレードランナー 2049」

「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」

「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」

「キングコング 髑髏島の巨神」

 

▽美術賞

「美女と野獣」

「ブレードランナー 2049」

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」

「ダンケルク」

「シェイプ・オブ・ウォーター」

 

▽撮影賞

ロジャー・ディーキンス「ブレードランナー 2049」

ブリュノ・デルボネル「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」

ホイテ・バン・ホイテマ「ダンケルク」

レイチェル・モリソン「マッドバウンド 哀しき友情」

ダン・ローストセン「シェイプ・オブ・ウォーター」

 

▽衣装デザイン賞

ジャクリーン・デュラン「美女と野獣」

ジャクリーン・デュラン「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」

マーク・ブリッジス「ファントム・スレッド」

ルイス・セケイラ「シェイプ・オブ・ウォーター」

コンソラータ・ボイル「Victoria and Abdul」

 

▽長編ドキュメンタリー賞

「Abacus: Small Enough to Jail(原題)」

「フェイセス・プレイセス(英題)」

「イカロス」

「アレッポ 最後の男たち」

「ストロング・アイランド」

 

▽短編ドキュメンタリー賞

「Edith+Eddie(原題)」

「Heaven Is a Traffic Jam on the 405(原題)」

「ヘロイン×ヒロイン」

「Knife Skills(原題)」

「Traffic Stop(原題)」

 

▽編集賞

「ベイビー・ドライバー」

「ダンケルク」

「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」

「シェイプ・オブ・ウォーター」

「スリー・ビルボード」

 

▽外国語映画賞

「ナチュラルウーマン」(チリ)

「L'insulte(英題:The Insult)」(レバノン)

「ラブレス」(ロシア)

「心と体と」(ハンガリー)

「ザ・スクエア 思いやりの聖域」(スウェーデン)

 

▽音響編集賞

「ベイビー・ドライバー」

「ブレードランナー 2049」

「ダンケルク」

「シェイプ・オブ・ウォーター」

「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

 

▽録音賞

「ベイビー・ドライバー」

「ブレードランナー 2049」

「ダンケルク」

「シェイプ・オブ・ウォーター」

「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

 

▽メイクアップ&ヘアスタイリング賞

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」

「Victoria and Abdul」

「Wonder」

 

▽作曲賞

ハンス・ジマー「ダンケルク」

ジョニー・グリーンウッド「ファントム・スレッド」

アレクサンドル・デスプラ「シェイプ・オブ・ウォーター」

ジョン・ウィリアムズ「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

カーター・バーウェル「スリー・ビルボード」

 

▽長編アニメーション賞

「ボス・ベイビー」

「The Breadwinner(原題)」

「リメンバー・ミー」

「Ferdinand(原題)」

「ゴッホ 最期の手紙」

 

▽短編アニメーション賞

「Dear Basketball(原題)」

「ガーデンパーティー(原題:Garden Party)」

「LOU」

「Negative Space(原題)」

「へそまがり昔ばなし(原題:Revolting Rhymes)」

 

▽主題歌賞

“Mighty River”「マッドバウンド 哀しき友情」

“Mystery of Love”「君の名前で僕を呼んで」

“リメンバー・ミー(Remember Me)”「リメンバー・ミー」

“Stand Up for Something”「マーシャル 法廷を変えた男」

“This Is Me”「グレイテスト・ショーマン」

 

▽短編実写映画賞

「DeKalb Elementary(原題)」

「The Eleven O'Clock(原題)」

「My Nephew Emmett(原題)」

「The Silent Child(原題)」

「Watu Wote: All of us(原題)」

 

 

 

[感想]

まさかのあの作品がオスカー独占!? 

 

日本では絶対にウケそうにないあの作品がまさかのオスカー最有力か!?

 

そして、オスカー常連のあいつらも何食わぬ顔で登場!!!

 

・・・ってあれ、ディカプーはどうした!?!?!?

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

はい、私も全く予想してませんでしたけど、まさかの「シェイプ・オブ・ウォーター」が13部門ノミネートで最多、続いてノーラン監督の「ダンケルク」、、、ってシェイプ・オブ・ウォーターが勝っちゃったよw

 

はい、シェイプ・オブ・ウォーターはですね、ギレルモ・デルトロ監督が少年時代からずっと映画化したかった作品で、他の作品と比べて桁違いの情熱、、いや怨念こもった作品といえるでしょうw

 

この作品はですね、政府に極秘に管理されている謎の生命体と、、、、清掃員のおばさんとの恋愛を描いた作品なんですよ!!!!!

 

男性側である謎の生命体は見た目気持ち悪いし、清掃員のおばさんもお世辞には可愛いとは言えない、、、恋愛を描いたものなのに美男美女じゃない組み合わせなんですよ!!! だから日本では絶対に売れないって断言しておきますけどもw

 

いいですか、もう一度言いますけども、この作品がアカデミー賞を取っても、日本じゃ絶対に売れない!!! なぜなら外見至上主義だから!!!!

 

監督はですね、「美女と野獣」に非常に疑問を持っていたみたいなんです。

 

野獣の醜い姿を受け入れた美女のお姫様。すると野獣の魔法が解けてイケメソ王子に早変わり!そして美男美女が幸せに暮らしましたとさ、、、

 

ってふざけんな!! 結局恋愛は見た目じゃねぇか!!!! って監督は怒っていたみたいですw

 

 

ですから、この作品は監督なりの「美女と野獣」の再解釈版というか、恋愛は見た目じゃないってことを訴える作品でもあるんですよ。

 

本当に主人公たちは美男美女じゃないんでしょうか?

 

ちなみに、男性側の謎の生命体は「ヘルボーイ」の半魚人みたいだし、、キモす・・・

 

 

 

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ヒロインの女性はあの「パディントン」にてお母さん役を務めたサリー・ホーキンス!!

 

ね? 正直言って美人じゃないでしょ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 

 

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絶対に日本じゃありえない組み合わせ!! 

 

「ひるなかの流星」ならぬ「よるなかの星屑」みたいな、、、

 

タレントで言うなら、温水洋一と片桐はいりとの恋愛物語、みたいな感じですかね?

 
はい、勝手に名前使ってすみませんw

 

ということで、「シェイプ・オブ・ウォーター」是非みてくださいねぇ!!!! 日本では3月1日と、アカデミー賞の直前!!! 非常にアガるスケジュールだヤッホーーーー!!!

 

 

・常連のあいつら

あとはですね、当たり前というか、またしてもメリル・ストリープがノミネートされたりだとか、デンゼル・ワシントンがまた選出されたとか、オスカーの常連たちが余裕のノミネートを果たしてましたね。。

 

・視覚効果賞

あと嬉しかったのは、視覚効果賞のノミネートに「猿の惑星 聖戦記」が入っていたヤッホーーー!!!!

 

次朗長の兄貴、一生ついて行きまっせ!!!

 

 

・脚本賞

「ゲット・アウト」が入っていて良かった! 未だに年間ランキングに入れなかったことを悔やんでいる、、、ほどの大傑作が脚本賞ノミネートだ!

 

 

・主演女優賞

マーゴット・ロビーがノミネートしててびびった!! アメリカのナイスバディな姉ちゃんの代表格みたいな人が、本格的に評価されてるぞ、、、、

 

・助演男優賞

デフォおおおお!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

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映画「デトロイト」ネタバレなし感想解説 白クレ刑事、純情歌に勝てぬ 過剰に大きいドア開閉音の理由

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320.jpg

 

こんばんは! Machinakaです!!!

 

 

寒いぜ!!!!!!

 

私の住んでる地域も月曜日は雪まみれになってね、未だに雪が残ってるんですよね。。こんな気温に外で遊ぶとかね、ありえないのでね、是非とも皆さん映画館に行ってくださいよ! 

映画館なら暖房も効いてるし冷たいビール飲んでもへっちゃらですよ!

 

それに、毎年恒例ながら、骨太なドラマ映画が公開されるようになってきた1月後半ですよ!!

 

 

外は寒いけど、映画館の中じゃアッツアツの面白い映画がドンドン公開されていくのです(*⌒∇⌒*)

 

 

それでは、「デトロイト」批評いってみよ〜〜〜!!!!

 

 

 

 

 

[あらすじ・見どころ]

 

 

 

・「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー監督が、黒人たちの不満が爆発して起こった1967年のデトロイト暴動と、その暴動の最中に殺人にまで発展した白人警官による黒人たちへの不当な尋問の様子をリアリティを追求して描いた社会派実録ドラマ。

・67年、夏のミシガン州デトロイト。権力や社会に対する黒人たちの不満が噴出し、暴動が発生。3日目の夜、若い黒人客たちでにぎわうアルジェ・モーテルの一室から銃声が響く。

・デトロイト市警やミシガン州警察、ミシガン陸軍州兵、地元の警備隊たちが、ピストルの捜索、押収のためモーテルに押しかけ、数人の白人警官が捜査手順を無視し、宿泊客たちを脅迫。誰彼構わずに自白を強要する不当な強制尋問を展開していく。

・出演は「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のジョン・ボヤーガ、「レヴェナント 蘇えりし者」のウィル・ポールター、「トランスフォーマー ロストエイジ」のジャック・レイナー、「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」のアンソニー・マッキーら。脚本は「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」も手がけたマーク・ボール。

http://eiga.com/movie/87571/

 

 

 

 

 

 

 

はい、来てしまいましたキャスリン・ビグロー最新作ッ!!

 

大型作品がこれから控える中、堂々たる骨太社会派映画がやってきた!!

 

キャスリン・ビグローと聞いて、映画ファンなら喜んで映画を見に行くと思いますけどね!もう説明不要なくらい有名な人ですけども

 

「ハート・ロッカー」と聞いて知らない人はいないのでは?

 

 

 

 

 

映画の内容、評価、知名度共に抜群な映画なので知ってる方も多いはずです。

 

また、あの「ゼロ・ダーク・サーティ」や「K−19」など、戦争映画を得意としている監督ですが、今回のデトロイトは黒人の人種差別モノ、、、

 

 

あれれ?と感じるかもしれませんが、このデトロイトが描いている黒人の暴動とそれを鎮圧しようとする白人の戦いは、死傷者多数でもはや戦争といっても良いレベルで、、、

監督が得意とするジャンルだと思います。

 

また、監督ではないですけども、製作総指揮で「カルテル・ランド」を手がけていて、、、

史実に残るような実際の戦争ではないにしても、メキシコの麻薬カルテルと警官との麻薬戦争が行なわれている事実を映画化にした、という点では、今作の「デトロイト」と非常に近いものを感じます。

 

 

 

 

 

なんか、適当に挿入したカルテル・ランドの予告なんですけど、「目には目を。歯に歯を。」という字幕が、今作のデトロイトの暴動を描いてるような気がして、偶然とは思えない共通点がまた興味深いですね、、、

 

 

 

さて、今回もカルテル・ランドと同じく、まるで戦争のような地獄絵図が待っているのか? 

 

実際に起こった事件で黒人差別モノということもあって、素直にはエンタメ感を感じられないけども、やっぱり映画は楽しくなきゃ!非常に期待しております。

 

最後に、キャスリン・ビグロー監督の顔写真を写して映画の感想に入りたいと思うのですが、、、

みなさん、これまでの私の監督紹介で監督にどのようなイメージが浮かびましたかね? ゴリゴリの男? 黒人監督?

 

 

それでは監督の顔写真はコチラ!!

 

 

 

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ホワッ!? ホワホワっ!?

 

それでは映画の感想にいってみよ〜〜!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

 

いやぁ、、、、やられました。

 

 

ずっしり来ました。。。 予告編や前評判からですね、非常に骨太な社会派作品という予想はしてましたけども

 

 

まさか、ここまで刺さる作品だったとは思わなかった。

 

あ、そういやまだ言ってませんでしたね。メッチャクチャ面白かったんですよ!!! でも、刺さります。怖いです。。。ズシーンときます。。。 見るときは覚悟してください。

 

上映が終わった後ですね、観客がやたらと談笑しながら帰っていくのは非常に印象的だったんですよ。サスペンス・ホラーでしかも密室モノで人種差別モノ。重い要素が何重にも重なっている苦しい〜〜〜〜〜〜〜〜映画であるため、重圧から解放されるかのようにニカニカ笑っていたのです。

これ、普通の人種差別モノの映画だったら絶対にない光景だよなぁと思いつつ。やはり、キャスリン・ビグローの作品ってエンタメなんだよなぁと実感するばかりでした。

 

 

 

 

 

この映画はですね、実際に起こったデトロイトの暴動事件をリアルに再現したドラマ映画ではあると思うんですけども、、、

 

どう考えてもホラーだよ!!メッチャクチャ怖いよ!!

 

白人警官の黒人に対する拷問シーンはですね、もはやホラーです。何度も何度も執拗に、体も心も蝕んでいく、、、

 

 

白人警官としては、殺そうと思えば簡単に殺せる状況にはあるのですが、キング牧師が既に活躍していた時代、黒人の人権が社会的に重要視され、黒人を殺した警官は冷遇される時代なのです。だから、簡単には殺せない。

 

だから、殺すフリをして銃を持っているかどうか聞き出そうとしたり、言葉巧みに黒人を操ろうとする狡猾な手口が、見ていて良い意味で嫌悪感が湧いて仕方がありませんでした。絶対に会いたくない警官ナンバーワンですね、こいつら。

 

しかも、この拷問シーンは実際に被害にあった女性の証言に基づいているもので、セリフもやってることも事実であったという恐怖。。。

 

人を殺すにも複雑な手続きを取っている白人警官に、恐怖と憎悪を感じざるを得ませんでした。。。

 

 

ただですね、言っておきたいのは、今作の最低最悪な白人警官を演じたウィル・ポールター、ウィル・ポールターに拍手を贈りたい。

 

映画はですね、実際のところこのウィル・ポールター演じる白人警官を中心として物語は進んでいくわけですよ。つまり、こいつが全ての元凶になっていく。アカデミー賞では黒人の人権活動や、トランプ大統領のあおりを受けて、黒人差別をする役を演じるのは、とてもやりづらい仕事ですよ。

 

俳優の仕事とは言えど、このご時世にあえて嫌われ役を演じるっていうね、本当にお疲れ様でした!

 

この映画を見ている間は、彼が演じる白人警官に対する憎悪がどうしても湧いてきてしまって、ここまで心を動かされる俳優も珍しいですね。

 

 

 

 

 

[乾いた音に右に出るもの無し!]

 

はい、そして今作の恐怖表現を増大させた最も大きな要因は「音」ですね。前作の「ハートロッカー」でも、確かアカデミー録音賞を取っていたと思うのですけども、、、

 

拷問される黒人の息遣いの表現に驚きました。大声で叫ぶと殺されるため、「次は自分が殺されるかもしれない」という緊迫感をセリフではなく、息遣いの粗さや大きさで伝えているのが素晴らしいと感じました。映画館のサラウンド音響システムを十二分に発揮し、息遣いに遠近差を感じさせ、臨場感を高めてました。何より録音で素晴らしいのは「乾いた音」ですね。

 

 

キャスリン・ビグロー映画の音で特徴的なのは「乾いた音」ですよ!! 乾いた声、乾いた砂、乾いた銃声、、、、普通の映画では考えられないような繊細な音の表現をこだわるのが監督の特徴だと思っています。

 

監督は絶対に変態に決まっていますねw

 

 

 

 

息遣い・ため息の表現がですね、、、、拷問シーンより怖い、壊すです、、、

 

また、音といえば、「ドアを閉める音」が異常に凝っていてですね、、、

 
ていうか、この映画は異常なほどドアを開け閉めするシーンが多くて、、、、
モーテルが舞台だからかもしれませんが、小部屋が多い分ドアが凄く多い。そこでひっきりなしに、廊下から小部屋に移動するシーンが多い。そして、必ずドアを閉める。その時に、わざわざドアを閉める時の「音」がですね、いちいち大きくて凝ってるんですよねw
 
おそらく、ドアが違う度に音って違ってませんでしたか? まぁ、ドアの開閉音なんて気にする人いないでしょうけどwww
 

 

 

普段だったら省略するはずの「バタンっ!!」とか「ガチャっ!!」とかのドアの音を、あえて大きく音量を上げて、いちいち強調してくるんですよね。

 

で、これが何の意味かって話ですけど、、、

 

扉を開ける/閉めるというのは、映画のシーンを切り替えるメタファーになっていると思うんですよね。最近公開された映画だと「君の名は。」でもよく使われていたテクニックですけども、、、

 
 
よくよく考えてみれば、、、、
 
 
 

 

ドアを開ける/閉めるという開閉運動は、映画の撮影で使われるカチンコと同じ動きをしますよね?

 

 

 

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今作のデトロイトは、廊下での拷問シーンから小部屋での個別尋問のシーンが頻繁に切り替わる作りとなっており、廊下と小部屋で警察官の態度もコロッと変わる→シーンの空気もガラッと変わるので、あえてシーンとシーンの切り替えをドアの音で行っていたのではないでしょうか??

 

 

そう考えないと、あんなに大きなドアの開閉音ってやらないですよね?

 

 

 

 

 

[監督が撮りたかったモノは戦争でも差別でもない]

 

 

 

 

この作品を通して分かったことは、監督が撮りたいモノって、決して戦争やアクションでも、差別モノでもないと思うんですよね。

 

戦争アクションや差別モノが入るのは、映画をより多くの人に見てもらうための要素であり、映画にとって必要不可欠な魅力だと思うんですよね。悪い言い方をすれば、客寄せパンダにもなっちゃうんだけど、、、ま、映画ってそんなもんじゃん?

 

実は監督はですね、映画を撮る前は画家をしていたということで、一貫した作家性があると思うのですよ。真偽は分かりませんが、仮に一つの作家性があるとしましょう。

 

だとすれば、監督が映画を通して伝えたいことは何なのか?

 

それは、「一線を通り越し、逃げ道がなくなった人間の狂気(クレイジー)」

                             だと思ってます。

 

「ハートロッカー」では、命知らずのクレイジーな爆弾処理班を主人公に描いたし、「カルテル・ランド」では一般市民を超えてもはやマフィアと同じになってしまった、武装自警団をメインに描いていたし、、、

 

キャスリン・ビグローの主人公に狂気は欠かせない気がするんですよね。で、一線を通り越して周りが見えず、気付いたら後戻り出来ない状況になっている。逃げ道がなくなった時、クレイジーな人間は何をしでかすのか?といったことに興味があるんじゃないかなぁと思います。

 

 

 

今回のデトロイトはですね、一見して白人警官が一方的に悪者という感じに見えるのですが、、元々の拷問を招いた人って、、、黒人が競技用のピストルを打ちまくったからだよ?

 

本物の銃ではないけど、仕掛けてきたのは白人じゃなく黒人なんですよね。だからですね、前半までは黒人=正義だとはとても思えない描写が多すぎるんですよ。だから、競技用ピストルを撃った黒人は、戦場での超えてはいけない一線を超えてしまった。

 

そして、問題の白人警官はですね、黒人を人とも思ってないドグサレ糞野郎なんですけど、おそらくコイツは何度も黒人を殺してしまってるんですね。客観的に裁判で裁かれるならば、死刑×10回くらいでも足りないくらい、警官として人間として、超えてはいけない一線を超えてしまった。

 

 

そして、兵士もいる公の場で黒人を殺してしまい、もう後戻り出来なくなった白人警官は、あるかどうか分からない銃の所在を黒人に拷問して、自分を正当化しようとするんですよね。

あいつの行動はもう常軌を逸しています。

 

クレイジーな白人警官=白クレな訳ですよ。ってタイトルの伏線をさらっと回収しておきますね。

 

 

そんな狂った白人警官の凶行を、極めて客観的な目線で見据えるジョン・ボイエガの名演が非常に光ったと思います。

 

白人警官もですね、銃があるに違いないと思って踏み込んだ以上はですね、もう決めつけるしかないんですよね。今更「やっぱり銃ないかも」って帰るわけにはいかない。後戻りはできないんですよ。。。

 

 

 

 

 

 

[白人は暴力、黒人は歌で戦う]

 

ジャズ、ブルース、ファンク、ヒップホップ、R&B、、、数えるとキリがありませんが、黒人が作った音楽は常に差別との戦いの中で生まれたモノだと思っています。

 

今作で特徴的だったのは、白人は黒人に対して絶対的に暴力を振るう。そして拷問被害者の黒人は、絶対に暴力を振るわない、振るえないのです。その代わり、歌で勝負する。

 

実話ということもあり、偶然かもしれませんが、拷問された黒人は売れる前のザ・ドラマティックスのメンバーが中心ということで、非常に歌が多く使われるんですよね。エンドロールの最後に流れるセットリストのシーンでは、なんと3列に渡ってセトリがズラーーーーと、、、 なかなか見ない光景ですw

 

 

その中でも、最後の最後に流れるこの歌、Algee Smithで「Grow」という歌なんですけども

 

 

 

 

[Verse 1]
I'm coming from a place of delusions and being blinded
I been around it

I hear it now
It's coming loud, the sound of sirens
Of all of the places, how is this where I end up?
Oh, hated for what I am and loved for what I'm not

 

[Chorus]
Truth is that all men are equal
But I know
Equal for my kind of people ain't what they show
I'm crying oh, oh
Oh, oh
Oh, oh
I wonder when we will grow

https://genius.com/Various-artists-grow-lyrics

 

 

人類皆平等って言うけど、そんなの見たことない。俺たちは成長しなくちゃいけない。。。

 

暴動を起こした黒人で始まりましたが、最後はAlgeeの優しい音楽で終わり。しかも実在するラリーとデュエットを組んでいる素晴らしさ。。。

 

 

ちなみに、ラリーさんはドラマティックスでの活動を諦め、聖歌隊に入り、今もデトロイトに住んでいるという、、、、

 

そして、見るからに警官恐怖症になってしまったこの現実。暴力は引き継げないけど、歌なら今後も引き継げるんですよ。

 

暴力ばかり振るう白人の狂気(クレイジー)に、聖歌隊の純情歌で対抗するカッコよさ!!

裁判では勝ってもな、暴力を振るう限り差別する限り、お前はずっと負けているのだ!

 

最後は暖かく良い歌に包まれて映画館を後にしてくださいね!!

 

 

大変オススメでございます!!!!

 

白クレ刑事も愛用してるかも!? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ジュピターズ・ムーン」ネタバレなし感想解説 現代EUを描くシリアスSF!神に代わってお仕置よ!

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こんばんは! Machinakaです!!!

 

今回ご紹介する映画はこちら!

 

 

「ジュピターズ・ムーン」

 

 

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久しぶりに来ました、カンヌ映画!!!

 

といっても、受賞はしてないみたいなんですけどね、でもカンヌに出品された映画が日本で公開されることは嬉しいです。

 

前に評論したカンヌ映画は河瀬直美監督の「光」でしたかね。

 

とにもかくにも一筋縄ではいかないカンヌ映画、しかもSFということで、どんなメタファーがあるんだ、どんだけ難解な映画なんだって不安になりまくりな状態で鑑賞してまいりました。

 

自由に空を飛べるだけじゃね、SF映画としては新規性もへったくれもありませんからね。だからなんなんだって話ですからね。

 

カンヌのコンペティションにまで勝ち進んだ良作を、この目で確かめるぞ!!

 

 

それでは、「ジュピターズ・ムーン」批評いってみよ〜〜〜!!!!

 

 

 

 

 

[あらすじ・見どころ]

 

 

 

・「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」で第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを獲得したハンガリーのコーネル・ムンドルッツォ監督によるSFドラマ。

人生に敗れた男と超能力を持った少年が繰り広げる逃避行を、移民問題やテロリズムといった社会問題を絡めつつ圧倒的な映像表現で描く。

・父とともに祖国シリアを逃れハンガリーを目指す少年アリアンは、混乱の中で父とはぐれ、国境を越えようとしたところを国境警備隊の男ラズロに銃撃されてしまう。

・瀕死の重傷を負ったアリアンは、難民キャンプで働く医師シュテルンのもとへ運び込まれる。医療ミスで患者を死亡させた過去を持つシュテルンは訴訟を取り下げてもらうために大金を必要としており、恋人ベラと共謀して違法に難民を逃して金を稼いでいた。

・シュテルンの診察を受けたアリアンは体調の異変を訴え、シュテルンの目の前で重力を操って浮遊してみせる。成り行きからアリアンを連れて難民キャンプを後にしたシュテルンは、アリアンの能力を金儲けに利用しようと思いつくが……。シュテルン役に「宇宙飛行士の医者」のメラーブ・ニニッゼ。

http://eiga.com/movie/87932/

 

 

 

 

 

ハンガリーとドイツの合作ということで、いわゆる東欧の映画でございます。日本ではほとんど公開されることのない、というか数自体も少ないと思いますが、とっても珍しい映画でございます。

 

 

監督は「ホワイト・ゴッド」でカンヌのグランプリを獲ったみたいです。でもごめんなさい、知らないです。。

 

私が見たハンガリー映画といえば「サウルの息子」ぐらいですからねー。。。もっと勉強せねば。

 

監督・キャスト共に全く見たことも聞いたこともないです。だってこのキャスト、知ってます?

 

http://eiga.com/movie/87932/

 

 

まず名前が難しいよw アメリカの俳優ではほとんど見ない名前と名字ばかりで、でも「ハルミ」って名前にはなぜか親近感が湧きますねw

 

さて、物語はシリアからの難民ということでね、なんともシリアスな内容なんだって、、、、

 

 

すいません、30に近づくとね、ダジャレが好きになってしまって止められないんですわww

 

 

もう消したけど、タイトルにあるシリアに"シリア"って""マークを付けちゃって、、、

 

 

認めるけどキモいっすわ・°・(ノД`)・°・

 

 

ダジャレを考えるよりも映画の内容考えろって話ですわ、、、

 

 

はい、というわけで非常に歯切れの悪い中、映画の感想に入りますーーー。

 

 

の前に、不定期に書いているポスター批評から行きますか。。

 

ポスター自体は非常にシンプルで、まるでインセプション的な曲がりくねった街を背景にして、限りなくグレーに近いブルーから黒みがかった薄い茶色のグラデーションで表現している。この色使い、全体としてダークで現実離れした印象を持ちます。

 

 

320.jpg

 

 

 

調べてみると、この茶色はカレー色らしいですね。うん、ハンガリーなのにカレー色なんだ。まぁウ◯コ色とも言いますけどw

そう考えると、空中に浮いている彼が街にウ◯コを撒き散らしているような、地獄絵図にも思えてくるw

 

ただ、街を背景にカレー色に塗ると、退廃した街のような印象も見受けられるし、ちょっと世紀末感が出ますよね。うん、グラデーション好きのMachinakaとしては、シンプルかつ美しいポスターとなってました!

 

 

まぁ、も少し真面目な見方をするとですね、ジュピター=土星ということで、土星の色を考えてデザインしたのかもしれませんね。土星の茶色と非常に似ています。

 

 

mig

 

 

さて、お待たせしました。

それでは映画の感想でっす!!

 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

・一言感想

超難解のようで冒頭にヒントがあるタイプの映画。絶対に遅れるな!! シリア難民、キリストに代わってお仕置きよ♡

 

 

 

・映画を理解するには?

 

はい、既に映画を見終えてきたMachinakaでございます。

 

もうね、この映画を語る上では、この画像一枚でおっけいだと思います。はい、どうぞ!!

 

 

 

 

 

この画像はですね、EUを表すマークなんですけどね、これで全て説明ができますよ。

 

 

まずこの映画、冒頭に説明があってですね。

 

「土星を回る衛星をガリレオ・ガリレイが発見した。その一つにエウロパがある。」みたいな話をするんですよ。

 

映画なのにいきなり説明文入ったよw これでよくコンペに出れたな!って思っちゃったんですけど、実はこれがものすごいヒントになっていて、、

 

「マッドマックス怒りのデスロード」にも「これは神話である」的な説明が出てきましたけどね

 

 

つまり、間違いなく「エウロパ」という衛星が物語に非常に関係してくるんですけど、、、それだけじゃなんじゃそれ!?って感じですよねw

 

 

どこのブログも解説しているかと思うのですが、念のため確認しておきましょう。

 

 

突然ですが、「エウロパ」って10回言ってみましょう!!

 

 

はい、

エウロパ!

エウロパ!

エウロパ!

エウロパ!

エウロパ!

エウロパ!

エウロパ!

エウロパ!

エウロパ!

エウロパ!

 

ゲシュタルト崩壊してきたところで、次はローマ字に変えて言ってみてください!!

 

 

EUROPA!

EUROP!

EURO!

EUR!

EU!

 

もう分かりましたね? エウロパとは、実はEUのことを指してたんですよね!

 

ってそもそも、エウロパって衛星を名付けたのはギリシャ神話にてゼウスが恋したエウローペーという王女にちなんで名付けられたんですよね。

 

で、エウローペーはヨーロッパ中を駆け巡ったそうで、今のヨーロッパの語源となっているという話なんですよ。

 

 

以上をまとめるとですね、エウロパという衛星=エウローペー=ヨーロッパを駆け巡るという図式になるんですよね。

 

そして、エウロパというのは土星を回る衛星であり、常にどこでも土星を見ている。見守っているということ。

 

この映画のメッセージとしてはですね、今のヨーロッパを駆け巡る現状を、世界の人々に届けたい、見ていてほしいというメッセージになっているんですよね!

 

また、主人公の難民の少年は、宙に浮いているだけじゃなくて重力を操り、クルクル回っている。

 

これ、どう考えても衛星の自転を象徴してますよね。

 

つまり、主人公は殺されてから衛星になったとしか思えない。また、天使にもなっている。だから空を飛んでいる設定になってるんだと思います。

 

堕落した医師がさんざん、「天使はこの世にいるなんて信じられないだろ?」というセリフを吐いてましたが、あれは主人公が天使であることを逆説的に説明してたんですよね。

 

で、この説明を踏まえて、ティツィアーノ・ヴェチェッリオの「エウロパの誘拐」という絵画を見てみましょう。

 

 

1920px-Tizian_085.jpg

 

エウロパを取り囲むように天使が飛んでますね。これは、今作でいう浮遊した主人公のようにも思えます。そして、天使たちの視線の先には必ずエウロパがいて、エウロパを見つめているようにも見えます。

 

つまりですね、この絵画はエウロパ=ヨーロッパを、天使=衛星=主人公が見つめているように見えるんですよね。

つまり今作の特徴である現代EUにも繋がってくるんですけど、、

 

エウロパを見つめる天使は、現代EUを見つめる主人公と符合するのですよ。

 

 

って映画見てるだけじゃ分からないっつーのw

 

この観点で、もう一度映画を見ると面白いと思います!

 

 

 

 

[地政学で見るハンガリーと難民]

 

EUで難民モノって、ドイツやフランスでもたくさん映画があるじゃねぇかって話なんですけど、、、

 

実はですね、ハンガリーはEUを象徴するシェンゲン協定の国の中で、シリア難民からしたらハンガリーはEUの入り口となる国なんですよね。EUを仮に国とするならば、ハンガリーは国境という位置付けになる。

 

 

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ギリシャが近いじゃんって思いがちですが、ギリシャから北はEU加盟してないですからね。ハンガリーに入ってしまえば、すぐにチェコやドイツに行けてしまうんですよね。

 

で、ハンガリーとしてはですね、シリアからの難民を毛嫌いしているみたいで、グーグルで調べれば凄いニュースがいっぱい、、、

 

 

 

 

映画にもあった通り、ハンガリー国民が難民に対して酷い対応をするのは、紛れもない事実であり、映画の脚色ではないんですよね。

 

もっと調べてみると、ハンガリーはそもそも移民は少なく、外国人に対する抵抗が非常に高いらしいんです。

ま、東アジアの某島国と同じってことですよね笑

 

そんな難民を殺してしまう警官。これも事実なんでしょうね。

 

殺されてしまった難民が空に舞って、純ハンガリー人とタッグを組んで、親睦を深める様子はハンガリー人と難民の友好を示すものだし、何より難民がキリスト教で言うところの「天使」になるというのは、宗教を超えて難民と仲良くなろうよというメッセージなんでしょうね。

 

 

 

何だか湿っぽくなってしまいましたが、ってか言い忘れてましたけども、映画自体はメッチャクチャ面白かったですよ!!

 

全体的に薄暗いシーンはハンガリーの難民に対する冷たい空気を反映していたし、何より世紀末感あふれる夕焼け、、、、

 

そして、何よりこの映画が35mmフィルムで撮られているという事実ね! 

 

誰もが気づいたと思うけど、この監督「インセプション」100回くらい見てるよねww

 

 

 

 

うん、まるで一緒だったからねw 

強いて言うなら、クレーンで吊るされているシーンもあって、どっちかと言えばインセプションを超えたんじゃねぇか!?笑

 

 

 

 

 

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映画「ダークタワー」ネタバレなし感想解説 脳☆MISO☆不要 暗黒トゥモローランドクソ小役と珍銃

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いやっほおおおおおい!!!! Machinakaです!!!!!!

 

 

 

今回批評する映画はこちら!!!!

 

 

「ダークタワー」

 

 

320.jpg

 

 

 

このポスター見て分かるでしょ?

 

おバカ映画、来る!!!!!!!

 

キャッチコピーがやばいですよ、もう。

 

「タワーを守る最後の戦士。」

「タワーを崩壊に導く者。」

 

だからどうした!?

 

 

 

今後の人生に何の役も立たないこと間違いなし!! 

 

脳みそを使う必要なし!!!

 

純粋な娯楽映画、見てきました!!!!!

 

 

それでは「ダークタワー」批評、行ってみよー!!!!

 

 

 

 

[あらすじ・見どころ]

 

 

 

あらすじなんていらねぇよ!!! 

文字を読む必要なし!!!!

予告だけ見とけ!!

 

 

 

 

 

 

それでは映画の感想にいってみよ〜〜!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

・一言感想

 

ヤングアダルト小説的世界を壮大なスケールで描くおバカ映画、、、、

と思ったら、ただのおバカ映画じゃないか!!!

 

 

はい、想像していた以上に酷い。酷いです。

 

設定自体はですね、すごく好きなんですよ。

 

ダークタワーってカッコ良い名前、マシュー・マコノヒーが悪役。タワーを守るバトル物。

 

そして原作がスティーブン・キング!!! 

 

一体どうなってしまうんだ、この映画は! やっぱりスティーブン。キングが原作っていうとテンション上がるね!いいね!!

 

って思ってたんですけども、映画を見たら・・・・

 

ド派手なアクションを期待してたんですが、アクションも大したことない。ただのおバカ映画でした。。。。

 

 

 

・小役って大事だね。

 

 

まずですね、スティーブン・キングということで、「IT」や「スタンドバイミー」のように、小5−小6くらいの子供でも大人でもない少年を主人公にしてるんですけど、、、

 

 

英語ネイティブじゃない俺から見ても、あまりにも下手すぎるwwwwww

 

 

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お母さんが殺されて、お父さんが殺されて、その時のコイツの反応が「のぉぉ、のぉぉ、のぉぉ」って言ってるだけなんですよw しかも、何の感情もなく「のぉぉ」って。。。

こんなことあります!? ってか、すぐに両親の両方の死を理解しますか!?

 

 

で、そこから滝のように泣こうとするんですけど、泣くんじゃなくて叫ぶように泣くんですよね。あの泣き顔をずっと見てたら、一瞬本田翼の顔が重なりましたよ!!!

 

もう見る気なくなるよね。一気に「あ、これ芝居だったんだ」って感じてしまう。萎えてしまう。もう映画に入っていけなくなったよ。俺、ダークタワーに入る気が無くなったよ。

 

 

スティーブン・キング原作の映画って、天才子役が支えていたんだなぁと感じるばかりです。

 

 

・あの名優も、、

 

加えてですね、あの名優マシュー・マコノヒーがダサく見えるほど、あまりに一面的な悪役を演じている。何の工夫もない、何の演出もない、ただセリフを読んでるだけのウンコ演技だったんですよ。

 

 

これ、監督は間違い無く、俳優への演技指導ができていない。まさか堤幸彦スタイルで、現場に出向かずに部屋から見守っていたのか? もしくはダークタワーから見ていたのか!? と思うレベル。

 

とにかくねぇ、マコノヒーがただの俳優に思えてしまったのは罰ですよ。

 

 

・銃に自由がない

 

銃を完全になめてましたね。

 

マグナムを改造したリボルバー式の銃を主人公が使ってるんですけど、西部劇的な銃使いを意識しすぎたのか、出てくるのはマグナムだけ。しかも、弾の装填方法がありえんてぃ、、、、

 

あれで敵を倒せるのか? ラスボス倒せるのか?

 

最初と最後で、戦闘シーンの絵面がまるで変わってないっていうねw そんなの何も盛り上がらないよ!!

 

 

 

・衝撃のラストシーンに備えよ。

 

とにかく、ラストの戦闘シーンが酷かった。

 

ラスボスのマコノヒーはスターウォーズで言うフォースの使い手で、洗脳できるし物を動かせるし

 

でも、戦場が廃墟ということで、単に鉄くずをフォースで投げるだけなんですよ。

 

おい!!鉄くずだったらフォース使わずに手で投げた方が早くね!?

 

 

マコノヒーは鉄くず、主人公の銃使いはマグナムから発射される弾=鉄くずで、鉄くずVS鉄くずのクズバトルなんですよ。

 

そんなの誰が見たいんだよ!! せっかくなら爆発とかもっとしろよ! マイケルベイの偉大さがよくわかった

 

 

 

 

・暗黒トゥモローランド

 

この映画って、すごくトゥモローランドと似てるところ多いよね。もうね、タワーの絵面がそっくりなの。

 

 

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子供をさらってタワーに誘い込む設定も同じ。スティーブン・キングってトゥモローランドからヒントを得たのかなぁ?

 

トゥモローランドは世界中から天才を集めてエリート集団を作ってましたけども、今作のダークタワーはクソ子役を集めて何がしたかったんだよ。もう。。

 

 

・ワーストとか言いたくない

 

この映画に対する愛情が全くわかないんですよ。同じクソ映画でもね、鋼の錬金術師とかジオストームみたいに突っ込みたくないというか、もう早くお別れしたいんですよ。

 

だから、この映画に対する評価は「無」もしくは「ESC」

 

早く記憶から消し去りたいのです。

 

 

ということで、Machinakaの映画夢日記史上でも最短の2200文字でフィニッシュです!!!

 

 

 

 

 

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「99.9刑事専門弁護士シーズン2第3話」ネタバレ感想 目の演出が光る!鶴瓶さんの眼鏡が雲る理由

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く 

 

こんばんは! Machinakaです。

 

いきなりこんな可愛いお人形を貼ってすいませんね。

 

こちらはですね、レゴバットマンでのジョーカーちゃん何ですよ。今回の犯人がJCことジョーカー茅ヶ崎だったので、一応貼ってみましたよ。

 

昨年の映画ランキングでもですね、「レゴバットマン」は第7位に入ってますからね。アラシゴト?でしたっけ? 嵐関連の活動でお忙しいとは思いますが、よろしければレゴバットマン、ご覧になってください(///∇//)

 

 

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ということで本題に入りましょう!

 
 

 

 

「99.9刑事専門弁護士シーズン2第3話」批評、、、いってみよ〜〜〜〜!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

[恐るべし目の演出が光る]

 

 

今回はですね、目の演出によるトリックや映画的演出が光りましたね。

 

まず安達祐実さんが白内障だったというトリック。あれ、もう一度見返してみると、確かに安達祐実さんが旦那さんに向けようとしている目線がおかしいんですよね。で、旦那さんが心配そうに確認している様子がちゃんと写ってるんですよね。あと、大泉幼稚園でしたっけ? あれで目が悪いって判断するトリックも素晴らしい。裁判だけでなく、安達祐実さんの白内障という事実も導く点、、、深山弁護士の事実追求欲求は留まることを知りませんね笑

 

ただ、上記のトリックは一回目見たときは全て気づかなかったですけどね、私 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

 

あと気づかないで言えば、佐田先生のロックンロール姿?は見えなかった。うん、ダサかっこいいのでございますw

 

あと、後述しますが鶴瓶さんの眼鏡が曇っていたのも非常に意味がある。。

 

 

非常に興奮した次第であります!!!!

 

 

 

 

 

[鶴瓶さんの眼鏡が曇った理由とは?]

 

はい、今回の目の演出で一番凄かったシーンがあります。それは鶴瓶さんの目が曇って新聞が見えなくなったシーン。

 

こんな演出を連ドラでやるのか、と唸ってしまいました。。

 

鶴瓶さんが裁判延期の新聞を見てメガネを曇らせるシーンがありましたね。

 

 

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シーズン2の第1話で臭ってはいましたが、鶴瓶さんは確実にクロですよね。

 

曇ったメガネでは、松尾諭演じる山内裁判官の顔が見えないわけです。その後、裁判官は札幌に異動しましたね。。

本人は栄転と言ってましたけども、、、

 

メガネが曇ってたらすぐに拭くのが普通ですけど、あえて拭かなかった鶴瓶さん

 

つまりですね、メガネが曇った状態で新聞を眺めている→見えてない→山内裁判官が見えてない→興味がないというメタファーになってるんですよ!!!! 

こんなの映画でもやらないですよ! 芸が細かいです!!!!!!

 
メガネが曇った時点で、もう鶴瓶さんには山内裁判官に失望していたんでしょうね。だから札幌に異動になってしまった。本当に気に入ってたら、東京で昇進するはずです。それが真の栄転ってものでしょう。
 
確かに、山内裁判官って若くして裁判長をしていて、優秀な方なんでしょう。しかし、あまりに真面目な性格ゆえ、上司から「一つの事件にこだわりすぎる」と釘を刺されていましたね。実はこれが左遷の伏線なのですが、伏線と言ってもこれだけで山内さんが左遷するなんて分からないですよね。
 
最後の最後で「東京にいない方が良い」ってセリフで伝えるわけですが、その遥か前に眼鏡を曇らせておくことによって、セリフではなく映像的演出で山内さんの行く末が分かることができる。つまり、左遷するかどうかはわからないけど、山内さんにとって悪いことが確実に起きることを考えながら、ドラマを見れるわけなんですよね。
 
通常ならセリフで伝えることを眼鏡が曇ったシーンで伝えるなんて、、、、よく頑張りました、これ脚本に書いてあったのかな?
 
 
 
 

[裁判官も会社員、という現状]

 
私は企業に勤めている人間なので分かりませんが、裁判官も自分のデスクがあって、上司がいて、鶴瓶さんのような超偉いさんにはヘェヘェ腰を低くするんだなぁって、、、
 
裁判官は公務員だから会社員ではないけども、裁判によって赤字案件、黒字案件があって、一つの事件ばかりこだわると赤字になってしまって上司の心象も悪くなるんですね、、、
で、裁判延期が左遷を食らうほどの愚行と判定されるなんて、会社員よりキツい世界すぎますよ( ̄へ  ̄ 凸
 
そう考えると、事実を追求するまで必ず諦めない深山弁護士は、裁判延期を嫌う鶴瓶さんとは水と油の関係でしょうね(・_・;)
 
 
 
 
 
 

[次回作の期待 日曜劇場ユニバースをやってくれ!]

 
さて、最後に次回の期待。
 
次は民事裁判ということで、予告を少し見たらですね、、、
 
半沢直樹的な工場で塚地さんが働いてるじゃありませんか!?
 
これ、ちょっと半沢直樹に似ていて、個人的には大興奮ですo(^▽^)o
 
そういや、シーズン1の1話でも工場を舞台に事件があったような、、、そうでしたよね?
 
民間・中小企業といえば工場が相場ですが、日曜劇場に工場が映ると条件反射で「半沢直樹だ!」って興奮しちゃう自分がいて
 
 
難しい提案かもしれませんが、香川照之も半沢直樹に出ていたことだし、堺雅人さんを呼んで裁判をやればいいと思うんですよ!!
 
マーヴェル映画、DC映画、レジェンダリーピクチャーズ。
どれも単発の作品でなく、ユニバース化しているのです。
 
だから、日曜劇場でも堺雅人さんが銀行員役として出演してほしい、もし実演できたら、視聴率はウナギのぼりだと思います。
 
佐田先生が堺雅人さんに土下座を強要され、絶体絶命になった時に、片桐さんが土下寝でカバーするとかさ、ネタはいっぱいあるんですし、是非とも日曜劇場ユニバースをやって頂きたい!!
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「祈りの幕が下りる時」ネタバレなし感想解説 まさかTBS映画に泣かされるとは 諭吉を払う価値あり

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株式会社TBSテレビ!

TBSはTokyo Broadcasting System Televisionの略! 

本社所在地:東京都港区赤坂5丁目3番6号!

資本金3億円、2013年売上高2131億円!

業種:情報・通信業!

 

 

 

 


 

 

どうも!!!! 

 

Machinakaです!!!!!!

 

いきなり意味不明な宣伝から始まってすいません。今回はTBSテレビ制作の映画をご紹介するのです。

 

最初に言わせてください。

俺は今、本当に感動している!!!!

 

それでは「祈りの幕が下りる時」批評、いってみよーーーー!!!

 

 

[あらすじ・見どころ]

 

 

・阿部寛主演、東野圭吾原作による「新参者」シリーズの完結編。東野の人気ミステリー「加賀恭一郎シリーズ」第10作の映画化で、2010年に放送された連続ドラマ「新参者」、2本のスペシャルドラマ、映画「麒麟の翼 劇場版・新参者」に続き、阿部が主人公の刑事・加賀恭一郎を演じる。

・父との確執、母の失踪など、これまで明かされることがなかった加賀自身の謎が明らかとなる。東京都葛飾区小菅のアパートで滋賀県在住の押谷道子の絞殺死体が発見された。

・アパートの住人も姿を消し、住人と押谷の接点は見つからず、滋賀県在住の押谷が東京で殺された理由もわからず捜査は難航する。捜査を進める中で加賀は、押谷が中学の同級生で演出家の浅居博美をたずねて東京にやってきたことを突き止めるが……。

・演出家の浅居博美役を松嶋菜々子が演じるほか、山崎努、及川光博、溝端淳平、田中麗奈、伊藤蘭、小日向文世らが顔をそろえる。監督は「半沢直樹」「下町ロケット」「3年B組金八先生」など数多くのヒットドラマを手がけた福澤克雄。

http://eiga.com/movie/87354/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[TBS映画の華麗なる歴史]

 

2004年「ゼブラーマン」

 

2005年「あずみ」

 

2006年「木更津キャッツアイ」

 

2007年「恋空」

 

2009年「ROOKIES」

 

2010年「SPACE BATTLESHIPヤマト」

 

2011年「あしたのジョー」

 

2012年「桜蘭高校ホスト部」

 

2013年「劇場版ATARU」

 

2014年「クローズEXPLODE」

 

2015年「劇場版MOZU」

 

2016年「エヴェレスト神々の山嶺」

 

2017年「チアダン」「ジョジョ」

 

これで見てお分かりでしょ?

 

この華麗なるTBS映画の歴史を!!!

 

もう社交辞令は辞めて正直言ってしまうけども、、、

 

どう考えてもうんこ映画量産工場のTBS、俺はもう辟易としていました。

 

だって、俺は本当にTBSが大好きだから! 具体的に言うと、TBSラジオが大好きだから!!!

 

ライムスター宇多丸さんの番組「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」に出会って早7年。。

 

気づけば映画にハマり、ラジオにメールを送って読まれて、TBSアナウンサーの名前と声を覚えて、赤坂サカスに行くようになって、TBSを心底大好きなんです。

 

 

 

TBSのおかげで映画が好きになったのに、TBS映画の作る映画の大半は駄作!!! ってどういうことだよ!!!

 

大好きなTBSなのに、TBS映画を見に行けない、見るだけお金が勿体無い。そうやってずっと敬遠してきたんです。

 

 

ただ、今回の「祈りの幕が下りる時」は非常に評判が良く、監督を見たら「半沢直樹」の福澤克雄さんらしいではありませんか!? ちなみに、あの福澤諭吉の末裔だそう!!! 鼻と口のシワ、ってか全体的に似てます!!すごいです!!

 

 

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半沢直樹がすごく面白くて、非常にお世話になった監督だからこそ、お金を払って彼の作品を見に行きたい。そう思ってわざわざ鑑賞してまいりました。。。。

 

 

何度も言いますが、今のTBS映画を見に行くのは本当に嫌だ!!だってダメだもん。。。当たり屋稼業のつもりで見に行ってまいりました。。。。

 

 

あ、でもですね、テレビCMを見ていて、予告がすごく面白そうだったんですよね。だから見に行ったというのもあるんですけど。

 

 

 

 

それでは映画の感想でっす!!!

 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

・一言感想

 

ま、ま、ま、まさか! まさかTBS映画に泣かされるなんて、、、、

うんこ映画量産工場のTBSに一石を投じる傑作サスペンス映画だった!! 今年の邦画でベストかも! これからはTBS映画を誇りに思えるぞ!!! 原作見なくてもドラマ見てなくても、メッチャクチャ面白い!!

 

 

 

 

 

 

 

ビビりました。テレビドラマが元になっているTBS映画なんて、正直言って映画とは呼べないじゃないですか?だから劇場版ってタイトルがつけてると思うんですが

 

「ルーキーズ」、「ATARU」、「MOZU」、、、、どれをとっても完全にテレビドラマのファン層に向けた内容になっている

 

そして質も、、、、、

 

もう何を言ってもTBSって変わらないと思ってました。。

 

でも、この映画を皮切りに、TBSドラマ発の映画って面白いって、そう胸を張って言えるようになったのが本当に嬉しくて、嬉しくて、、、、

 

これから良いポイントをどんどん言いたいと思います!!

 

 

 

[一見テレビ的には見えるけども]

 

今作は良かったとはいえど、やはりTBSテレビが制作だけあって、そして監督の福澤克雄さんの作家性もあって、非常に文字情報が多い!

 

はじめから「1983年」みたいな大きな文字が飛び込んできて、その時は「あぁ、やっぱりダメだったか、、、」って心配してたんですよ。だっていの一番から文字を入れるってことは、セリフで全て片付けようとするって思うじゃないですか。

 

セリフも確かに多いです。説明字幕も多いです。

 

でもね、非常にテンポよく進む進行で観客を飽きさせない作り、複数の年代を行き来しても違和感のない編集でシームレスに物語を紡いでいく作り、、、作風はテレビ的であっても、許せてしまう。

 

 

肝心のセリフなんですけど、一つ一つのセリフにちゃんと意味があって、キャラクターごとにセリフに味がちゃんとあって、明らかに何回も何回もテイクを重ねて作ったんだろうなぁというのが目に見える、監督の演出力の凄さを実感しました。また、セリフが多くても、非常にテンポが良く、セリフが説明的になってない。

 

むしろ、キャラクターの個性を説明するためのツールになっていたり、セリフの応酬が臨場感を盛り立てたり、早口セリフ合戦自体がBGMとして聞こえてきたりする、とにかくセリフの使い方が「説明」以外で使われてるのが巧みなのですよ!!

 

「シンゴジラ」でもあれだけセリフが多くても面白いのは、セリフが説明的でないからなんですよ。

 

一方で、ナレーションは入れずに字幕情報を入れたのは、思い切った決断だと思いますけども、これも物語を効率よく進めるためには仕方のないことだったのかもしれません。だって、今回は1983年、1991年、1998年、2012年、そして2017年、複数の年代を同時並行的に進行していかないといけないのですから!!

 

普通のドラマでこれだけ複雑な編集なんて、とてもじゃないけど出来ないですよ。映画ならではの予算と時間があって成立する物語の進め方だったと思います。

 

そしてですね、テレビ的といえばタイトルが出るオープニングシークエンスなんですけども、、、、

 

「新参者」のメインテーマに沿って、超デカ文字で「祈りの幕が下りる時」とタイトルがドドーン!!!!!!

 

 

 

 

これほど邦画のオープニングシークエンスで興奮した作品も珍しいですよ!!! 思わず叫んでしまいましたよww

 

このシークエンスで流れる新参者のメインテーマもですね、映画館で聴ける大きな音響向けに、壮大で余韻が残る、オーケストラ的な曲調に仕上げているのが本当に素敵で!!

 

このサントラがあったら買いたい!! 本当に!!

 

 

 

まとめるとですね、作風自体はテレビ的であっても、映画向けに新しく曲をリニューアルしたり、俳優を変えたり、テンポを変えたり、、、、映画向けに面白くしようと工夫してくれた心意気に感動してるんです!! 当たり前?いや、イマドキのテレビドラマ映画って酷いんですよ!!! 当たり前のことをやってくれただけで、本当に感度するんですよ!!!

 

 

[タイトルに沿った上手すぎる作りに感動]

 

タイトルの「祈り」そして「幕が下りる」

 

この二つの要素こそ、映画を面白くした成功要因に違いありませんん。

 

まずは「祈り」の解説から

 

この映画がどれだけセリフが多くて説明的でも、泣けて泣けてしょうがないのは、松嶋菜々子と小日向文世さんの親子愛に泣くのではなく、個々人の「祈り」が切なくて泣けるんですよね。

 

 

松嶋菜々子さんは劇中では舞台女優で芸能人ということもあり、夜逃げした父親が世の中にバレてはいけないんですよ。ローラだって、父親がニュースに流れるのは本当に嫌だったはずですよw

 

だから、会いたい気持ちを抑えて、祭りの時に電話をしたり、直接会うことは控えている。何て切ない面会方法だこと。。。

ただ、この切なさをセリフで言うことなく、ただ抱き合っているシーンを見せることで、観客の切ない気持ちを大事にしてくれるんですよ。だから観客は心から「なんて切ないんだ」と感傷に浸ることができるし、涙がこぼれてしまうんですよね。

 

 

次に「幕が下りる時」の解説

 

 

どんな映画でも、必ず3幕構成があると言われている。文章でいうところの起承転結のようなもので、映画は3つのパートに分けて物語を進めると良い作品になる、と言われています。

 

今作も、、、、

・阿部寛の過去が明らかになり殺人事件が起きる「1幕」

・主人公の推理力が本格化し犯人が特定されていく「2幕」

・犯人の回想を踏まえつつ、殺人の動機を明らかにする「3幕」

の3部構成になっていたと思います。

 

ただ、今回は松嶋菜々子が演出家ということもあって1幕の時には松嶋菜々子の明治座での舞台が開演しており、2幕の時には舞台も盛りを迎え、3幕では千秋楽の劇中、松嶋菜々子が自白すると同時に舞台が終了し幕が下りる=父親への祈りが終わる=祈りの幕が下りる、、というタイトルに合致した終わり方になっているのですって美味すぎるだろこの演出!!!!

 

 

 

 

[TBSにおなじみの人も!まさにTBSの総力戦]

 

まず半沢直樹で活躍したキャストが今作にも沢山いてびっくりです。

 

まず警視庁に須田さん、そしてカメオ出演でありますが、香川照之さん!! 香川さんは新参者からゲスト出演していたみたいで、半沢に出てたから、ではないみたいです。

 

そして、神社ではなぜかホンジャマカの恵さんが!!!

 

朝早く犬なんて連れちゃって、、、「ひるおび」前の散歩してんですかって妄想しちゃいますね笑

 

とまぁ、漂うTBSテレビ感、半沢直樹感がありましたけども、ちゃんと映画として楽しめたのは本当に嬉しい!!!

 

これからはTBSの作る映画もちゃんと見よう、と思いました!!

 

 

TBSが好きで本当に良かった!! TBSのおかげで映画好きになって本当に良かった!

 

 

 

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映画「スリービルボード」ネタバレなし感想解説 怒リベンジによるデッドループを止めよデッドプール!

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こんばんは! Machinakaです!!

 

 

今回ご紹介する映画はこちら!!

 

「スリービルボード」

 

間違いなく今年のアカデミー賞に食い込んでくるであろう代々大傑作との評判が高いです。

 

この時期にはアカデミー賞ノミネート作品がガンガン公開されるんですけどね、こっちは一般公開されてないですからね、勝手にハードル上げないでほしいんですよ。なんで日本ってこんなに公開が遅いの? あ〜あ、陸続きで韓国に行ければいいのに、、、

 

 

で、早速なんですがこの映画のMVPを紹介したいと思います!!

 

はい!!!

 

 

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今作のMVPはデッドプールに違いない! え?意味不明だって? ってかマーヴェル関係ないって? 

 

映画を見てれば分かります。このブログを最後まで見れば分かります。伏線ってやつです。

 

 

はい、あんまり伏線に時間かけるのは好きじゃないんでね、、

 

 

 

 

それでは「スリービルボード」批評、いってみよーーーー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[あらすじ・見どころ]

 

 

2017年・第74回ベネチア国際映画祭で脚本賞、同年のトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞するなど各国で高い評価を獲得したドラマ。米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町はずれに巨大な広告看板を設置する。それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には埋まらない溝が生まれ、いさかいが絶えなくなる。そして事態は思わぬ方向へと転がっていく。娘のために孤独に奮闘する母親ミルドレッドをフランシス・マクドーマンドが熱演し、ウッディ・ハレルソン、サム・ロックウェルら演技派が共演。「セブン・サイコパス」「ヒットマンズ・レクイエム」のマーティン・マクドナー監督がメガホンをとった。

 

http://eiga.com/movie/87781/

 

 

 

 

 

 

監督はこの方、マーティン・マクドナーさん

 

 

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1996年に劇作家としてデビューし、戯曲「ウィー・トーマス」(02)、「ピローマン」(03)、「ハングメン」(15)でオリビエ賞を受賞。映画初監督作の短編「Six Shooter(原題)」(04)でアカデミー短編実写映画賞を受賞した。初長編映画「ヒットマンズ・レクイエム」(08・日本劇場未公開)では監督と脚本を兼ね、アカデミー脚本賞に初ノミネート。続くクライムコメディ「セブン・サイコパス」(12)では監督・脚本に加え製作も務めた。アメリカの片田舎を舞台に、娘を殺された母親が引き起こす波乱を描いた「スリー・ビルボード」(17)は、ゴールデングローブ賞で作品賞(ドラマ)、脚本賞など最多4部門を受賞したほか、ベネチア国際映画祭の脚本賞、トロント国際映画祭の観客賞などにも輝いた。兄のジョン・マイケル・マクドナーも映画監督兼脚本家。

http://eiga.com/person/88931/

 

 

ヒットマンとかサイコパスとか、おどろおどろしいタイトルが並んでますねw よく見れば、監督の目つきもカタギじゃないような、、、

 

ただ、今まで知らなかった監督ですね。おそらく過去作も日本で公開してないんじゃないかなぁ、、、?

 

イギリス人がアメリカを描くということで、「キングスマン」のマシュー・ヴォーンのようなアメリカいじりを披露してくれるのでしょうか?

 

今作が初めてのヒットで、ゴールデングローブで4冠を受賞するほど尋常じゃないウナギのぼりっぷりですが、一体どこまでのビルボードに上り詰めるのでしょうか?

 

 

 

・・・なんとなく締まったところで、それでは映画の感想でっす!!!!

 

 
 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

 

 

・一言感想

スリービルボードに象徴されたキャラクターの二面性に驚くばかり!

 

人は見た目で判断できない、信じるべきは人の心!! 

切なく悲しい復讐劇に隠された人生のメッセージとは!? 

笑って泣いて、また笑って!

絶対に絶対に忘れられない心の一作!!

 
 
 
 
・感想

 

全く、ファーストデイとはいえ、平時に何て傑作を見せてくれるんだ(褒めてます)。良い映画すぎて、翌日仕事へ行くのをどれだけためらったことか。

 

似てる映画の例としては、「最後の追跡」と「マンチェスターバイザシー」みたいなテイストです。特にですね、「マンチェスターバイザシー」と凄く似ているな、と思いました。

 

つまりですね、映画のメインテーマとかキャラの感情とかをセリフで絶対に言わない。むしろ、セリフとは逆の行動や結果が起こったりする映画で、もちろんテロップなんて絶対にない。スクリーンの奥底をよーく見て、こちらが理解しようと能動的にならないと分からない映画なんです。

 

だから、ラストシーンを見て「なんて酷い奴ら!」って思う人もいるかもしれませんが、、、って私の読者にはそんな人いないですよねw ちゃんと感動しましたよね?

 

フィクションですよ!!! 絶対にあんな事しちゃダメですよ!!

 

ネタバレなしで書いてるのでね、絶対に言えませんけども笑

 

既に映画祭で勝ち取っているように、この映画の脚本の出来栄えは恐ろしいほど優れています。ヒューマンドラマ、バイオレンス、ホラー、アクション、サスペンス、ミステリー、宗教、、、数えればキリがないですが、恐ろしいほどのメッセージが2時間の映画の中に詰め込まれていて、一秒たりとも無駄のない作りになっている。

 

フィクションの物語なのに合理性があり、ご都合主義を感じさせない運びになっていて、キャラクターがまるで生きているかのような。稀有な事件に巻き込まれた主人公たちなのに、まるで自分の身に降りかかったことのように、感じてしまう。

 

先ほども言いましたが、映画の作りが「マンチェスターバイザシー」と凄く似ています。映画のストーリーラインはあらすじを遡ってくださいね。

 

主人公の母親はですね、子供を失ったのを自分のせいだと思ってるんですよ。客観的に見ると絶対に関係がなく過失はないのですが、主人公本人にとっては、「あんな事言わなければ無事に帰ってきたのに」と0.0001%くらい本気で考えてるんですよね。

 

そして、主人公を忌み嫌っていた脳内偏差値3のアホ警官も、もはや取り返しのつかない過去に過失を感じている。最後に、一見すれば映画に無関係に思えるナイスな警察署長も、順風満帆な人生に思えて、実は自分の仕事や人生に過失があったと悩みを抱えていた。

 

この3人は共通して、「自分では絶対に対処できない絶望的な出来事の経験」に対して、少なからず自分に非があると、過失があることを負い目に感じているのです。そこがマンチェスターバイザシーっぽいなぁと感じたところで。

 

そんな傷のある3人を象徴したのがあの3つの看板なんですよね。看板だから裏表があって、それが今作で印象的に描かれている「キャラの二面性」に象徴されている。

 

3人のキャラクターは一面的に見ると全然性格の違う人間に見えるけど、表と裏を両方見ると、3人とも傷を負った人間っていうのが分かる、人間誰しも同じ傷を抱え仲間だと気づく。。

つまりは、人は生まれながらにして悪い人はいない、「性善説」を信じる監督の温かみが伝わって来ました。

 

脚本の凄さの話に戻ると、3人の主人公の表と裏の面を見せて、スムーズに物語を進行させて、最初は敵対していた3人が徐々に交わり最後は一致団結させるストーリーをナチュラルに構築しているのが、脚本賞を受賞している理由だと思います。普通の映画だと一人の主人公だけで精一杯なのに、、今作では3人の主人公ですよ!3人!!

 

そして、世の中に対する恨み辛みを暴力的に表現しているのは「最後の追跡」っぽいなぁと思うわけです。バイオレンスと聞くと、それだけでB級っぽいだとか、子供は見ちゃダメだとか呟く人もいますけども、大事なのはスクリーンの映しだされている表層的な暴力映像じゃなくて、スクリーンの奥に隠されている映像の心象を読み取ることが映画の大切さであり魅力だと思うんですよ。

 

今作も暴力が激しめな、しかも明らかに不要で身勝手な暴力が湧いて出てくるんですが、その奥に隠された主人公の心の悲しみを読み取れば、この映画を見た後に大きな感動が起こる理由がわかるでしょう。

 

長くなりましたが、切なく悲しく暴力的な復讐劇であるにもかかわらず、観客は主人公に感情移入してしまう。セリフで感情を吐かずに、大事なことを言わないからこそ、観客は映像をよく見て心を補間しようとする。

 

これぞ映画だよね! セリフは飾りだったり前フリだったり伏線だったり、、、あくまで映画的表現を補足するに過ぎないんですよ!!!! 

 

誰が見ても納得する傑作だと思います。

 

 

あと最後に、映画の随所に散りばめられているコメディ演出も非常に秀逸でw 本人はいたって真面目なのにどうしても笑えてしまう、映画的コメディ演出が非常に分かってる監督だなぁと思いました。

 

「勝手にふるえてろ」の松岡茉優さんの「は?」と同じく、「What ?」で爆笑が誘える、笑いの間を使いこなせている人だなぁと思いました。

 

何より、偏差値3のアホ警官ねwww 警察行ったことないから分かんないけどさ、警察学校って留年制度あるのか!? あとアメリカが今どこで戦争してるのかってくらいさぁ、、、本当にアホなのかアメリカの地方警官ってwww

 

「キングスマン」よろしく、イギリス人ってどうしてもアメリカ人を馬鹿にする癖があるのかなぁ、、、考えすぎでしょうかw

 

 

 

 

 

 

[逆説的対位法の使い方が素晴らしい]

 

 

 

今作は脚本や俳優の演技はさることながら、素晴らしいのは「対位法」と呼ばれる音楽理論から派生した演出方法です。対位法とは広義では「映像と音楽の相乗効果」を表すんですが、今回は対位法という中でも、「逆説的対位法」が素晴らしかったと思います。つまり、どう考えてもミスマッチである音楽と映像の組み合わせが、かえって観客の印象に残り、名シーンとなってしまうことと定義します。

 

これは私の造語なので、耳慣れない言葉かもしれませんが。ってか、調べると単に「対位法」って名付けている人が多いんだけど、元々の対位法の意味を考えると「逆説的」ってつけないとおかしくならないか?

 

 

ここで、「マンチェスターバイザシー」、「最後の追跡」に続いて、もう一本の映画を紹介させてください。

 

逆説的対位法の使い方が素晴らしい映画、という点で今作と類似しているのは「デッドプール」でしょう!!

 

オープニングのシークエンス、Juice Newtonの「Angel of the morning」の美しい音楽に乗せて、車内で血みどろ&ヨダレのバトルが超スローモーションで描かれている。。これ、明らかにミスマッチですよね? おかしいですよね? でも、ミスマッチなのが観客にとっては印象に残って、一度で二度味わえるシーンというか、アガるシーンなんですよね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今作もこの逆説的対位法を使ったシーンがたくさんあって。例えば、さっき話した偏差値−3のアホ警官が警察署内が火事になってるのに気付かずにイヤホンでABBAを聞いて熱唱しているシーンww

 

こんな酷い映像が流れてるのに、、、

 

 

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とっても美しい女性の歌声が流れているんですよw

しかもデッドプールでもABBAが使われているしねww ABBAとクラシックって対位法に使われやすいんだろうなぁ笑

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽のみならず、デッドプールと今作はキャラクター造形にも共通点があってですね。。見た目や第一印象が最悪なキャラクターが最後にはいい奴になっている、人は見た目じゃ分からない。決めつけちゃいけない、っていうメッセージ性もあるのかなぁと思いました。

 

 

 

[怒りは憎しみを生み死をもたらす]

 

今作では娘を酷い殺され方で失ってしまった母親を起点として、看板を立てたことによって怒りが蔓延し、怒りが憎しみに変わり、憎しみが暴力に変わり、死人が出るという最悪な結末を誰が見ても分かりやすく描いています。

 

最初は主人公の娘のみが犠牲者だったのに、映画の最後では犠牲者が一人、また一人と死んでいく。そして、殺された人の家族が主人公と同様に怒りを持ったら、また新たな看板が出来てしまう。。。

 

殺害→(家族や恋人が)怒り→憎しみ→暴力→殺害・・・

 

といった「死の円環構造=デッドループ」を描いているような気がしました。

 

例え大切な人が殺されても、その代わりに人を殺せば、また新たな怒りが生まれるんですよ。

 

そして、今のアメリカこそ、人種差別による怒りと憎しみと暴力に満ちたデッドループにハマってるのではありませんか?と思ってしまいます。

 

今作でもマイノリティが多く出演しますね、保守派差別派が多いミズーリ州を対象にして、今のアメリカを象徴しているように思いました。主人公の母親はこのデッドループに見事にはまっていて、犯人に対する殺意と娘に対する後悔の念しかない。しかし、小人症のおじさんや広告代理店の可愛い店員は、何をされても怒り返すことはない。我慢ができる人なんです。怒りに対して我慢が出来る人、出来ない人に二分していたように感じます。

 

 

 

人に怒っても憎んでもいいけどさ、絶対に行動には移さないでよ。もし行動に移しそうになったら、デッドプールをサンドバッグにしてさ、アイツ不死身だからさwww

 

デッドループを止めてデッドプール!!

 

 

 

 

 

 

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映画「RAW少女のめざめ」ネタバレなし感想解説 君の膵臓'も'食べたい/鮮血通過儀礼(カ-ニバル

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こんばんは! Machinakaです!!

 

いきなりですが質問です!!

 

子供が可愛すぎて「もう、食べちゃいたいくらい♡」って思ったことありませんか?

 

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ありますよね? 小さくて可愛いものと触れていると、本当に可愛くて抱きしめるだけじゃ抑えられなくて、口に入れたくなったりしませんか!? これって私だけ、、じゃないよねっ?

 

 

今回ご紹介する映画はですね、そんな親バカな疑問に答えて「本当に食べてしまった」家族の映画でございます。。

 

ポスターがこちらっ!

 

 

 

 

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まだブラウザ閉じないでっ!!! 逃げないで、、、!!

 

 

それでは「RAW」批評、いってみよーーーー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[あらすじ・見どころ]

 

 

・2016年・第69回カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞した、フランス人女性監督ジュリア・デュクルノーの長編デビュー作品。

・厳格なベジタリアンの獣医一家に育った16歳のジュスティーヌは、両親と姉も通った獣医学校に進学する。見知らぬ土地での寮生活に不安な日々を送る中、ジュスティーヌは上級生からの新入生通過儀礼として、生肉を食べることを強要される。

・学校になじみたいという思いから家族のルールを破り、人生で初めて肉を口にしたジュスティーヌ。その行為により本性があらわになった彼女は次第に変貌を遂げていく。主人公ジュスティーヌ役をデュクルノー監督の短編「Junior」でデビューしたガランス・マリリエールが演じる。

 

http://eiga.com/movie/87063/

 

 

 

 

 

フランスの映画館では失神者が続出。

 

衛生面を気にして、ゲロ袋が配られたそうです。

 

どんだけグロいのかは劇場で確認してもらうことにしましょう。画像は、あえて貼りませんw

 

フランスとベルギーの合作で、フランス語映画でございます。フランス映画をオシャレだと大げさに思っている人、この映画を見て打ちのめされてください。フランスってこんなもんですよ笑

 

監督はJulia Ducournauさん、フランスはパリの監督さんです。

 

 

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なんかロック好きのママって感じですよね。アメーバ公式トップブロガーにこんな人いそうじゃないですかwww?

 

この方は今作が初めての長編映画デビュー作ということで、非常に期待するところであります。

 

上映前からグロい、怖い、と言われてましたが、実際はどうなのか!? ってかRAWってなんの意味なんだ?

 

 

それでは映画の感想でっす!!!!

 

 
 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

 

 

・一言感想

RAWというタイトルに合点がいく、胸糞悪いが美しい新感覚ホラー!!

ホラー映画の皮をかぶった、少女から女になるための通過儀礼のお話で意外と女子もイケる口かもしれない!?(自己責任でお願いします) 

 

食えば食うほど広がる愛! 'RAW'の状態の人間の本能を徹底的に追求した食肉祭的カーニバリズム映画だっ!!!!

 
 
 
 

・感想

 

はい、思った以上に気持ち悪くなった映画を見終わったMachinakaでございます。。 吐きそうっすよ。これね、ポスターにはR15指定って書いてあるけどね、おかしいっすよ。映倫は何をみてたんすか? 絶対にR18でしょう、これ。

 

スプラッターみたいに血がブシャーブシャー梨汁ブシャーみたいな映画ではないんですが、日常生活の中でごく自然にグロい描写がズームアップされるんで、本当に気持ち悪いです。これ、撮影監督はメル・ギブソンじゃないよね?

 

どんなグロいシーンかは劇場で確認してもらうとして、ネタバレしない程度に言わせてもらうと、アレだけは食べないで欲しかった。。ってかアレは肉食と関係なくないか? うぇ。。思い出しただけで吐き気が、、、 ヒントを言うとですね、お風呂に溜まってるアレです、アレ。ヒャァァァァァァァ、、、。

 

 

ただしですね、散々グロいグロい言ってきてから言うのもアレですが、単にグロいだけじゃないんですよ、これ。

 

最後に感動するんですよ。どんなラストシーンかは言えませんが、最後の最後でホラーからヒューマンドラマに劇的に変化するんですよ。

 

確かに胸糞悪いです。主人公の女の子、ビックリするくらい人を食べます。食べ過ぎです。でも、食べるのには理由があるんですよ。人を食べるという行為を通じて、愛を語る映画なんですよね。。。 ってこれだけ言っても意味不明なので、ちゃんとお話ししますねw

 

 

主人公はベジタリアンで、肉を食べないんですね。食べようとすると、何故かお母さんがキレる。一見すると肉アレルギーに見えなくもないですが、別にそんなことはない。

 

お父さん、お母さんが通った全寮制の獣医大学に入学した矢先、新入生いじりでウサギの心臓=肉を食べるという通過儀礼があり、追い込まれる主人公。そこに、先輩である実の姉が訪れて助けを求めるのだが、肉を食べさせられてしまう。

始めて肉を食べてしまってから、、、主人公は、変わった。。

 

 

みたいなお話なんですね。つまり、初めて肉を食べた時から、彼女はおかしくなってしまって、、、食べる!食べる!食べる!!

 

うん、ここまで話してもグロいものはグロいw でも皆さん、まだ諦めないで。。 

 

父親も母親もお姉さんも入学した大学にですね、妹である主人公も入るって設定がまず面白くてですね、実はこれ、通過儀礼と言っても家族の一員となる通過儀礼と思ったですよ。あんまりネタバレできませんけども、主人公の家族も変わり者が多くてですね、、、。

 

この映画の恐ろしいところは、少女が初めて肉を食べて、人肉に興味が湧いてきて、実際に行動を起こしてしまっても、特に騒がれないところなんですよね。。周りの学生も「クレイジー」としか言わないし、先輩のお姉さんはもっと冷静で。。

 

まるで食人が肯定されたかのような、特殊な世界観で作られているため、SFっぽいというか、シチュエーション・ホラーにも見えるのが独特でした。

 

さて、家族になるための通過儀礼という話に戻ると、父も母も姉も入った大学に入って新入生いじめを乗り越えて大人になっていく、家族の一員となるメタファーであったなぁと。そのための通過儀礼が、今作ではたまたま? 

 

人肉を食べるという行為だったのでしょう。。ってネタバレしてないか大丈夫か∑ヾ( ̄0 ̄;ノ 

 

つまり、家族と同じ大学に入って、同じ行為をすることで、家族の一員となっていく、家族愛を謳った映画だと思うんですよね。まぁ、こんな家族こちらから願い下げですけどw

 

家族愛に加えて、純粋に少女が女になっていく成長物語としても考えることができて、、、

 

冒頭にあった手痛い新入生歓迎会がフリになってるんですけども、高校を卒業したての女の子が初めてのお酒、初めてのタバコ、そして初めての、、、、など、少女にとっては過激なイベントが盛りだくさんなんですよね。そんな新入生歓迎会の刺激に対して、主人公の女の子は過度な抵抗反応を見せる。そりゃあそうです。今まで女の子として生きてきたのに、急に女として生きろって言われたのですから。

 

そんな少女から女になるまでの通過儀礼であったり障壁に対する人間の抵抗反応みたいなものを、「初めて肉を食べる」という行為に置き換えて映画化したのがカンヌで受賞した理由でしょう。。 ふぅ、なんて説明しづらい映画なんだw

 

 

 

[タイトルのRAWの意味とは?]

 

 

タイトルにあるRAW

 

翻訳すると、「加工してない」とか「生の」とかって意味らしいです。

 

https://ejje.weblio.jp/content/raw

 

 

人肉を食べるってストーリーから、RAWって言っても生肉かよっ!! 気持ち悪いタイトルだなw ってツッコミたくもなるんですけど、単に「生」という意味ではないんですよ、この映画。

 

デジカメで写真を撮るときにですね、凄く容量を食う撮影方式知ってます? 多分「RAW + FINE」って設定だと思うんですけど、撮影された画像とは別に、普通の写真ビューワーでは見れないRAW画像も含めるって設定で。その設定時の「RAW」の意味こそ、本作のタイトルに適していて、、、

 

「RAW」とは加工されてない、元々の、、、という意味になるんですよね。つまりですね、この映画での「RAW」とは「加工されてない人間」と言い換えることが出来るんですよ。

 

 

 

 

[何故獣医大学?]

 

以上の文脈を踏まえて、誰しも感じるであろう疑問、よりにもよって何故「獣医大学」という設定にしたのか? 

 
普通ですね、人肉を食べるんだったら医学部とかにすればいいじゃないですか? そこで標本とかホルマリン漬けをムシャムシャすればいいじゃないっすか? そんなB級映画ありそうですけどねw
 
でも、この映画はそうじゃない。医学じゃなく獣医学なんですよ。
 
少しネタバレですけど、主人公が肉を食べてから発疹が出来てうずくまっている時に突然挿入される「馬が走る」シーン、酒に酔った主人公が白眼をむいて、犬のように人間を食べようとするシーン。。。
 
もうお分かりですね?
 
主人公は初めて肉を食べてから、「野獣になってる」んですよね。現代の人間じゃなくなっている。そして、そもそも人間って今じゃ法律も条例もできて制限された生活を送っているけど、はるか昔に遡れば「生肉を食べる原始人」だったわけで。。
 
 

つまり、タイトルの「RAW」という言葉にもあるように、獣医学に入学した=生肉を食べる原始人=人間の本能が戻ってくるというメタファーになってるんですよね。

うん、美味い。いや、上手いなぁこの監督。。。
 
家族愛に始まり、少女から女への通過儀礼であったり、人間の本能に立ち返った話でもあり、、、
 
 
恐るべし!カンヌ映画!!!
 
 
 
 

 

 

 

 

 

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映画「THE PROMISE 君への誓い」ネタバレあり感想解説 あなたの知らないトルコ黒歴史

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さ 

 

 

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こんにちは! Machinakaです!!

 

 

 

今回批評するのはこちら!!

 

 

 

「THE PROMISE 君への誓い」

 

 

 

 

 

「スターウォーズ」のオスカーアイザック、「ハイドリヒを撃て!」のシャルロット・ルボン、「マネー・ショート」のクリスチャン・ベール

 

豪華キャストでトルコを舞台にした歴史大作!

 

こちゃ映画館で見るべきでしょう!

「アラビアのロレンス」とは行かないまでも、たっぷりの134分! 楽しんでいきたいところですね≧(´▽`)≦

 

 

 

 

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それでは「THE PROMISE 君への誓い」批評、いってみよーーーー!!!

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[あらすじ・見どころ]

 

 

「ホテル・ルワンダ」のテリー・ジョージ監督が、150万人が犠牲となったオスマン帝国によるアルメニア人大量虐殺事件を題材に、事件に翻弄された3人の男女を描いたヒューマンドラマ。オスマン帝国の小さな村に生まれ育ったアルメニア人青年ミカエル。医学を学ぶためにイスタンブールの大学に入学したミカエルはアルメニア人女性アナと出会い、互いに惹かれ合うが、アナにはアメリカ人ジャーナリストの恋人クリスの存在があった。第1次世界大戦とともにアルメニア人への弾圧がさらに強まる中、故郷の村に向かったミカエルはアルメニア人に対する虐殺を目撃する。一方のクリスはトルコの蛮行を世界に伝えるべく奔走し、アナもクリスと行動をともにする。ミカエル役に「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のオスカー・アイザック、アナ役に「イヴ・サンローラン」のシャルロット・ルボン、クリス役には「ダークナイト」3部作のクリスチャン・ベール。

http://eiga.com/movie/86978/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トルコを題材にした歴史モノ。しかも、予告編を見ると分かるように「ナチスのユダヤ人大虐殺以前に起こった物語」とか、「ヒトラーが参考にした虐殺の物語」とか、、、我々日本人にとっては、親日家で優しいという印象が強いトルコですけども、100年前にそんな大虐殺をしていたのか、、、

 

ちなみに、虐殺の背景としてはオスマントルコにおける民族主義が強くなり、移民として入ってきたアルメニア人を排除しようと動きが始まったそうな。つまり、レイシズムによる民族虐殺という、人道的に絶対許されない黒歴史がトルコで行われたのです。

 

 

 

 

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しかし、トルコとしてはこのアルメニア大虐殺を否定してるのです。

 

 

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だから、アルメニア大虐殺を報じるドラマ・映画を作るのはトルコにとってはタブー、絶対にあってはならないこと、なのです。

 

監督のインタビューで聞いた話では、この映画を作ったことによって、トルコへの入国が容易ではなくなったそうな、、、

 

もう映画を撮り直しできない、、ってかトルコで映画撮れなくなってしまいましたね。。。

 

おそらく、監督だけじゃなくて、スタッフやキャストの人も入国が普通の人より容易ではなくなったのは間違いないと思います。。

 

オスカーアイザックよ、トルコでスターウォーズ撮るときはどうするんだ? これから大丈夫か!?

 

つまりですね、製作陣はトルコを敵に回してもこの映画を作りたいって情熱があったわけですよ。リスクを背負っているのですよ!! それだけで100億点じゃないですか!?笑

 

 

一方ナチスを取り扱った映画は、もはや悪役の代名詞と言われるほど使われまくっています。やったことは同じなのに、、、つまり、虐殺を取り扱った映画でも、それを認める国と認めない国で映画の製作本数が明らかに違うってこと。ドイツがいかに寛容、、というか罪を償っているのかが分かります。。

 

 

とまぁ、非常に重苦しい前説から入りましたけど、、

 

 

 

 

 

 

それでは映画の感想でっす!!!!

 

 
 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

 

 

・一言感想

ただの歴史大作映画に非ず!!映画の力を信じた監督の執念がこもった社会派作品でありスポットライト映画! 

 

日本では絶対に報じないトルコ黒歴史の事実を目の当たりにせよ!!

オスカー・アイザックの幅の広すぎる演技に感服!そして、、クリスチャン・ベール、映画の度に顔帰るのやめろw 最初誰だか分かんなかったおwww

 
 
 
 

・感想

 

いやぁ、やられました。歴史大作といえばね、「アラビアのロレンス」とか「ガンジー」とか、伝記本が出るような実在の超有名人を描いた作品が多いんですよ。

 

でも、今作の主人公であるミカエル、アナ、クリスは実在の人物でなく、また大きな力を持っている人でもない、言わば「名もなき者」の物語であるのです。ただし、クリスに関しては実際のジャーナリストをミックスされた人物であり、報道がなされたのは事実なのです。ただ、三角関係の恋愛要素を入れる必要があったのか、、?いや、あるんですw 監督曰く、恋愛要素を入れることで観客が感情移入しやすくなる、物語に入りやすくなるんでしょうね。。

 

 

メロドラマが入った架空の歴史大作というジャンルでは、ブラピ主演の「マリアンヌ」がありましたよね。

 

 

しかし、これはメロドラマの名を借りたド迫力CG合戦映画であったり、ブラピのブラ泣き映画であったりしたので、社会派作品ではないんですよね。

ブラピって泣くとすごいカッコ悪くなるんだよなぁ。。。笑

 

 

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話に戻るとですね笑、今作はメロドラマ的な要素を入れつつも、メインとしてはトルコのアルメニア虐殺を取り扱ったものであり、テレビでは報道しない隠された事実にスポットライトを当てよう、とする映画なんですよね。

 

映画でいうと、文字通り「スポットライト」がアカデミー賞を獲りましたし、スピルバーグ監督の最新作「ペンタゴン・ペーパーズ」なんかもスポットライト映画なんですよね。

 

今回は、スポットライト映画として堂々たる社会派作品であると同時に、美しくも険しい地形を利用した戦争アクションもあり、メロドラマもあり、アガる要素がテンコ盛りで、非常に魅力的な要素が多かったです。

 

まずはオスカー・アイザックさんの好演!インテリ大学生から三角関係に悩む恋の悩み人、そしてトルコ軍と戦う民兵。。これを2時間ちょっとの映画で転々と演じたのですから、すごい。特にですね、ネタバレになりますけども、アナが死んだと分かった時のあの表情、驚きを隠せなくて何も喋れない。喋れないけど伝わってくる演技、、、思い出しただけで泣けてきます。

 

また、ざわちんもビビるほどのクリスチャンベールの顔面の変化にも驚きました。ただヒゲを付けただけじゃあそこまでリアルじゃないよ。クリスチャンベイルよ、お前はいくつ顔を持ってるんだw

 

 

・裏話

 

この映画はトルコでは撮影できなくて、実際はスペインで撮影されたそうです。そりゃあねぇ、税関に聞かれた時に「トルコ人の虐殺映画撮るからさ」なんて言えないですよね。「アルゴ」なら上手く通り抜けたかもしれないけども笑

 

また、制作費の9千万ドルのうち大半は、かつては世界で40位の富豪だった故カーク・コーリアンがお金を払ったそうです。残念ながら映画が公開される前の2015年に亡くなってしまいました。彼はこのアルメニア人大虐殺に巻き込まれたアルメニア人で、見事に生き延びてアメリカで成功したそう。

 

今作もアメリカに居場所を求めたオスカー・アイザックとその家族を写して映画は終わりますけども、もしかしたらカーク・コーリアンの人生を投影したものかもしれませんね。。。

 

 

 

 

[日本のテレビでは絶対に流れない]

 

今回の映画、よく日本で公開されたなぁと思いました。
 
何故なら、日本政府はトルコと大変仲が良く、トルコとは切っても切れない縁があるからです。
 
それを証明するのが「海難1890」という映画
 

 

 

なんと安倍首相とトルコのレジェップ大統領が一緒に鑑賞会をしたこともあるのです!!! この映画、キナくせぇぇ!!!
 
 
安倍晋三内閣総理大臣が現地時間13日、トルコ共和国のレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とイスタンブールで、内野聖陽主演の映画『海難1890』(田中光敏監督、12月5日公開)を鑑賞した。同作は、125年前に和歌山県串本町樫野崎沖で遭難したトルコ軍船の乗組員を現地の日本人が救助した「エルトゥールル号海難事故」と、その95年後にイラン・イラク戦争時の在イラン日本人をトルコ人が救出した出来事の二つの史実を基にした日本・トルコ合作映画。配給の東映によると、「合作とはいえ、両国のトップが一つの作品を鑑賞することは極めて異例のこと」だという。

https://www.cinematoday.jp/news/N0078086

 

 

 

え? この映画の内容は?

 

そりゃあね、これだけ政治色強ければクソになりますよw ただ日本でトルコ人を助けて、トルコで日本人を助けた話をくっつけただけっすよww

 

なんとね、このクソ映画は日本アカデミー賞で10部門ノミネートですって!! キナくせぇぇぇ!!!!!

 

つまりですね、トルコは良い国、優しい国、虐殺なんて絶対にやってないよ、過去の過ちなんてもういいよ、みたいに思ってる国同士なんですよね、日本とトルコって。だから絶対に今作のようなトルコの黒歴史を描いた映画は製作できない。

 

そんな中、あくまでも映画として、歴史大作者として公開してくれた意義は大きいですよ、本当に。だってトルコの歴史とか関係なく見に来る人が多いじゃないですか!! 知らずに見に行って、ラストの衝撃を受けてトルコの歴史を調べ始めるって、これが一番良いことだと思いますけどね〜。

 

最近上映した「否定と肯定」でもあったように、虐殺の事実なんてない!とか声高らかに嘘を叫ぶ輩もいます。でも、そんな人がこの映画を見てトルコの黒歴史を目の当たりにしてください。

 

追記になりますけどね、自分の国がやってきた過ちって、ちゃんと後世に伝えるべきですよ。なんたって日本は大悪党ナチスと組んで第二次世界大戦を描いたからね。悪の中の悪ですよ。

 

でも、テレビでも教科書でもほとんど「日本軍が悪かった」なんて書かないんですよね。大体が原爆と神風特攻隊の話になる。やたらと被害者ヅラした情報ばかり出てくるんですよね。

 

日本ももっと加害者としての第二次世界大戦を説明するべきですよ。日本統治下の中国や台湾で日本がどれだけ酷いことをしたか? 台湾は感謝してるなんて言うけどさ、あなた「セデック・バレ」見たことありますか?って話ですよ。

 

日本であろうとなかろうと、侵略・支配した国ってのはちゃんと反省しなきゃいけない。もっと教科書で勉強すべきだと思います。それを今後のThe Promiseにしてください!!

 

 

 

 

 

 

 

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映画「羊の木」ネタバレあり感想解説 羊のショーンが全ての伏線だった(嘘です)錦戸亮ベストアクト!

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「信じるか、疑うか」

 

 

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上の写真に写っている羊は左から杉山(北村一輝)、太田

(優香)、栗本(市川実日子)、福元(水澤紳吾)、大野(田中泯)、宮腰(松田龍平)、そして雨森(中村有志)。市に連れてこられた受刑者6人+釈放された1人の計7人が、迷える子羊を象徴しているのである。

 

そして、黄色い犬は紛れもなく、迷える子羊たちに翻弄される犬キャラ、月末一の象徴であろう。実際に、羊のショーンでは犬は牧羊犬として羊たちを見張っているのが仕事なのである。

 

 

 

 

 

そして、メガネを掛けている男性は牧場主として現場を仕切る人間として、吉田大八監督を象徴しているのは言うまでもないだろう。そして、議論が巻き起こっている「羊の木」の正体とは、、、、

 

まさか本作が羊の木とこれだけ共通点があるとは、誰しも想像し得ない驚愕の事実である。妄言と呼ぶ者もいるかもしれない。しかし、最後にこれだけは言わせて欲しい。

 

 

 

 

「信じるか、疑うか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってうっそぴょーーーーん(・ε・)!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは! Machinakaです!!

 

 

 

今回批評するのはこちら!!

 

 

 

「羊の木」

 

 

 

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吉田大八監督の最新作と聞いて、見に行かない映画ファンはいないのでは?

 

前作「美しい星」に引き続き、ジャニーズ俳優を主演に迎えて商業映画としての体裁を保ちつつも、監督の作家性を十二分に映画に反映させる力の持ち主。

 

もはや日本を背負って立つ映画監督と言っても過言ではないはず。

 

それに、私がインタビュー(間接的に)した唯一の監督でもありますし、個人的に親近感が湧くのです。

 

インタビュー?した記事はこちら!

 

 

それでは「羊の木」批評、いってみよーーーー!!!

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

[あらすじ・見どころ]

 

 

「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が錦戸亮を主演に迎え、山上たつひこ原作・いがらしみきお作画の同名コミックを実写映画化したヒューマンミステリー。寂れた港町・魚深にそれぞれ移住して来た6人の男女。彼らの受け入れを担当することになった市役所職員・月末は、これが過疎問題を解決するために町が身元引受人となって元受刑者を受け入れる、国家の極秘プロジェクトだと知る。月末や町の住人、そして6人にもそれぞれの経歴は明かされなかったが、やがて月末は、6人全員が元殺人犯だという事実を知ってしまう。そんな中、港で起きた死亡事故をきっかけに、町の住人たちと6人の運命が交錯しはじめる。月末の同級生・文役に木村文乃、6人の元殺人犯役に北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平と実力派キャストが集結。「クヒオ大佐」の香川まさひとが脚本を手がける。

http://eiga.com/movie/85656/

 

 

 

 

 

この映画は2012年にプロデューサーから打診されたものであり、原作から大幅に脚色を加えております。構想を練るのに今作の脚本を務めた香川まさひとさんと2年以上費やしたのだとか。

 

ちなみに、堺雅人のコメディ演技をいち早く世に知らしめた同監督の「クヒオ大佐」でも脚本を務めており、これが二度目のタッグです。

 

監督はインタビューの中で、原作付き映画について自分が関われる余地について語っており、一番大きく関われるのは脚本だと言っています。

 

https://natalie.mu/eiga/pp/hitsujinoki

 

 

原作付きの映画では脚本ではなく、脚色というふうに言い換えられるので、吉田大八が原作付き映画で関われる余地=脚色であると言えるでしょう。

 

今作は原作漫画と大きく異なる部分が多く、監督の脚色の力が大きいのです。

 

例えば、主人公の月末のキャラ造形。漫画では中年メタボおやじなのに、今作では超の付くイケメン。。。実は私、ジャニーズの中で一番イケメンだと思ってる錦戸亮さんが演じているのです。

 

そして、そもそも漫画では主人公が市長らしいのです。

 

また、市に受け入れる犯罪者も、原作では11人の犯罪者も今作では6人と数が違う。しかも、映画では6人全員が殺人で刑務所に入れられていた、という恐ろしい設定に、、、

 

これ、原作を通り越して別の作品なんじゃないか? と思ってしまうほどですw

 

監督としては、原作付きの映画であっても自分が大きく関われる余地がない映画は撮りたいと思わない、とも語っており、原作付きであってもオリジナリティを大切にするのだなぁとまじまじと感じるところでありました。

 

あと、作風で言えば、原作は絵のタッチもあってコミカルなのに、今回は暗いしな、、、

 

さぁ、原作と映画の違いについてアレコレ語ってもキリがない、ということで、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは映画の感想でっす!!!!

 

 
 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

 

 

・一言感想

一貫した宗教的メタファーが散りばめられながらも、吉田監督の音楽的センスが光る地方ディストピアの傑作!!

 
 

・解説

 

はい、羊のショーンでいじってしまって大変申し訳ないのですが、非常にドキドキ・ハラハラできるサスペンスとなっていたと思います。

 

本当に面白かった!!

 

先に解説っぽい解説をしておくとですね、本作「羊の木」とは、イギリスでは木綿は羊から取れる、と信じられておりました(そんなわけないのですがw)。

 

この盲信とも思える「人間の信じる」という純粋さと脆さを象徴したタイトルが「羊の木」であるのです。なぜ5匹なのかというと、太田・栗本・福元・大野・雨森の元殺人者の5名であり、この5人の共通点として「魚津市に来て以来、殺人を企て実行していない元殺人者」であるのです。

 

 

http://livedoor.blogimg.jp/club_typhoon/imgs/8/5/85f74d91.png

 

 

 

この5人はのろろ様という神様によって、救済が行われた。赦しを得たのです。杉山は殺人を企画し、宮腰はまんまと引っかかって殺してしまった。加えて、のろろ様を堂々と見てしまったのも杉山・宮腰だけ。市民は絶対にのろろ様を見ないのに、2人は掟を破って見てしまった。

 

つまり、この2人はのろろ様の言い伝え=村の掟を破った、という事になります。

 

 

 

 

さらに、突き詰めていくと、この羊の木を植物として具現化したものが「バロメッツ」というヨーロッパで流行した都市伝説的な想像図が挙げられます。

 

 

1920px-Vegetable_lamb_(Lee,_1887).jpg

 

 

これが映画のラストにて市川実日子さんの自宅前に咲いていた芽の象徴であると思われます。5人の救済者が決まってようやく咲いた一つの芽。5匹の生物を土に埋めたのは、、、お供え物なのかな?

 

 

 

 

[6人のキャラクター、みんな違ってみんな良い]

6人ものキャラクターがいて、それぞれ背景を過不足なく説明し、キャラ造形を行えた点が素晴らしい!! どのキャラクターも被ってないんですよね。。。

 

特にですね、宮腰のキャラクターはいわゆるサイコパスで、彼だけ殺人の動機がないんですよね。彼はサタンの象徴なのかな? つまり純粋なる悪の象徴で、殺人に一切の動機がない。殺したいから殺す、悪いことだから悪いことをする。という「純粋な悪」が宮腰だったと思います。

 

残りの5人にはちゃんと動機があって、杉山はお金のためや自己顕示欲を満たすため。他の受刑者はいわゆる「怨恨」の殺人ですよね。まぁ、、優香はまさかのドン引きSMプレイに興じていたわけだけどもwww はぁ、、せっかくなら濡れ場あったらなぁ、、、、

 

これらのキャラクター紹介を、普通人である月末を核としてスムースに紹介していた点が素晴らしい!

 

月末は受刑者を迎えるために車で駅まで出向き、受刑者を車に乗せて「いいところですよ。人もいい、魚も美味しい」と全く同じセリフを6人に対して話す。

 

そのセリフに対する反応によって、各受刑者の性格が一目瞭然に分かるのは、非常に手際の良い手法だったと思います。アガります。

 

 

 

 

 

[主人公の錦戸くんがとにかく良い!]

 

 

主人公の名前は月末一(はじめ)。変な名前ですよね。

 

なんだよ月末ってw

 

ただ、よくよく見てみると、「末」という文字と「羊」の文字。どこか似てますよね。。

 

末という字を逆さにすれば、どことなく「羊」に似るでしょう?

 

 

つまりですね、主人公は羊とは対照的に、普通人を演じ切ってくれたおかげで、受刑者の異常性がより際立つ作りとなっている。観客を代表する普通人が錦戸亮くんなのだと思います。

 

 

 

 
 
 

あ、これだけ最後に言わせてください!

 

 

優香まだまだエロいぜヤッホイ。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚

 

はい、これでアメトピに載る確率が限りなくゼロに近づきましたねw

 

だってしょうがないだろ!! まだまだイケる口でしたよあれ!!!!!

 

おじいさんになったら、老人ホームに入ろうか本気で考えてしまったMachinakaでした、、、、以上!!!!!

 

 

 

 

 

 

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「99.9刑事専門弁護士シーズン2第4話」ネタバレ感想 日曜劇場に工場が出る確率は99.9%

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く 

 

こんばんは! Machinakaです。

 

 

最初に言わせてください。

 

 

記事書くの遅れて申し訳ありませんでしたッッッ(土下寝)!!!

 

 

 

 

 

 

はい、土下寝したから許してくださいよγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ

 

 

忙しかったんすよ日曜、、、

 

 

ということで、なんと月曜に99.9を見て今ブログを書いております。。

 

 

それでは、

 

 

 

「99.9刑事専門弁護士シーズン2第4話」批評、、、いってみよ〜〜〜〜!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

[日曜劇場で工場が出る確率は99.9%]

 

今回は工場での殺人事件ということで、よくよく考えれば日曜劇場って工場が出る話、多いよね。。

 

 

まず半沢直樹。主人公も工場の息子でしたし。

 

 

 

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ルーズヴェルトゲーム。思えば工場✖️サラリーマン✖️スポーツ=勝利の方程式って、ここから始まったような。。

 

 

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下町ロケット。阿部寛が出稼ぎに来た外国人に思えて仕方がないw

 

 

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次に陸王。役所広司さん、この間の報知映画賞ではお世話になりました!

 

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そして今回の99.9

 

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日曜劇場に工場ですぎだろww これスポンサーの関係? いやいや、半沢直樹で味をしめたからに違いないですよねw

 

フジテレビで言うところの「世界の亀山モデル」、よろしくTBSの「世界の半沢モデル」でしょうね。

 

日曜劇場の半沢直樹では、男性視聴者、特に働き世代のおじさんも視聴者として獲得するために、極めて勧善懲悪で分かりやすい正義と悪の構図を、企業における元請けと下請け、発注者と受注者、貸し手と借り手などに置き換えてるところが特徴なんですよね。

 

特に半沢直樹では、社内では上司と部下、取引先でも上司と部下、元請けと下請け、など、対立するキャラクター間で社会的な力関係が存在する構図を作ってましたね。そんな力関係がある中で、部下が上司を、下請けが元請けをギャフンと言わせるのですから、そりゃ半沢がサラリーマンのヒーローになるわけですよw

 

今回の99.9も、犯人である会社社長と下請けのアダチ工業の塚地社長には、発注者と受注者という絶対に越えられない壁があり、発注者からの命令は絶対に答えなければいけない。例えそれが事実じゃなくても、発注者から言われたことが事実であり正論なのだ、と。

 

だからですね、今回の塚地さんには非常に感情移入をしてしまいました。いくら世の中的に良い製品を作ってもですね、発注者=お客さんの評価が全てだし、相対的な評価なんてないんですよ。

 

それにね、いくら良い製品であってもお客さんがその良さを理解してくれないと、どれだけ頑張って仕事しても評価されないんですよ。こちらに落ち度がなくても、お客様が文句言ったらクレームになるんですよ。。。だから、いくら頭が良くて良い製品を開発できる知識とアイデアと体力があっても、お客様とのコミュニケーションが一番大切なんですよ。。。

 

大手に落ち度があっても発注者だから大事にならない。でもね、中小企業に落ち度があった場合、由々しき事態になるわけですよ。だから大手企業の皆さんね、中小企業をいじめてるといつまでも自己成長しないから良心を持って仕事しましょうよ。打ち合わせタメ口とかダメですよ。。

 

わっ!!なんか愚痴みたいなこと言ってすいませんwww

え?妙に愚痴がリアルだって?  まぁ、、誰かの実体験じゃないですか、ハハハ。。。

 

 

ドラマでは社長が逮捕されて万々歳みたいになってるけど、塚地さんの今後が非常に気になってしまいます。

 

裁判で香川さんに犯人扱いされて(芝居だけど)、お得意様の社長が逮捕されて、明らかに受注額が減り、、、半沢直樹の悪役みたいな銀行員が塚地さんの工場を訪れて、、、、

 

キャーーー\(*`∧´)/!!!もう想像したくない!! 

 

今回の依頼人の奥さんはですね、天下無敵の深山弁護士にお願いしたからね、遺産も放棄せずに特許ももらってウハウハ生活ですよ。でもね、塚地さんは正直言って損しかしてないのよ。取引先の会社が傾き、特許もないまま、ただ裁判で時間を使っただけに過ぎない。。。

 

 

塚地さんの今後が心配だ!!!!!

 

なんかね、中小企業の人がドラマに出てると無性に応援したくなるんですよ、なんでかな。。。

 

 

 

 

 

[完全に半沢直樹でした]

 

 

香川照之が向上に訪れて、書類を出して社長を脅す。。

 

 

 

これ、完全に半沢直樹ですよ!!笑

 

 

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半沢直樹の時は、相手が鶴瓶さんw 99.9では裁判官を演じている鶴瓶さんですよ笑 日曜劇場ってメインキャストが被るから、ってか香川照之が被るからw こんな偶然の工場シーンが映るんですよねw

 

 

 

 

さて、次回は鶴瓶裁判官が活動する話ですね。。実は、99.9ってまだ悪役があまり活躍してないというか、視聴者の感情を揺さぶるほど攻撃的なヤツってあまり見てないんですよ。

 

鶴瓶さんが深山弁護士をどんどんイジメてほしい。。そう感じる次第であります。松本潤さんファンには申し訳ない? 大丈夫です、必ず深山弁護士は勝ちます!

 

真実は、いつも一つ!!

 

 

 

 

 

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妻の不倫に夫が下した決断とは? 映画「ファミリー・ツリー」ネタバレなし感想解説 

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こんばんは! Machinakaです。

 

 

ノー残デーで夕食を食べながら見ていた映画が、あまりにも胸を打ったのでご紹介します。

 

あと、やたらと浮気・不倫報道が乱交、、、いや乱行する現代だからこそ、紹介すべき映画だと思いました。

 

 

映画のタイトルはですね、「ファミリーツリー」= "Family tree"と言います。

 

 

あらすじをご紹介します。

 

 

・「サイドウェイ」「アバウト・シュミット」のアレクサンダー・ペイン監督がジョージ・クルーニーを主演に迎え、ハワイで暮らすある家族に起こる出来事を描いたドラマ。

・祖先の土地を受け継ぎ、ハワイで妻と2人の娘とともに暮らすマット・キングだが、ある日、妻のエリザベスがボートの事故でこん睡状態に陥ってしまう。

・さらに、エリザベスには不倫の相手がおり、離婚まで考えていたことが発覚。友人や長女もその事実を知っていたことにがく然としたマットは、自らの人生を見つめ直すことになる。第84回アカデミー賞で脚色賞を受賞。

http://eiga.com/movie/57144/

 

 

 

 

 

 

主演はジョージ・クルーニー。

もはや説明不要のスーパーダンディなイケメンの色男です。もうミドルネームにダンディって付けても何の違和感もないですよ。

 

 

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今作では彼の妻が不倫してしまい、妻と浮気相手の三角関係で争う物語となっているのですが、、、

 

 

何と、不倫した妻は海で事故に遭ってしまい植物人間に。しかも、妻の遺言書には「仮に植物人間になったら尊厳死を選ぶ」という文言がある関係で、残り数日〜数週間で命を絶ってしまう。

 

浮気のことを問い詰めたくても、聞くに聞けない状態なんです。

 

不倫相手の男について名前すら知らないため、不倫相手の情報を妻の友人や親戚に聞きまわるのですが、不倫なんかよりも先に、「妻がもうすぐ死ぬ」ということを伝えなければいけない。

 

しかし、完全に気が動転しているジョージ・クルーニーは、妻の危篤状態を伝えるよりも不倫相手が気になってしまい、空気を読まずに「不倫相手は誰だ!?」と問い詰めてしまうのです。

 

妻の友人たちは、彼女が入院してることは知ってるので、ジョージ・クルーニーに会ったらまず「妻の状態は?」と聞いてくるのですが、そんなのなりふり構わず「浮気の相手を知ってるか!?」と聞くジョージ・クルーニー。そんなんじゃ妻の友人も調子狂うに〜とばかりに、上手く答えてくれません。

 

超イケメンのジョージ・クルーニーも、ここまで酷い言動をしたらイケメンと呼ぶのは似合わない。

しかも、今作のジョージ・クルーニーは一度もスーツ姿を見せることなく、無精髭にハワイシャツと短パンの格好。これじゃダンディなジョージもダサく見える。ある意味衣装デザインが素晴らしい。

 

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彼がなぜハワイシャツばかり着てるのかと言うと、今作は基本的にハワイで撮られているのです。なぜかと言うと、彼の曽祖母がハワイ出身で、しかも大地主!!

 

ジョージ・クルーニーはハワイの広大な土地の権利を有しており、ずっと保有していたのですが、アメリカの法律が変わり長く土地を持ち続けることを禁止され、土地を誰かに売らなくてはいけない。という関係でビジネスのためにハワイを訪れるんですよね。

 

妻の不倫調査とハワイの不動産問題。

 

この二軸をベースに物語は進行します。あれ?どう考えても繋がる話じゃない? 安心してください、この問題が見事に繋がる衝撃の事実があなたを待ち受けていますから(*⌒∇⌒*)

 

それは映画で確認するとして、話の本筋に入りましょう。

 

 

ジョージはついに不倫相手の居場所を突き止め、彼を問い詰めようとします。

 

しかし、不倫相手にはジョージと同じく子供がおり、妻がおり、家族がいたのです。

 

予定では不倫相手をとっちめてやろうをタカをくくってましたが、話しかけたのは肝心の夫(不倫相手)ではなく彼の妻。

 

「今お子さんは何歳?」「家は近いの?」と他愛もない世間話をして、無駄に時間が過ぎていく。

 

自分が不倫の話をバラせば、不倫相手の家族も崩壊してしまう。自分のせいで、他の家族がダメになってしまう。そう考えて言い出せずにいたのです。

 

そんな時、不動産の売買問題の話が進展し、ハワイの土地を売り渡すのか、しばらく持ち続けるのか。決断に迫られます。

 

不倫相手との関係も、不倫相手に妻との関係を聞くのか、それともなかったことにするのか、、、これもまた、決断を迫られます。

 

妻の不倫と不動産の売買。どちらもですね「リスク」が伴う問題なんですよね。しかも人生を大きく左右する大問題。

 

彼はこの大問題を同時に迫られる。同じく男の私としては、非常にジョージに同感してしまいました。

 

この人生を左右する二大問題について、KeepかChangeを迫られている状況の中で、彼は映画の後半までKeepを貫くんです。つまり、妻の不倫も不動産も放っておいたらマズイのは分かってる。でも、なかなか行動に踏み出せない。そのまま時間が過ぎていく、そんなモゾモゾした時間をジョージと共有することになりますwww

 

 

・・・ここまで来たらネタバレをしたいところなんですが、話はここまで!!! あとはネタバレしない範囲で映画の感想を言います。

 

 

 

 

[映画の感想]

 

ジョージのカッコよすぎる英断に全世界の不倫被害者が感動!!!!

 

みんな、不倫されたらジョージの真似をしよう、そうすれば、みんなが幸せになるよ!!!

 

不倫と不動産売買、自己の人生と経済を左右する大問題に対して、彼が下した決断、、、その決断が「ファミリー・ツリー」というタイトルに結実する、素晴らしい結末!!

 

家族がより愛おしく、大切に思える不倫映画という逆説的な傑作でしたっ!!!

 

 

 

なんと言えばいいんでしょうか。こんな映画見たことないです。普通にですね、不倫映画だったら、不倫相手と被害者で言い争いがあるはずなんですよ。妻と夫と不倫相手で争いになるはずなんです。でも、この映画は不倫をした妻が植物人間になってるから三角関係や言い争いが出来ないどころか、妻が危篤状態にあるため「不倫問題は二の次」になってしまうんですよねw

 

不倫相手が不在のままで話が進む不倫映画。キーパーソン不在で進む映画なんです。邦画で言うところの、「桐島、部活やめるってよ」の桐島がいない状態と同じでしょうかね。

 

 

 

 

不倫を問い詰めたくても聞けないもどかしい状況に苛まれるジョージ。もう地獄ですw

 

でも安心してください。

 

散々引っ張ってくれますが、最後の最後には不倫相手と話すし、不動産の問題も決着しますから。。。

 

この映画を見て私が思ったのはですね、不倫をきっかけに家族が仲良くなることもあるということ。

 

私は不倫したことないですけど、世間のニュースを見ていると不倫=最悪って構図になって、芸能人だと高感度に致命的なダメージを与えますよね。

 

そうやって一面的な見方をしていた私でしたが、妻の不倫によって散らばっていた家族が集まり、話し合い、一致団結し、、

 

最後は幸せになっていく素晴らしい映画なんですよね。

 

 

また、これは近からず遠からずの話ですけど、ジョージ・クルーニーって俳優活動だけじゃなくて、環境問題や人道支援などにも積極的で、国連の会議にも参加したりしてるんですよね。

 

 

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映画を見た方なら、彼がなぜあんな決断をしたのかが分かるでしょう。そして、不倫問題も不動産問題の解決方法も、「ファミリー・ツリー」=家族の木=家族・先祖の絆を大事にした、というダブルメタファーになっているのが分かるでしょう。

 

 

あとは映画を見てご覧になってください。不倫のニュースに一喜一憂しているそこのあなた、、必見ですよ!!!

 

最後にですね、不倫妻が植物人間になってしまうという、夫にとってはとても過酷な映画ではあるんですけども、、、

 

この映画、全編を通してコメディですw ドタバタですw ジョージがドタドタ走りますwww

 

 

 

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映画「チャック ロッキーになった男」ネタバレなし感想解説 ロッキーのモデルとなった男の破天荒人生

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ロッキー!

ロッキー!

ロッキー!

ロッキー!

ロッキー!

 

こんばんは! Machinakaです。

 

 

「ロッキーは人生のバイブル」

 

「ロッキーを見て生きる力が湧いてきた」

 

「ロッキーは理想の男」

 

などなど、映画「ロッキー」を見て人生を救われた方が世界で何十億といることでしょうか。

 

映画を見ない人でもロッキーの名前くらい知ってるでしょう。いかにロッキーが人類に与えた影響が大きいか、、、

 

どんな人でも、ロッキーのひたむきな努力と諦めない精神が胸を打つことでしょう。初めてロッキーを見た人の感想は、未だに新鮮なものです。

 

しかし、ロッキーを始めて観て、

 

「え?これ俺じゃん?俺の人生じゃん!」

 

ってなる人は世界に一人しかいないでしょう。

そんな奇特な人が主人公の映画が、今回ご紹介する「チャック ロッキーになった男」です。

 

 

 

あらすじをご紹介します。と思って毎度おなじみの映画ドットコムさんを調べたのですが、、、なんと解説ナシ! そしてCheck-in3人wwww レビューナシwww

 

どんだけだw ロッキーのモデルとなった男の話なのに、なんでこんなに情報が少ないんだ!?

 

 

 

予告編はありましたよ! でも英語、、、

 

 

 

 

 

それもそのはずですね、これは日本の劇場で公開されなかったんですから。日本では劇場公開されなくてDVDで初めて出る映画をDVDストレートとかって言うんですけど、この映画はWOWOWストレートと名付けた方がいいですね笑

 

そう、WOWOWで初めて日本初公開したんですよ。WOWOWを契約した人しか見れないという、なんとも限定的な映画です。正直アクセス数とか何も期待してないですw

 

 

さ、あらすじの話に戻りますけども、簡単に書きますと、、、

 

 

・映画「ロッキー」のロッキーのモデルとなったボクサーであるチャックの実人生を劇映画化

 

・モハメド・アリに無謀な戦いを挑み、15Rの途中まで戦った実績が買われテレビで大人気に。

 

・その後、プロデューサーから電話があり、映画「ロッキー」のモデルにしたいとの連絡が。

 

・ロッキーを見たチャックは調子に乗って「俺がロッキーだ」と喧伝し豪遊する生活。ロッキーがアカデミー賞を獲って、さらに調子に乗る。

 

・自分=ロッキーと完全に思い込み、スタローンに会わせろと接触計画を立てる。しかし、気づいた頃にはもう、ロッキーが自分を追い越していた。。。

 

 

はい、こんな感じ。

 

 

ロッキーのモデルとなったチャックはですね、イタリア系アメリカ人でもなくニューヨーク州生まれのザ・アメリカ人。ってか似ても似つかねぇ、、、

 

 

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ただ、彼の生い立ちはスタローンと通じるところがあって、ニューヨークのスラム街で少年院・刑務所の二冠を達成、出所後にボクサーを目指すという、エリートヤンキーなのです。

 

映画でも出てきますが、モハメド・アリと戦い有名になった後、アンドレ・ザ・ジャイアントと戦ったり、なんとアントニオ猪木とも戦ったらしいんですよね!!!

 

動画がありましたよw ファンがいるもんですねぇ、、、

 

 

 

 

 

アンドレと戦ったのは76年、猪木と戦ったのは77年。ロッキーが公開されたのは1976年ですから、この頃が彼の人生のピークだったのです。

 

そして、この頃はチャック>>>超えられない壁>>ロッキーであった。

 

 

 

 

しかし、ご存知の通りロッキーはアカデミー賞を獲り、続編も決まり、ロッキーは世界が知るスターとなりましたね。

 

一方のチャックは、体も老いて仕事も少なくなる。

完全にロッキー>>超えられない壁>>チャックとなっていくんです。でも、本人のチャックはこれを認めない。

 

 

間違いなくロッキーは自分をモデル化したものであり、ロッキー=自分、ロッキーの活躍=自分の活躍。

 

彼は頼まれてもないのに見知らぬ人に「おい、ロッキー見たか?」「#ロッキーはいいぞ」みたいなオフラインTwitterを始めるんですよwwww

 

もちろん家族にも「おい見ろ、ロッキーが出てきたぞ!」みたいな話を子どもや妻に話してばかり。この時点で既にチャックはチャックでなく、ロッキーになってしまったのです。

 

もちろん視聴者の私は自分がロッキーだと思ってないですから、客観的に見てたんですけどね、チャックのロッキー宣伝、というか自慢話が本当にイタくてイタくて、、、

 

ボクサーとしてアリと戦ったのは偉いんですけど、でも映画に関してはチャックって何もしてないんだよねw だから映画に対して主張されても、仕事してないじゃんってw

 

映画史上最強の自己中男かもしれません。本当にイタいやつです。。

 

ひたすら自慢話をするチャックは、「ブルージャスミン」で仕事できるアピールを散々していたイタい女、ケイト・ブランシェットを彷彿とさせました。。。こいつもイタかった

 

 

 

 

 

自己満って誰にでもある話だし、俺自身もすっごい自慢話しちゃうんですよ。まぁ、ロッキーのモデルになった!みたいなデカい話はしないけど、アクセス数よかった時とかTwitterでつぶやくし、自己紹介がてらに映画ブログやってますとか言っちゃうし(映画のつながりが欲しいからアピールしてるんですけど)

 

でも、自己満話って客観的に見るとこれほどイタいんだ。辛すぎる、と率直に感じましたよ。もう二度と自慢話なんてしたくないって思うくらい、、、

 

もう報知映画賞出たって自慢話しないからなっ!!!

 

 

自慢は時には人生を滅ぼす。そう感じた映画でした。

 

 

 

そして、映画という虚構のボクサーであるロッキーが、実在のボクサーであるチャックを追い越していくのが本当に切なくて、、、

 

 

もちろんトレーニングはしてるし努力しているけど、スタローンはガチの世界タイトル戦やってないんだよ! いや、スタローンは大好きだけどさ、この映画を見ると、なんで実際にタイトル戦やったチャックがこれほど浮かばれないんだよって、切なくなってしまうほどです。

 

ロッキー=自分と完全に思い込んでしまったチャックは、まるで「ロッキー2」を予言していたかのような転落人生を送ってしまいます。もしかしてチャックの堕落人生をスタローンは見ていたのか?と感じるほどです。

 

アメリカンドリームを映画でも実際でも掴んだスタローンと比べ、アメリカンドリームを掴み損ねた男の物語です。

 

 

「現実VS虚構」というのが某邦画のキャッチコピーとなりましたが、この映画にキャッチコピーを付けるならば、

 

「現実<虚構」ですよ

 

映画の力の素晴らしさを感じるとともに、恐ろしさも感じた一作です。ぜひご覧あれ!

 

 

下の写真は、この映画を見ていればなんとも哀愁漂うシーンです。

 

 

 

 

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